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zoom RSS テーマ「人生航路」のブログ記事

みんなの「人生航路」ブログ


BL 1625 貯木

2017/12/16 12:54

母親は、上品な女性で、何人かのお手伝いを雇い、家の中や庭など、きれいに作り上げていた。
なんでそのように、金があるのかと聞くと、学の祖父は次男ではあったが、長男を手伝い、その昔造園業をやっていたという。
貯木のため、原っぱだった土地をかなり持っていたので、兄貴に分けてもらったとのことだ。
その土地はあれよあれよという間に値上がりし、手がつけられないほどの大金が転がり込んできたという。







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BL 1624 百科事典

2017/12/16 12:44

家の中へ入ると、そこにはまた、青い眼をした、ペルシャ猫だとかなんとか言っていたが、これまた血統書付の高級な猫だというのが3匹ほど、母親が可愛がっていた。
家のなかの家具や調度品は見たこともない、皇族のお宅ではないかと思われるようなしつらえだ。
泊まっていくようにと勧められ、泊まった。そこには全く見たこともない、そのために作らせたのかと、思われるような本棚があり、そこには、とんでもない百科事典等が、びっしり収まっている。



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BL 1623 血統犬

2017/12/16 12:34

外国製のカマロだとかいう、わけのわからない外車を乗り回していた。
日本の車は、ドアを閉めたときの音が軽すぎる、といって、重厚なドアの音のする外車を次から次と乗り回していたのである。
親父を早くに亡くしており、母と2人の生活だ。
邸宅へ誘われていったが、屋敷の前には、外車を収納できる車庫があり、門の横には、鉄格子で囲った、立派な犬小屋だ。
ひかるの生活、犬以下だ。
この犬がまたデッカイ、3匹もおり、人間なぞひと噛みで殺しそうで、それこそ血統書付のいい犬だという。



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BL 1622 新婚生活をスタート

2017/12/16 12:24

悔しくても、侮辱されても、頭を下げ続けたが、結果的に、許してもらえなかった。
彼女が、親兄弟、親戚含め、すべて縁を切る、1緒になろうと言ってくれたときは、涙が止まらなかった。
ひかるは一生、彼女を路頭に迷わす事はすまい、と心に誓って、新婚生活をスタートさせた。
新婚当時、女房の友達を含め7、8人の仲間で、同年代とあってよく飲み食いをした。
その中に1人、独身の中山学がいた。
学はとんでもない男で、十数億もの資産を持ち、自由が丘の邸宅住まいだ。



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BL 1621 怒り

2017/12/16 12:14

ひかるも生まれて初めて他人さまに馬鹿にされ、コケにされる屈辱感は味わったことがない。
当時、沖縄生まれでパスポートを持っている。自分でも劣等感は感じていたが、それをもろに罵られると、人間の感情は火に油を注ぐようなものだ。
こんな人間、生きている価値がない・・ぶっ殺してしまえ!
それくらい憤りを感じた。
しかしふるさとで、今日もヘラで草取りに汗を流し、爪に火をともして生きる両親の事を考えると、息子が東京へ出て殺人を犯した、なんて白い目で周りから見られて生きるのは、あまりにも酷だ。



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BL 1620 地図にない島

2017/12/16 05:54

結婚の約束をし、相手の親のところへ挨拶に行くと、猛反対だ。
当時、沖縄は日本国ではない。米国統治下で、パスポートを持っており、ましてやひかるの生まれ育った島など、日本の地図には載っていない、
彼女の実家は、代々手広く商売をしており、嘘かまことかは分からないが、皇族にもつながる由緒ある家だと言っていた。
そんな家柄が、ひかるみたいな見た目も格好も、田舎者。ましてや、沖縄となると、反対するのは当然だ。
座布団を投げつけられ、しまいには、塩をまかれるありさまだ。







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BL 1619 着のみ着のまま

2017/12/16 05:44

ひかるの息子は34才、子会社、下請会社を使いこなしバリバリ働いている。
今の時代はどうだのこうだのと、親父に説教するくらいのバリバリ、毎日が充実しているようだ。
軽い男に言い聞かせる気などさらさらないが、つい経験した犬の糞物語を話してやった。
ひかるは高校卒業と同時に、周囲12キロ海抜12メータという、日本の南端の小さな島から、着のみ着のままで上京した。
昼間は必死で働き、夜学の後テレビ界へ就職した。
その時知り合った東京生まれの東京育ち、江戸っ子の彼女と出会うことができた。



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BL 1618 同居

2017/12/16 05:34

東京の文京区に親と同居しており、どうも生活するのには困らないようだ。
文京区あたりは東京のど真ん中で、そこに親の代から生活しているということは、土地なり資産があるだろう。
当然あくせく働く必要もなく、十分食べるくらいの収入があるだろう。
が、しかし男として考えると軽すぎる。
ティッシュペーパーがふらふらしているようなもので、ちょっと風が吹けば舞い上がり、己をコントロールできないような、あまりにも軽い幼い感じすら受けるのである。



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BL 1617 軽すぎる

2017/12/16 05:24

歳をとるとセックスの数が追いつかず、なかなか仲直りできないというとおじさんのいうことは的を得ていると、おおはしゃぎだ。
世間話をしていると、同じ民宿の泊まり客、男が2人、話につられ、ぶらりと入ってきた。
いちばん年上だと思われる、30歳くらいの男の言動がどうも気になる。
自分は1度も仕事をしたことがない、フリーターであることを自慢している。
態度や言動から見て、どうも軽すぎる。
スタイル格好そのものは普通の十人並みだが、男として結婚をしようとか、そういう感覚は全くないようだ。



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BL 1616 年間半々生活

2017/12/16 05:14

南の島の夜は開放的だ。
食事を済ませ、8時過ぎ、庭のテーブルで、泡盛を飲んでいると、民宿の20代半ばのカップルが2組散策がてら、ぶらりと入ってきた。
東京と島を年間半々生活してるわたしを見て、うらやましい。自分の両親にもそのような生活をしてもらいたいと、話していた。
親父は定年になるの楽しみにしていたが、いざ定年になると、朝から晩まで夫婦角突き合わせで、些細なことで、口争いが絶えないという。
若いうちは、朝昼晩喧嘩するが、朝昼晩セックスをすれば、仲直りができる。



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タイトル 日 時
BL 1615 ハエ
島のじいさんが、おしゃべりにきた。 泡盛とサバの缶詰で飲んでいると、ハエがうるさい。 このハエ何とかならないのかなぁというと、8時半まで待てよという。 訳を聞くと、ハエは8時半になると就寝の時間だという。 言われてみて初めて気がついたが本当に8時半になると、ありゃりゃ、ハエがピ タリといなくなった。 島のハエは夜8時半就寝だそうだ。 島の人たちは、行動時間が夜型だ。 9時10時から平気で飲み歩く。 ハエの時間を考え行動をずらしているのだろうか? 島での生活、色々と頭を使う。... ...続きを見る

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2017/12/15 19:27
BL 1615 ハエ
島のじいさんが、おしゃべりにきた。 泡盛とサバの缶詰で飲んでいると、ハエがうるさい。 このハエ何とかならないのかなぁというと、8時半まで待てよという。 訳を聞くと、ハエは8時半になると就寝の時間だという。 言われてみて初めて気がついたが本当に8時半になると、ありゃりゃ、ハエがピタリといなくなった。 島のハエは夜8時半就寝だそうだ。 島の人たちは、行動時間が夜型だ。 9時10時から平気で飲み歩く。 ハエの時間を考え行動をずらしているのだろうか? 島での生活、色々と頭を使う。 ... ...続きを見る

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2017/12/15 17:54
BL 1614 贅沢な牛
もちろん生えている草なら、雨に濡れていても食べるが、苅って雨に濡れた草は刈りたて、新鮮な草でも食べないという。 本当なのだろうか? この島の牛だけが、贅沢な生活をしているのか? なんで新鮮な草でも、雨に濡れたら、食べないのだろうか? 生えた、雨に濡れた草は食べるのに? 不思議である。 他の島の牛飼いさ〜ん、教えて・・・ ...続きを見る

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2017/12/15 17:44
BL 1613 小雨
ある小雨の日、牧場をやっている青年が、我が家へ来て、のんびり喋っている。 牛の草は刈ったのか、と聞くと、牛は、濡れた草は、食べないという。 ??? それでは雨が降った日はどうするんだと聞くと、干し草を食べさせるとのことだ。 初めて聞いたが、牛は、苅った草、どんな新鮮な草でも、雨に濡れていると食べないという。 枯らした草、干し草なら、雨に濡れても食べるとのことだ。 ...続きを見る

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2017/12/15 17:34
BL 1612 山羊の乳
勿論、ミルクは無い時代。 そこで、山羊の乳を頂く事になる。そうやって島の子供達は育ったのである。 ひかるも母に、3軒の家から、山羊の乳を頂いたという。 だから、3軒の家の山羊様には感謝しなさいよといわれた。 よって、恩返しのため、ひかは物心ついた時から山羊を飼わされ、一生懸命山羊の草を刈ったもんだ。 そしてその3軒の家に子供が誕生した時には、私の飼っていた山羊の乳を恩返しするということだ。 ひかるがこうやって生きていられるのも、山羊様のおかげだ。神様だ。 ...続きを見る

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2017/12/15 17:24
BL 1611 ヤギ
南の島で、ヤギは重要な存在である。 人間をはじめほとんどの動物は、生きていくのに水を必要とする。 しかし、ヤギは川がなくても、水のない所でも何ら問題なく生きられる。 八丈島の手前に、周りは崖で人が住めない無人島があるが、そこには、かなりの山羊が野生化して育っている。 山羊の生き延びる力は半端じゃない。 この黒島では昔、妊娠すると出産日を計算。 まず妊娠してる山羊をどう確保するかが、大きな問題だ。 子供が生まれても、昔は栄養が行き届かず母親の乳が出ない場合が結構あった。 ...続きを見る

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2017/12/15 17:14
BL 1610 沖縄の長寿
南の島には、いろいろな不思議がいっぱいだ。 この島の人たちは昔、牛肉はあんまり好まなかったが、最近では牛肉を食べる機会が多い。 やはり、その時も、牛汁にはヨモギを入れて食べる。 島の人たちは知らないところで、健康管理ができいるようだ。 ちなみに、ヨモギは野生でどこにでも生えている。 東北人はおしんこを多く食べ、塩分を取り過ぎ、高血圧で寿命が短い、と聞く。庭先にヨモギを植え、利用するといいかも。沖縄の長寿はヨモギのせいかも? ...続きを見る

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2017/12/15 12:54
BL 1609 下げ薬
南の島々には、山羊を飼育しており、山羊汁は、生活に欠かせない。 そして、必ずと言っていいくらい、そこにはヨモギが入っている。 山羊ジルは、血圧を上げる、ヨモギは、血圧を下げる効果がある。 だから、この組み合わせは、どこの家庭でも行われている。 古老に聞くと、ヨモギは、サギグスイ、下げ薬と、呼んでいる。 昔の人はよくぞ、血圧計もなかっただろうに、どうやって、そのような組み合わせを考えたのだろうか。 ...続きを見る

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2017/12/15 12:44
BL 1608 渡り鳥
この言葉がどこから来たのかわからないが、もしかすると、アフリカの山奥で、友達のことをドウシンキ、というような所があるかもしれない。 渡り鳥が、その言葉をくわえ、島へポコリと落としていったかも? 種子が島で根付き、しっかり島の言葉になったような気がする。 友達の、友達は、みな友達だ。 ドウシンキの、ドウシンキは、みなドウシンキだ。 ...続きを見る

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2017/12/15 12:34
BL 1607 ドウシ
友人のことを、島の方言では、ドウシ、と言う。 友達という、複数、総称する場合は、普通、島の方言では、ERがつくが、この友人には、それが付かない。 友達は、ドウシンキ、という。 この友達という、ドウシンキは、他の方言と共通しない、変わり種だ。 ...続きを見る

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2017/12/15 12:26
BL 1606 ハーリー競争
昔から続くこの島のハーリー競争は、かじ取りが絶対の権限を持っており、完全に統括している。 言うなれば、統治者が、トウージーになっているのだろう。 また、女房、妻を、なんと言うかというと、トウージーのハイホンを2つとった、「トウジ」と呼ぶ。 トウジ(妻)は、家庭を賄い、やりくりする、言うなれば、家庭の統治者だ。 よって、トウジと言われるのは、当たり前である。 ...続きを見る

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2017/12/15 12:14
BL 1605 トウージ
この島の方言を見ていると、突然変異みたいな訳の分からない方言が、時々出てくる。 豊年際にハーリー競争が昔からある。その船のかじ取り役は重要である。 かじ取り役のことを島の方言では、トウージーという。 なぜかじ取りが、トウージーなのか? 日本の言葉でいうと、統括、統治に当たり、つながるのではないかと思う。 統治が、トウージーになったのではないだろうか。 その昔、この島には、あまりものを書くという習慣がなかったのに、不思議である。 ...続きを見る

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2017/12/15 05:54
BL 1604 喜怒哀楽
何のために今まで動いてきたのか? 今、何のために動いているのか? これから、どう動かせるか? 己の可能性に、立ち向かおうではないか! 人生の 喜怒哀楽に ロマンあり 若者よ 思い残すな 明日は華   貴方には 誰にも盗られない 知恵がある   貴方には 誰にも止められない 鼓動がある これしかない! 己の人生ドラマ ロマンを持て! そして  命を張れ!  命を張れ! ...続きを見る

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2017/12/15 05:44
BL 1603 夢をまっとう
本当に、人生の辛酸をなめ尽くしたと、言われる状況だった。 それでも、しがみつき、夢をまっとうした。 もちろん長男ではあるが、両親の死に目にも会えなかった。 そんな経験の中から、今の若者たちには、是非、勇気を持って、己の道を貫いてほしい。 親が何を言おうと関係ない! 親は、己の人生をすでに歩んできている。これからは、自分の人生は自分で決断する、でいい。 この世にポコンと動き出した、貴方の鼓動、100パーセント、間違いなく、いずれは止まる。 ...続きを見る

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2017/12/15 05:34
BL 1602 白黒時代
そこから人生がスタート、親兄弟を捨て、故郷も捨て、着のみ着のままで上京、夜学へ通いながら必死に勉強した。 ブログをやっている人ならウイルコムと言う会社、知っているだろう。 ホームページに誇らしく、人口カバー率99パーセントと出ているが、ひかるの育った島はまだカバーされていない、今なお日本最後の情報過疎地だ。 半年遅れに漫画本が流れ着くが、それが唯一の情報源だ。 昭和40年、もちろんテレビは白黒時代で、終日放送しているわけではなかった。 やっとの思いでテレビ業界へ入った。 ...続きを見る

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2017/12/15 05:24
BL 1601 人生のスタート
ひかるが、なぜ、テレビ業界を目指したのか。 昭和30年代、TVは、緒についたばかりだ。 はるか南端の島で、映画館は無いが、子供心に映画を観たかった。 石垣島まで渡れば、映画は見れたが、家が貧しく、それもできなかった。 マンガ本の片隅に、4コマで、コタツに入りながら映画が見られる。それがテレビだと、書いてあった。 それだ! 家にいながら、映画が見られるという、わけのわからない、テレビというものの解明に、人生をかけよう。 ...続きを見る

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2017/12/15 05:14
BL 1600 生活力
今の20代、フリーターやニートと呼ばれる人たち、本気で20代をどう過ごすか。考えてほしい。 まずは、親や周りが親身になって、立て直しを支援する必要があるだろう。 生活力の基盤のない男、どんなに男まえが良くても女は逃げていくぞ・・・ ...続きを見る

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2017/12/14 17:54
BL 1599 経験
30代になって、よほど謙虚な気持ちで、一心不乱に、人生を立て直せばいいのだが、それもまた難しい。 経験した人でなければわからないが、30代、あっという間に、10年が過ぎてしまう。人生で1番時間が短く感じられる年代だ。 所帯を持つ事もなかなか難しい状況になり、40代に突入すると、人生を立て直すをのは、かなり困難である。 ...続きを見る

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2017/12/14 17:44
BL 1598 逆恨み
東京から帰った人間は、キャパシティが狭いからすぐ噂になる。 同窓生の下で、あるいは、自分の後輩の下で、顎で使われる身となると、頭へ来る。 それで喧嘩をし、また上京する。 20代で、そのようなことをしていると、あっという間に30代だ。 好きな恋人がいたとしても、女は生活力をまず先に見る。 いつの間にかほかの男と結婚してしまうという結果だ。 そうなると、彼女を恨みつらみ、場合によっては、彼女を奪った男にまで、逆恨みをし、心が荒れる。 ...続きを見る

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2017/12/14 17:34
BL 1597 大事な時期
昨日も東京の大学にいる娘から電話があり、辛かったらいつでも帰って来なさい、と母親は伝えたそうだ。 沖縄の女性は、あまりにも情が深すぎ、子供を崖から突き放せない。 結果的に、親の面倒を見る、と格好をつけホームシックに負け、厳しい大人の世界へ踏み込めない。 それがいい事なのか、悪い事なのか、悩んでしまう・・・ 20代、その人の人生を大きく左右する、いちばん大事な時期である。 Y君のように、地元へ帰ると、同窓生は地元企業でそれなりに活躍しだしている。 ...続きを見る

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2017/12/14 17:24
BL 1596 2度と帰ってくるな
今の沖縄の若者はそんな覚悟も何もない、と言われてしまう。 原因は何かと考えたら、沖縄の母親は子供が旅立つとき、辛いことがあったら、何かあったら、いつでも帰ってこい。親の元へ戻ればいいと言って、旅立たせる。 それだ、と考え、ひかるは、沖縄の母親に、子供を崖から突き放す、2度と帰ってくるな、例え乞食をしても帰ってくるな、と言って旅立たせよ、と説いているが、どんなに言い聞かせても、それは無理だった。 ...続きを見る

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2017/12/14 17:14
BL 1589 英語
ちなみに島では、食器のちゃわんもマハンと言う。 また島の方言で、ほとんど当てはまることだか、複称、総称の場合、単称の単語に、ERをつければ事が済む。 その点は、どうも英語と同じだ。 例えば、バカな奴、あほな奴を方言でいうと、プリムン、になる。 複称、あるいは総称して言うと、それはERを付けて、プラーになる。 わんぱく小僧の事を、ヤマング、と言う。 複称、ないしは総称すると、ERをつけてヤマンガアー、になる。 太る、というのは、パンタル、と表現する。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1586 ミーラ取り
以前、民宿のヘルパーをしていた、27歳前後の女がいた。 父親は公務員だと言う。 南の島へ行った切りで、心配だっただろう。迎えに来た。 今日は子牛のセリで、見に行くと、帰ったはずのその子が牧場へ泊り込み、牛飼いをやっていると言う。 親が許さないだろう、と言うと、ミーラ取りがミーラに成ったのか、父親はこんな良い島は無い、とたびたび訪れると言う。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1592 ハローワーク
島の爺ジーに、なんで働くが、ワークなんだと聞いたら、お前は、ヤマトウへ行って、屁理屈屋になった。 そんな事、ワシに聞いても分からない。昔からそうなっているのだから、しかたないさ! ごちゃごちゃ屁理屈ばかりこいてないで、「ワーキバ」、(働け !)、と怒られた。 まあ まあと言って、泡盛をつぐと、すべて円満解決。 飛び交う方言を聞いていたら、いにしえの昔へタイムスリップ。 島の年寄りは、性根が正直で優しい。 私は島の年寄りが大好きだ。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1590 ワーク
太った人達、と総称すると、やはりERをつけて、パンタラー、になる。 日本国内に、理解しがたい、日本人がいた。 しかし、日本人のルーツかもしれない・・・ 日本南端の島は、ERだらけだ。 逃げるは、ピンギルだが、逃げ足の速いやつ、ピンギヤーだ。 極めつけの方言は、働くだ。 働く事は、石器時代の昔からあっただろう。その言葉が、ものの見事、英語のワークと、同じだ。 働く、それは、方言でも「ワーク」である。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1594 説得不能
Y君の評判も良かったので、そろそろチーフとして番組を仕切らせ、テロップで画面に名前が出れば責任感も出、やる気も出すだろう、と思っていた矢先、また社長から電話だ。 病気が出たという。 今度は何度説得しても、田舎へ帰るの一点張りだ。 仕事はどうするのか、と聞くと、タクシーでも何でもかまわない、とぬかす。 何でこいつのために仕事を紹介してしまったのか、ましてやこちらの顔に泥を塗るようなことまでされて、腹が立って往復ビンタをはりたくなった。 とうとう、田舎へ帰ってしまった。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1591 ハローワーク
東京の放送局、キーステーションに沖縄出身者はひかる一人しかいなかった。 どこで、聞きつけたのか、沖縄の若者が、キー局で番組制作したいけど、どうしたら良いかという相談、いわゆる就職相談が結構あった。 ひかるの知人に、人格良好すばらしい男がいたので、技術プロダクションを作らせ、毎月一定量の仕事を出し、バックアップ体制をとっていた会社があったので、一人の沖縄出身者、Y君を紹介した。 社長は、あなたの紹介なら、100%間違いないと、即座に採用が決まった。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1587 牛飼い女
よく聞くと、他にも牧場に泊り込み、牛飼い女が3人もいると言う。 彼女は大学も出ており、丸の内でキラキラ輝くキャリヤウーマンとしても通用する頭脳明晰、牛飼いがそんなに魅力的なのだろうか、訳が分からなくなった。 160頭もの子牛がセリに出され、45万円前後の値が付いていた。 あすは神戸か松坂か。 子牛と別れる牛飼い女の目に涙、印象的だった。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1595 帰郷病
更に数年後、上京し社長に仕事をさせてほしいと頼み込んだという。 呆れ果て世の中甘くみるんじゃないぞ、と言いたくなったが勝手にしろ、と言ってやった。 ひかるの知る限りの会社経営者、社長が口を揃えて言うのは、沖縄出身者は田舎へ帰るという陽気が2、3年おきに必ず出てくる。 だから沖縄出身者だけは採用したくないとまで、言い切る社長もいる。 ひかるを見てくれ、一徹に何が何でも仕事一点張りでやりとげる沖縄人だっているんだよ、というと、あなたはパスポートを持って本土に乗り込んだ人だ。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1593 帰郷願望
Y君の仕事ぶり、評判もよく、そろそろレギュラー番組を持たせてもいいかなと、思っていた矢先、社長からの電話。 Y君が、仕事を辞め、親の面倒を見るため、田舎へ帰るというので、説得してほしいとのことだ。 親のこともあるかもしれないが、自分の年を考え、仕事を大事にしろ、なかなか自分のやりたい仕事、簡単に手には入らないぞ、と説得をし、何とか思いとどまらすることができた。 ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1588 MAKAN
この島の方言を聞いていると、訳のわからない事が沢山出てくる。 足の事をパンと呼び、ハブのこともパンという。 畑に使うクワの事をパーイと呼ぶ。 このパーイはペルーの山奥の原住民が使う言葉だと言われている。 インドネシアを旅行したおり、ところどころ車窓に、MAKANというローマ字の看板がでてきたのでガイドに聞いてみると、レストランの意味だという。 島の方言で、うまいは、まーはんで、食事の事をマハンというが、そのインドネシアのマカンと発音イントネーションがぴったりだったのには驚いた。 ... ...続きを見る

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2017/12/14 13:17
BL 1585 親の言葉を聞いて育つ!
子供は、親の背中を見て育つ、いつの間にか、親や、周りに、そのような残酷な言葉が飛び交うのを聞き、精神的に、残酷なシーンが受け入れられているのではないだろうか。 喧嘩など、興奮してる時に、周りへの配慮は難しいだろうけど、普段から、言葉の使い方、表現の仕方に、心配りが必要ではないだろうか。 子供は、親の背中を見て育つ! 親の言葉を聞いて育つ! 気をつけよう・・・ ...続きを見る

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2017/12/13 17:54
BL 1584 残酷シーン
島の人が、もともと心根が優しい、穏やかであるから、残忍なシーンを連想するその言葉は、使い辛いので、自然に言葉が変換されてでてくるのである。 島の人は素晴らしいと、つくづく感じる日々である。 マスコミでは、子供が親を、あるいは兄弟、家族を、残忍な残酷な殺人報道が多い。 皆さん、夫婦喧嘩、親子や家族喧嘩の中で、知らずに、殺すぞ!とか、殺してやりたい!とか、そのような言葉が日常、ポロリと出ているのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/12/13 17:44
BL 1583 殺すぞ!
島で生活してると、時々、言葉遣い、表現に、あれれ?、と感じる事がある。 話の中で冗談に、殺すぞ! 、あるいは殺されるぞ!、 という言葉が出てくるはずだ。 島の人の表現では、それは、死なすぞ!、死なされるぞ!、と言う、表現になっている。 何んでそんな表現になるのだろうかとよく考えると、殺すぞ!、殺されるぞ!という表現には、頭をブチ割られ、非常に残忍な、残酷なシーンが先に浮かぶ。 その点、島の表現では、そのような残忍さは、抑えられる。 ...続きを見る

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2017/12/13 17:34
BL 1582 御嶽
沖縄本島にある御嶽は、久高島に島々を作った神様が、降り立ったという事で、久高島を向き、御嶽信仰が行われているという。 しかし450キロ離れたこの島には、そのような信仰は全く無関係だ。 理解出来ないのは、島の十数カ所の御嶽は、それぞれ、方向がバラバラで、統一されていない。こんな小さな島で統一されな疑問、不思議である。 御嶽は本土でいうお寺みたいなものだが、2キロ未満の空間に、これ程のお寺なり、御嶽があるような地区はないだろう。 この島を調べていくと、不思議な事だらけだ。 ...続きを見る

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2017/12/13 17:24
BL 1581 物々交換
島には人が溢れ、耕作地を岩の上まで広げたという、その痕跡は今でも残っている。 岩の上に出来る作物など、あるはずがないと思って、古老に聞くと、事もなげに、粟なら十分作れるとの事だ。 言われてみれば、60年前、島には粟が野生化し、野生のウズラがたくさんいた。 ウズラの卵、仕掛けでウズラを捕らえて、食した事を思い出す。 また、御嶽は今でも十数カ所残っている。直径1キロちょっとの島に、本土では考えられない、十数カ所の御嶽の跡が残っている。 ...続きを見る

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2017/12/13 17:14
BL 1580 門中
それ以降も、石垣島等へかなりの人が強制移住させられたという。 1500年代からは600年代にかけて、日本では武士が勢力争いをしていた頃、この島は、幸せで豊かに、文化を謳歌した人たちがいたと思われる。 島には、特に豪族らしきものは無い、また貨幣なるものも見当たらない。 人々は、物々交換、海から獲れる膨大な魚介類、御嶽を中心に、お互いの門中が、仲良く生活していたと思われる。 ...続きを見る

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2017/12/13 12:54
BL 1579 強制移住
南端に浮ぶ周囲12キロ、ハート形の黒島には、遠い昔、溢れんばかりの人口があり、一大文化圏を形成していたという説がある。 ある説によれば、人口1万人はいたであろうという人もいる。 真意の程は定かでないが、1700年、鳩間島へ60人が強制移住、3年後には更に500人が強制移住させられたという記録が残っている。 その記述が本当ならば、島の住人は千人や二千人ではなく、一万人説もおかしくない。 ...続きを見る

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2017/12/13 12:44
BL 1578 おーい北海道〜
その話を聞いていた他の観光客が、そのおばちゃんを説得。 日本全国蜘蛛のいない所はない。あなたは、まかり間違っても、田舎暮しなど、考えないほうがいいと言われ、渋々、納得したようだ。 このおばちゃん、島で連泊するつもりだったらしいが、翌日、早々に引き払ったと言う。 次は西表島観光だと言っていた。あの島は、毒はないが、大きな蜘蛛がもっといっぱいいる。 デッカイ蜘蛛が首に貼り付き、アワを吹き吹き、失神する姿、目に目えるわ・・ その人は北海道だと言う。 おーい北海道〜  蜘蛛いないか?? ... ...続きを見る

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2017/12/13 12:34
BL 1577 嫌悪感
はぁー? と思わず聞き返す。 蜘蛛はいっぱいいるし、毒は持ってないが森へ行くと大きなやつもいるよ、と言うと、ギヤアーと血相変えた。 蜘蛛は嫌いどころか糸が体に触れただけで蕁麻疹が出来ると言う。 民宿のベランダでも糸を張っているし、島を散策すると間違いなく糸に触れるよ、と言うと顔面蒼白、わざと嫌がる事を言って脅かしているのではないかと、毛嫌いするというか嫌悪感あらわに出し、睨み付けている。 芯から蜘蛛が嫌いで、アレルギーのようだ。 隣にいるのも嫌になっただろうか、席を移していった。 ... ...続きを見る

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2017/12/13 12:26
BL 1576 箱入りババー
出来ない事はないと言うと積極的に色々な質問をしてきた。 話の内容から、かなり融通の利かない教員か公務員上がりのガチガチな堅物の類、箱入りババーだ。 こんな人に土地を分ければ、住民と間違いなく争いを起こす。 島の人達はテーゲーグワーで、いい加減と言うかあまり小さな事にはこだわらず、のんびり生活をしている。 島人と争いをお越し、後々嫌な思いをするので、この人の相談にだけは乗らないようにしようと心に決めていた。 その内、ひょんな質問をしてきた。 この島に、蜘蛛はいるのですか?・・ ...続きを見る

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2017/12/13 12:14
BL 1575 北海道のおばちゃん
島の民宿では、夕食後、泡盛がただで振舞われる。 中庭の大きなテーブルで、星空を眺めながら、お互い自己紹介をし、観光客は談笑。 ふらりとその輪の中へ入っていくと、島の人だという事で、話を聞きたく、周りに集まってくる。 北海道から来たという、60歳過ぎのおばちゃんが、早速、隣へ割り込んできた。 きれいな星空、空気がおいしい、生まれて初めての体験だと、かなりハイになっている。 こんな素晴らしい島で生活出来たらいい。なんとか移住したいので、土地を譲ってくれる人はいないか、との相談だ。 ...続きを見る

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2017/12/13 05:54
BL 1574 風葬
という事は、最大の屈辱であり、悪事に対する抑止力は、墓だったという。 ちなみに、墓の入り口を開けるのは、遺体を入れる時以外は、決して開けてはいけない。 どうしても分骨したり、墓の中のお骨を取り出す場合は、鶏など、いけにえにて代わりの儀式を行い、開ける必要がある。 日本に、風葬をする人種がいたという事である。 ...続きを見る

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2017/12/13 05:44
BL 1573 血族
もしかして入り口が、何らかのかたちで塞がってしまへば、もう2度とそこからは出れない。声を出しても、絶対、届かない。 そういう意味で、全く他人はそこへ入れないという事だ。 墓の中のスペースは、先祖代々のお骨が保存出来るスペース、そして、棺を入れ、入れた人が入り口から出るスペースも必要だ。 よって、かなりの空間が必要で、先祖代々の血族が一つ屋根の下でまつられるのである。 大きな亀甲墓を作る事は大きなエネルギーが必要で、罪を犯せば墓に入れてもらえない。 ...続きを見る

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2017/12/13 05:34
BL 1572 洗骨
勿論、洗骨は赤の他人ではなかなか出来ないものである。 ひかるも、両親が亡くなったとき初めて、小さな入り口から腹ばって中へ入ったが、暗闇の周りは、こうべと骨だらけ、足の踏み場も無いくらい、しかし、先祖であり、血の繋がったこうべだと思えば、なんとか佇んでいられた。 赤の他人だと、どうしても恐怖心で、その空間には、いられないだろう。 ...続きを見る

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2017/12/13 05:24
BL 1571 風葬
亀甲墓は子宮の形をしており、命は子宮で育まれ、完うしたら、またそこへ戻る、と言われ、入り口は80センチほどの四角い、入り口になっており、勿論、蓋は、ぶ厚い四角の石で覆われ、空気が外へ漏れないようになっている。 風葬と呼ばれる方式で、遺体は決して焼かない、また、西洋のように埋めるような事もしない。 棺のまま墓へ入れ、肉体が風化したころ、きれいに洗骨し墓の中に収めるのである。 遺体を棺のまま墓の中へ入れるため、異臭が漏れないよう、密閉できるようになっているのである。 ...続きを見る

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2017/12/13 05:15
BL 1570 墓の入り口
入り口は棺桶の入る大きさである。 ...続きを見る

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2017/12/12 17:54
BL 1569 画像
亀甲墓。 ...続きを見る

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2017/12/12 17:44
BL 1568 御神輿
人が亡くなった時でも、決して女性は入れず、直系の1番近い人から入る事になっており、中は二人が限度で、残念ながら見る事は出来ないと言ってやった。 先生は教科書の何処にも載っていない、大変参考になりましたとお礼を言って別れた。 本土のお祭りの御神輿は、背丈の高い人に負担がかかる。 縄担ぎ方式を導入すれば、もっと大きな御神輿が出来たはずなのに・・ (時代劇に出てくるモッコ、網の真ん中に重い石を載せ、周りで大勢で持ち上げる、背の高い人と低い人では網目が違いほぼ均等に重力が掛かるという事だ) ... ...続きを見る

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2017/12/12 17:34
BL 1567 縄担ぎ
屋根の部分には、大きな石が載せてあり、下には、1坪ほどの空間が出来ている。 屋根の石を運ぶ時、この方法が用いられた。これは、亡くなった爺さんから聞いた話で、エジプトのピラミッドも、同じ縄担ぎ方式で作られたと聞いている。 すると、その先生は是非亀甲墓を見せてくれという。 外から見ても、漆喰で固められており、ほとんどわからない。しかし中に入る事は、絶対に許されない。 ...続きを見る

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2017/12/12 17:24
BL 1566 ピラミット
多分その下には、足場に使った、石垣があるはずだというと、その先生は、えらく感心していた。早い話がピラミットの石は5メータの丸木に6回巻き固定し、担ぎ棒を6本入れ丸木に石をもっこで固定、12人で担ぐと1トンの石を長距離、いとも簡単に移動できる。ロープはあだんの木の気根で出来る。 どこでそのような事を知ったのですかと聞かれたので、黒島には、大きな亀甲墓がある。 ...続きを見る

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2017/12/12 17:14
BL 1565 分散担ぎ
担ぎ棒をもう1本増やせば、女性が加わったとしても何ら問題はない。 石室の3トンの石を縦、横に2本ずつ支柱を入れ巨大な石を結わえつける。 上下左右4ケ所角に、この原理と同じようにロープを巻きつけ、2カ所で固定する。 一角に10人ずつ配置すれば4角で40名になる。 一人75キロの重量だ。 昔の人ならこのくらいの重量、1日数キロの距離でも行軍出来るであろう。 石室から数10キロ圏内に、この石と同じような石の産地があるはずだ。 石室の周りは盛り土したように、小高くなっている。 ...続きを見る

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2017/12/12 12:54
BL 1564 縄担ぎ
それに、A点でロープの端をしっかり結わえつけ、グルグルに6回ほど巻く。最後はB点でまたしっかり結わえ、止める。 そして、担ぎ棒を6本入れ、左右ペアで担ぐ、この図だと、12名で担ぐ事になる。 この方式は、12名に、均等に重力がかかる。一人百キロ近くだが、昔の人ならそれくらいは担げるであろう。 50センチほど浮かせて、声をかけ、右、左、と全員同時に、移動すれば、1トンの物体が、12人で十分運べる。 勿論、ペアを組むのは、背丈の近い人、低い人同士、場合によっては、ロープをもう1回巻きつける。... ...続きを見る

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2017/12/12 12:45
BL 1563 転がすのですか?
飛鳥古墳見学ツアーに参加した時、近くに、巨大な石室があった。 参加者に、高校の先生が、カメラを持って参加しており、機械や重機の無かった昔、どうやってこの巨大な石を運んできたのか、ガイドに聞いても分からず、説明書を隅から隅まで読み、頭をかしげていた。 3トンの石など、昔の人は簡単にかついで移動したはずだ、と言うと、その先生は、怪訝な顔をしてきた。 転がすのですか? どうやって運ぶのですか? としきりに聞く。 写真のように、1トンの鉄の塊があったとする。 ...続きを見る

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2017/12/12 12:35
BL 1562 画
縄担ぎ。 ...続きを見る

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2017/12/12 12:24
BL 1561 脳内超伝道
ヘアネット、ヘッドセット、インターネット、頭の中で混乱しているようだ。 言われてみれば、インターネットは頭を使う。 頭に関係するヘアネット、ヘッドセット、インターネットのチャンプルだー あれれ、この島じーの解釈、間違っているのかな・・・? おい! おい! こっちまで脳内超伝道現象だ!!? ...続きを見る

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2017/12/12 12:14
BL 1560 迷博士
じーさん、インターネットって知ってるか、と聞くと、「バッハルン!」、(あったりまえ、しっているさー)と、方言で自信ありげに答えた。 昔は、女しかしなかったのに、最近は男までがやっとる、と言い出す。 観光客が、ヘッドセットをかけて歩くのを見、それがインターネットと、解釈しているようだ。 昔、女がヘアネットをしていたのを、最近では、男までがやる。それがインターネットと、解釈しているらしい。 ...続きを見る

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2017/12/12 05:54
BL 1559 インターネット
一番の物知り博士だと自認する、島じーが泡盛を片手にニコニコ入ってきた。 何をしているんだと言うので、ブログを書いていると言うと、グローブは知っているが、何だそれは!と言う。 島では、インターネットをやっている人はほとんどなく、島外から来た人でISDNでインターネットをやっている人がいるが、とても重くて使い物にならないという。 年寄りたちはインターネットと言ば、人を誹謗中傷する道具と解釈しているようだ。 まかり間違ってもそんなもの持ち歩くんじゃないぞ、と注意されるのである。 ...続きを見る

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2017/12/12 05:44
BL 1558 女房を大事にしよう
島の人達はK先生が自殺するのでは、と同情、あまりにも身勝手なS先生の変り身は、話題になったという。 そしてS先生は、新しい恋人とさっさと結婚してしまったのである。 「兄貴よ、俺は女が信じられなかった、俺など何んの取り得もない、女房はずーっとついて来てくれている、神様、仏様に思われる・・」だと。 世の男性共よ、女房を大事にしよう。 逃げられてからでは遅い、神様、仏様だぞ!!! ...続きを見る

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2017/12/12 05:34
BL 1557 島っ子
島の子は、猫よりも身軽に石垣を乗り越え、猫よりも音をたてずに忍び寄り、S先生の戸の隙間から、大人の交わる姿、声などを観察したという。 素知らぬ顔で、教壇に立つS先生の顔を見、友達同士でつっつきあって面白がっていたという。 そのうち4月になり、島に新しい男の先生が赴任して来た。 こともあろうに、S先生は新しく赴任して来た若い先生にぞっこん、出来ちゃっている事は島中の人が知っている。 命がけで通って来たK先生は、泣く泣く、また命懸けで帰るしかない。 ...続きを見る

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2017/12/12 05:24
BL 1556 命懸けの恋
実は、それには訳がある、と喋りだした。 小学校5年生の時、担任は若い女のS先生だった。 この先生には、隣の西表島に、同じ教員で恋人、K先生がいたという。 そのK先生は週末になると、考えられない事だが、西表島に打ち上げられた、写真の飛行機の残骸、燃料補助タンク、それに乗って、一人で櫂をこぎ、8キロ近くもあり、海流もある荒海を渡って、この島のS先生に会いに来る。 島中の人がK先生の命知らず、と言うか、命がけの恋には、あきれ果て、大きな話題だったという。 ...続きを見る

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2017/12/12 05:14
BL 1555 神様だよ
この島に、年は58歳、東京からUターンしてきたY君夫婦がいる。 子供は無いが、島の誰もがうらやむくらい、どこへ行くにも二人、すこぶる仲の良い夫婦だ。 普段は無口で、酒もあまり飲まず、ひたすら仲の良い夫婦をやっている。 先日、家を手直しするので、手伝ってくれと言うと、「はいきた兄貴、まかせてくれ」と引き受けてくれた。 仕事も無事完了、ビールと泡盛を飲むと、ペラペラ喋りだした。 俺みたいな男の所へ、嫁に来てれた女房、神様だよ、ありがたいと思っている。 ...続きを見る

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2017/12/11 17:54
BL 1554 画像
ジュラルミン製、飛行機の残骸。 ...続きを見る

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2017/12/11 17:44
BL 1553 島暮らし
その悩みの相談であった。 たぶん、男っ気の強い島の人達との関係修復は、かなり時間を要するだろう。 深く反省し、時間をかけて、解決しよう、と諭した。 島暮らしや田舎暮らし、ペットの問題や、周りとの付き合い方、その土地土地の習慣などは、注意が必要だ。 よく見ると、若い人達は、意外と、べたべたしているが、中年以上の人達は、べたべたする事を異常に嫌うのだ。 注意しよう。 ...続きを見る

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2017/12/11 17:35
BL 1552 肩たたき
俺は、オカマじゃないんだ!、べたべたするんじゃない!、という、男っ気が異常に強いのだ。 吉田氏は、島の気質を知らずに、親しくすればする程、こまめに、べたべた、肩をたたいたりしたようだ。 島人にとって、肩をたたかれようものなら、とんでもない事で、往復ビンタを喰わされたような、嫌悪感を覚えるのだ。 吉田氏もそれに気付き、なんとか関係を修復したいとの事だが、一度壊れてしまった、男同士の関係は、そう簡単に修復出来ない。 ...続きを見る

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2017/12/11 17:24
BL 1551 男っ気
島移住、失敗男の物語。 定年島移住した、吉田氏(仮名)が、深刻な顔で相談に来た。 移住した時、世話をしてくれた人が、いつの間にか疎遠になり、その次に親しくしていた人も、付き合ってくれなくなった。 とうとう3番目に親しくしていた人に、酒を飲んでいる時、怒鳴りつけられたという。 本土では、男同士が親しくなると、肌を触れあったり、肩をたたいたりするのは、ごく当たり前だ。 しかし島人達は、男が男に触れる事、べたべたしたり、肩をたたいたりする事は、一番嫌悪感を感じるのだ。 ...続きを見る

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2017/12/11 17:14
BL 1550 夕日よ・・
恋人募集中だと言ってたから、今日にでも可能性はあるぞ。 帰って夕食がすんだら、民宿の庭で、今夜も大勢で酒を飲むだろうから、さっそくアタックしてみろ。 二人はもう元気そのもの。 がんばるぞ! がんばるぞ! と、シュプレヒコールだ。 いつの間にか夕日は、若い二人の失恋という2文字、漆黒の海の底へいざなっていった。 夕日よ、今夜もありがとう・・・・ ...続きを見る

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2017/12/11 12:54
BL 1549 胸がつぶれる思い
二人とも、心の内をさらけ出し、明るくなった。 しかし、本当に、胸がつぶれる思いで心配をし、夜も寝ないで、心を痛めているのは、親御さんだろう。 分からないはず、と思っても感じるのが親だ。 今ごろ自殺でもしているのではないかと、心配で心配で寝られない日だろう。 元気な声を親に聞かせてあげるんだぞ、と言うと、二人とも、にっこりうなずいた。 ところで、夕べ民宿で遅くまで酒を飲んでいたが、年齢30歳前後と思われる、好青年が連泊。 ...続きを見る

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2017/12/11 12:44
BL 1548 小さな島
結果的に、結婚が若ければ若い程、早ければ早いほど、定年後は、時間がたっぷりあるので、そこで夫婦で、旅行したり、場合によっては共通の趣味を育てたりと、本当の至福の時間が出来る。 若い時に苦労すれば、年をとってから楽出来る。 若い時に、楽をして遊んでいると、今度は老後に、苦労が待ち構えている。 だけど、まだまだ大丈夫だ。めそめそしないで、新しい恋人を本気で、積極的に探したほうがいい・・ 南の小さな島は誰も、周りにいない。心を打ち明けたとしても、他人に聞かれるはずがない。 ...続きを見る

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2017/12/11 12:34
BL 1547 若い苦労
若い時に少しでも遊びたい、という気持ちは理解出来るが、結果として、それは後々つけがまわって来る事になる。 私の知人にも晩婚で、30代後半で子供が出来た人を何人も知っている。 定年時、子供がまだ大学生、定年で時間が出来、楽しい老後をと思いきや、それどころではない。 やむなく働きに出るが給与はがっくり、今まで自分が顎で使っていた、子供みたいな若造に今度はしごかれ、心身共に疲れ果てる。 帰りに、飲み屋で気を紛らせる、ストレスで体調まで崩してしまう。 そのような人を何人も見てきた。 ...続きを見る

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2017/12/11 12:24
BL 1546 横浜娘
最初の娘は、横浜出身で、続いた子が名古屋出身だという。 二人とも年齢は20代後半、ぎりぎり30前かなという感じだ。 話をしていて感じた事は、二人とも、私に限って、という自信があった。 そして、まだまだ遊びたいという気持ちが働いたようだ。 もし男が、それを察知したら、遊び心は、女より、はるかに上だから、遊び相手を探して次へと、展開していくのは当然だ。 他人ごとではない。自分の人生なんだから、何でもっと真剣に、積極的に、先へ進めなかったのだろうか。 ...続きを見る

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2017/12/11 12:14
BL 1545 変身
若い時の辛さや苦しさは、いくらでも取り返す事が出来る。 歳をとると時間と体力に焦りを感じ、本当に肝が痛む。 胆汁を搾り切られる思いがする。 確かに今は辛いかも知れない。 しかし取り戻せるのだから・・ その辛さを肥やしとして、強い女性に変身したほうが良い、と言うと、二人は目を合わせてうなずいた。 ...続きを見る

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2017/12/11 05:54
BL 1544 夕日に願
シャワーの間に安堵感があったのか、二人はシャワー後、真っ直ぐ帰るかと思うと、私の前の腰掛け代わりの流木に腰をおろし、一緒に夕日を眺めた。 人生、いくつになっても苦楽は付き物だ。 おじさんも東京に二人の孫がいるが、二人とも、小児喘息持ちだ。 娘からのメールで、今病院で点滴をして来たとの事。 孫のゼーゼー苦しむ顔、普通の人並の子になって欲しい、と夕日に願をかけていたところだ。 ...続きを見る

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2017/12/11 05:44
BL 1543 恥ずかしいシーン
「塩水のまま、民宿へ帰るとまずいので、そこのシャワー浴びたほうがいいぞ」と言うと、真っ直ぐシャワーの方へ行った。 シャワーの場所を聞き返さないところをみると、この島は初めてではなさそうだ。 もう一人の子も私の声が聞こえたのか、前の子の後を追ってシャワーへ行った。 自分達の、見せては恥ずかしいシーンを見られてしまった、しかし相手は、どう見ても島の人らしい。 ...続きを見る

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2017/12/11 05:34
BL 1542 乙女の涙
そうしていると気がつかなかったが、砂浜の岩陰にでも居たのだろうか、今度は左側からもう一人、女の子がズブズブと海へ入って行き、同じ態勢で叫び出したのである。 XXの馬鹿野郎! XX! 今に見ていろ! 若い女の子が、真っ赤に沈む夕日を真ん中に、ステレオで叫ぶ様は、心打れ、物悲しい。 涙を洗い流しているのだろうか。 両手で、ざぶざぶ顔を洗った後、女の子は砂浜を上がって来た。 私の存在に気がつくと、ばつ悪そうな、気恥ずかしい顔をした。 ...続きを見る

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2017/12/11 05:24
BL 1541 馬鹿野郎!!
私の前を通り過ぎる時の思いつめたような横顔からして、ただごとではないな・・ 取り急ぎ、島の消防団を呼ぶ必要があるな、と腰を浮かせ携帯電話を取り出すと、その子は胸元まである深さへ行くと、ピタリと止まった。 そして両手を口もとへ持っていき、腹の底から、あらん限りの声で、夕陽へ向かって叫び出したのである。 OOの馬鹿野郎! OOなんか死んじまえ!  OO! あんたなんか動物以下だ! 失恋した男の名前だろうか、悔しさを夕陽にぶつけている。 ...続きを見る

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2017/12/11 05:14
BL 1540 画像
島の夕日。 ...続きを見る

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2017/12/10 17:54
BL 1539 自殺か?
いつものように、海辺の休憩所の横で、一服しながら真っ赤な夕陽を眺めていた。 潮時は満潮で、砂浜にも珍しく観光客の姿は無かった。 すると、二十代後半と思われる女の子が、自転車で来るなり、私の存在も気ずかず、そのまま砂浜へ降りて行った。 波打ち際で止まるかと思ったのだが、その子はそのまま海の中へ、ブスブスと直っしぐらに歩き出した。 途中で止まるかと思うと、その子はさらに深い所へ、止まる事を知らない。 ありゃありゃ、入水自殺か? ...続きを見る

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2017/12/10 17:44
BL 1538 商品開発
これがまた、都会では味わえない珍味中の珍味で、桁違いに頭が良くなったように感じるから不思議だ。 子供の頃、母親に手伝わされ、作った記憶が蘇ってきた。 それにしても、縄算なる、計算機と原理、解明したいものである。 この頭の良くなるクッキー、メーカーが見ると製品化、飛ぶように売れる事、間違いなし!! バレンタイン商品をはるかに凌ぐ商品開発になるだろう。 受験シーズン、入学祝など、殺到する事、間違いなし。 ひかるが菓子業界に居れば、間違いなくとんでもない商品開発をするだろう。 ...続きを見る

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2017/12/10 17:34
BL 1537 頭が良くなるクッキー?
その時、出された食べ物であるが、横長のクッキーの形をした物に見覚えがあり、聞いてみると、島の人でこれを知らない人はいない。やはりお前は島ナイチャーかと言われる。 よく見ると、細い横長の中ほどに2本ほど線が入り、すだれのように、縦に筋が入っている。 このクッキー状の物、それが縄算の計算機を形どっているという。 それを食べ、より頭が良くなり、健康であって欲しい。 必ず9月の神事には、各家庭で、妙なクッキーを作るという。 その日も、いっぱい食べれば頭が良くなるさー、いっぱいいっぱい食べれ!... ...続きを見る

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2017/12/10 17:24
BL 1536 縄算
前回紹介した住民登録台帳、これと同じような形をした、そろばんとは違う、この島独特の計算機が、あったという。 島の人はそれを、縄算と呼んでいたそうだ。 古老に聞いても、現物があったことは知っているが、なかなか原理まで覚えてる人はいない。 旧暦9月、暦上は10月であるが、それぞれの御嶽に集まり、願い事をする。 50数年ぶりではあったが、顔を出すと、年寄り達がびっくりしていた。 ...続きを見る

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2017/12/10 17:14
BL 1535 東方見聞録
調べたら、この貝は学名、夜光貝で、太古の昔、中国王朝の漆器などに使われ、とんでもない高価で取引されていたと言う。 古老の話によると、昔、東南アジアや中国と直接交易し、アンナ村跡はベトナムのアンナンからの移住者村で、方言はベトナムとリンクしている、との事だが、本当かな? 島に人口が溢れ、繁栄していたと言う事は、マルコポーロの東方見聞録、黄金島、ジバングはこの島の事かな? ロマン溢れる、ミステリー島だ! ...続きを見る

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2017/12/10 12:54
BL 1534 新鮮なシャコ貝
昔は、電気や冷蔵庫もなかったので、祝い事や大事なお客をもてなすとき、放牧?していた、貝をとって来、目の前で、新鮮な料理でもてなしたという。 なるほど、と感心した。 いにしえの島の人たちは、海で貝を放牧?し、必要な時に必要な量、新鮮な料理をし、心豊かに味わっていたのだな。 私も閃いた。 今度は、シャコ貝に、ドリルで穴を開け、テグスで石にゆわえ、必要な時だけ、新鮮なシャコ貝を食べよう。 南の島、夕陽を眺め、新鮮なシャコ貝、貝柱、泡盛を片手に、至福の時間だ ! ...続きを見る

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2017/12/10 12:44
BL 1533 貝の放牧
シャコ貝と同じぐらいの出土量があるから、かなり生息していたと思われる。 シャコ貝は60年前、足の踏み場もないくらい、リーフやリーフの上にはおり、この貝だけは誰も見たことがない。 疑問は、人工的に開けられたと思われる穴だ。 穴のことを古老に聞くと、話には聞いたことがある。 貝に穴を開け、石にゆわえ付け、海中に放牧?していたという。 目の前は太平洋、魚介類はいくらでも採れるのに、恐るべし、いにしえのこの島人は養殖方式を採用していたのだ。小さな貝はなくほとんど大きさが統一されている。 ... ...続きを見る

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2017/12/10 12:34
BL 1532 大量出土
この島で、妙な貝が、大量に出土した。巻貝ではあるが、大きさがサザエの数倍あり、ホラガイとはまた違う、形そのものは、サザエオバケみたいな貝だ。 ところがその貝には、どうしても人工的としか思えない、穴が一つ空いている。 この貝はひかるが子供の頃、60年前には一度も見たことがない。 古老に聞くと、自分もその貝を見たことも、食した事もないという。 しかし、大量に出土したということは、100年、いや200年前、この貝はこの島の周りに、大量にいたと思われる。 ...続きを見る

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2017/12/10 12:24
BL 1531 画像
夜光貝。 ...続きを見る

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2017/12/10 12:14
BL 1530 島見聞録
黒島口説は、マイクのない昔、祭りで大勢を前に、曲の半分を大きな声で歌いながら踊るという、今のカラオケの原点が百年以上も昔に誕生していたのだ。 こんな民謡、どこにも無いであろう。 120もの島からなる沖縄県、たった周囲12キロ、現在の人口二百数十人の島から県を代表する音楽が出ている、という事は、とんでもない音楽のDNAを持った人種である事は間違いない。 島見聞録、これから島の古老たちの話を交え、立ち上げていきたいと思います。 お楽しみに・・・・ ...続きを見る

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2017/12/10 05:54
BL 1529 カラオケの原点
遥か昔に、日本の南の島で、高度な文化を誇った人達がいたのだ。 この島の文化が、何んで日本の歴史にないのか、非常に不思議であるが、いうなれば、日本のインカ帝国と言ってもいいのではないだろうか。 沖縄の民謡に興味がある人なら、黒島口説、チンダラ節、アブジャーマ等、聞いたことがあるかと思うが、この島の民謡で、紙では残せない音楽、昔の人が残した痕跡だ。 ...続きを見る

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2017/12/10 05:44
BL 1528 超ハイテクコンピューター
さらに驚くのは、この縄から飛び出している髭の長短、太さ、小さな縄状物によって、計算の繰上げ、繰り下げが出来、今で言うと、超ハイテクコンピューター並があったという。 日本や中国ではそろばんがあったかもしれない。この島の人達はそろばんではなく、とんでもないものを使っていたようだ。 現在のコンピューターは、パルスの有るか無しかで基本原理が出来ているが、パルスの長短、太さ、色分けをしていくと、超、超コンピューターが出来るであろう。 ...続きを見る

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2017/12/10 05:34
BL 1527 住民台帳
しかし、この島には、紙と文字という文化はなかった為、今では歴史に跡を残す事なく、殆んど知られない存在となってしまった。 写真の、しめ縄を小さくしたようなものだが、これは何かというと、この島で使われていた、住民台帳だとの事だ。 縄から、ひげの如く出ているもの、それによって、家族の人数や大人、子供などの情報が、全て入っているとの事だ。 また、同じしめ縄のような形で、島の1軒1軒の地図が、表現されていたという。 ...続きを見る

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2017/12/10 05:25
BL 1526 不思議島
沖縄本島から、南へ450キロ、日本の最南端は波照間島であるが、その手前に、ものの見事なハートの形をした、黒島がある。 この島は、1771年、明和の大津波以前、あふれんばかりの人がおり、一大文化を謳歌していた。 山も川も無い、周囲12キロの小さな島だが、島を取り巻くように、南半分、8キロにわたる、グレートバリアリーフに匹敵する、見事なサンゴ礁がある。 そこからは、素潜りで大量の魚がつかみ取り出来、それで島の人たちは、豊かな生活をしていたようだ。 ...続きを見る

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2017/12/10 05:14
BL 1525 画像
島の住民台帳。 ...続きを見る

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2017/12/09 17:54
BL 1524 島物語
ひかるは生まれた島へ舞い戻った。 島には時が見放したのか、時を見放したのか、のんびりした古老達がいる。 TV界で40年間番組を作り続けたひかるとの会話など、面白エッセイ、南島見聞録を発信します。 引き続き、お楽しみください・・ ...続きを見る

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2017/12/09 17:44
BL 1523 区別
教育の間違い、外国から日本人が曖昧だ、といわれる原点は感情の区別が出来ないところにあるのではないだろうか。 議員の皆さん、寝てみるゆめと、しっかり未来を見据えてみる夢、この字に区別を付けてほしい。 話はそれたが、よき決断を出すには人それぞれの考え方や見方で大きな違いが出る。 貴方の決断、熟慮を願うのみである。 ...続きを見る

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2017/12/09 17:34
BL 1522 うつつ夢
多くの人が夢を諦めるな、と説くがこの夢がこまったものだ。寝て見るうつつのゆめと己の希望なる夢が同じ字で、子供たちに混乱を招く。 時の総理が沖縄の基地問題などたちどころに解決してみせる、殿下の宝刀、腹案があると言って印籠をちらつかせ、結果幻のゆめであった。挙げ句の果てが、国民が聞く耳を持たなくなっただと・・・ もしかして母親がゆめ枕に出、ささやいたのではと笑ってしまう話だが、国権の長としてあるまじき行為であるが、現実の夢とうつつのゆめが区別されていないのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/12/09 17:24
BL 1521 実行力
配分思考、なんて初めて聞く言葉でしょうし、学校でも教えてくれない、がしかし騙されたと思い、頭へ叩き込み実行して間違いない、人生最良のチャンス獲得思考だと言えるでしょう。 十人十色、チャンスもまた十人十色で違います。己の脳、波長に合ったチャンスを捕らえる。 それには、配分思考を常に心がけ、好奇心を絶やさない。その二本柱の元に前もってチャンスを見据える、そこから間違いのない決断が生まれ、実行力へと繋がる。そして結果が出るのだ。 ...続きを見る

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2017/12/09 17:14
BL 1520 一本道
確かに今日、明日の現状も疎かにすべきではないが、足下ばかりに気をとられていると、いきなり山が立ちはだかったり、谷や川がたちはだかる。 3年、5年先の目標を見、思考配分すると、草原の一本道を歩むが如く、山や川も確認でき、山登りの準備も出来、川は水量の一番少ない時期にタイミングをとり渡ることも出来るというもんだ。 また思考配分をした生き方をすると、チャンスが間違いなく時系列で捉えられ、その時の流れや風向き、風色など、一気に喉輪を噛み砕く手法が採れる、といえる。 ...続きを見る

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2017/12/09 12:54
BL 1519 配分思考
今時の若者、ひかるから見るとあまりにも恵まれすぎている。 チャンスは日夜降り注いでいるのに、このチャンスを捉えきれない、見過ごしているのではないだろうか。 チャンスの女神、何度かそっぽを向かれると、遠ざかっていく。 しからば確実にチャンスを捉える方法はないのか?、と考えると、思考配分をキッチリ出来れば、可能である、とひかるは言う。 ひかる論、3年先に30パーセント、5年先に20パーセント、現状に50パーセントの思考配分、エネルギー投資配分を常にするべきだ、と主張する。 ...続きを見る

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2017/12/09 12:44
BL 1518 入居お断り
何もなくても、その内事件を起こすだろう、と見られていたようだ。 先日沖縄の会合へ出ると演壇の挨拶者が昔の偏見話を持ち出し、沖縄出身者には大家が部屋を貸さない風潮で、心底悔しい思いをした・・・衣食住に事を欠いた、等々話をし、大泣きで挨拶を終えたが、年輩者が頷きもらい泣き、ひかるに同調を求めてきたが、過去よりもこれから前向きに生きようよ! といってやった。 当時アパートには沖縄出身者入居お断りの看板が結構あった事は事実である。 ...続きを見る

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2017/12/09 12:34
BL 1517 時代背景
昭和30年代、集団就職で沖縄から大勢の人が本土の工場へ寮生活でなだれ込んだ。2、3年もすると飛び出すが、身よりもなく親の援助や庇護もない。世の厳しさに負け、犯罪をおかす人も出る。 ニュースで名字から沖縄出身者であることは判明する。沖縄出身者は犯罪者的な偏見が漂っていたのだ。 ひかるはパスポート時代に結婚。単なる反対ではなくこのような時代背景もあり、塩をまくだけではなく、警察を呼ぶ、と喚かれたことがあった。 ...続きを見る

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2017/12/09 12:24
BL 1516 偏見
ひかるはかすかなチャンスを確実に生かしてきた、といえるのではないだろうか。高校は叔父さん叔母さんのたらい回し世話でやっと出る。当然就職するところを上京のチャンスを得る。 会社選び、周りは金に目がくらみ、条件のいい会社へいくが、ひかるはテレビ界を選ぶ。しばらくは泣かず飛ばずの窓外族を決め込む。沖縄が本土復帰をし、パスポートを焼き捨てるとひかるは豹変したが、そこには訳があった。 ...続きを見る

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2017/12/09 12:14
BL 1515 水中メガネ発祥
三角や四角いガラスを根気よくコソギ、丸くして取り付ける。ヤラブの木の根に傷を付けると、蝋状の樹液が出る、それをガラスの隙間へつめる。子供は骨格が毎年変わるので作り替えるのである。 ちなみに、水中メガネ発祥はこの島だと古老が言っていたが、定かでない。最初は生芋で作ったそうだが、かろうじて一日しか使えなかったといっていた。 ...続きを見る

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2017/12/09 05:54
BL 1514 彫刻刀
小学校時、貧しくてクレヨンが買えない、がしかしじっとしていなかった。ふしん場を周り釘を見つけてくる。五寸釘は最高で、硬い木に打ちつけ、頭を火にくべ、トンカチで叩き、砥石で研ぐと色々な形の彫刻刀が出来、カエルやハト、面や仏像など彫りまくる。 デイゴの木は枯れると硬いが、生の状態は柔らかい。石膏代わりに使えるのだ。メガネの木なるものがあるが、その木を切って自分の骨格に合わせ、自作の水中メガネ、ゴーグルを作る。 ...続きを見る

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2017/12/09 05:44
BL 1513 好奇心
女子プロレス番組を見た人なら、当時他の番組にはないリアリティーにとんだ番組であったことわかるであろう。番組制作費をかなり安く出来たのも当然だった。 人体にとって、血液は酸素やビタミンを運び調節、無くてはならない重要な役割を果たす事はいうまでもないが、人生においては、その役目を好奇心が果たすのではないだろうか。 好奇心があるからこそ、知恵が湧きだし工夫もするし、トライも出来、幸せも湧き出る。 ...続きを見る

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2017/12/09 05:34
BL 1512 女子プロレス
一時、ダンプ松本などの女子プロレスがはやった時期があったが、その時も裏方としてひかるの存在があった。内容的には中継車を持ち込む状態だったが、そうなると会場等で制約を受ける。 ひかるは映像システムをコンポーネント化しその都度ホールの隅で組み上げ、バラすシステムを作り上げたのである。システムエラーで番組に穴が開けば膨大なペナルティーを要求される。 今なら簡単に出来るが、当時は大きなリスクを伴う手法を実行できる人はいなかった。 ...続きを見る

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2017/12/09 05:24
BL 1511 自作
しかし寸暇を惜しんでラックの裏へ潜り込む。スタジオのラック裏、中継車のラック裏などすべて解明。旺盛な好奇心を満たす絶好の場であった。 後にひかるは中継車を自作、その中継車で生放送までやってのける。情報番組、渡辺浩之司会、正義の味方はひかる自作機放送番組であった。 キー局はネット問題、巨額のスポンサー費等を考えると、VTRやローカル番組は別とし、まず自作機の使用は認めないであろう。キー局の歴史に自作中継車生放送番組の項目があれば、たった一人ひかるの名前が載るであろう。 ...続きを見る

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2017/12/09 05:14
BL 1510 お茶の間
ひかるがメディア先進国アメリカをギャフンといわせたい。そして出来たと自負。クイズやワイドショーなどスタジオ中心時、ロケの映像を全国のお茶の間へ流せばどんな変化があるのか、テレビがどう変わるのか、好奇心の延長線だったのです。 ランプで育ったひかるは入社早々テレビ局の心臓部テレシネマスター職場へ配属されるが、そこは送信システム、膨大な送出機材、放送直前の素材管理、30局のローカル制御、衛星回線制御システムなど情報の最先端。 高校は地元に理系がないため商業コース出、目を見張るどころではない。 ... ...続きを見る

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2017/12/08 17:54
BL 1509 絶やすべからず!
二十代、それは人生のチャージをする時期です。タケシも泣かず飛ばずの二十代があったし、テリーも書いた通りで、ひかるも同期にズルズル置いてけぼり。ちょっとしたチャンスで豹変していったのである。 経験からして、人生で一番大事なのは好奇心ではないかと思います。よく夢を諦めない・・なんて言われますが、むしろ何でもかんでも好奇心をもってあの手この手でトライし続ける事が大事だ。死ぬまで好奇心を絶やすな! ...続きを見る

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2017/12/08 17:44
BL 1508 後へは引けない
おそらく、このブログを見ている人でひかるより恵まれない境遇にある人は皆無でしょう。かすかなチャンスを確実に生かす。後へは引けない境遇が効を奏したといえるでしょう。 そう、島育ちの子供は15才で親の傘下を出、親離れする。親の庇護から外れるという事は、辛酸を舐める事になるが、この人生の第一関門をどう乗り切るかがその先を大きく左右する。 ...続きを見る

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2017/12/08 17:34
BL 1507 思った通りやればいい
昼間は重労働のため、勉強もままならない。入社時、専門知識は同期の連中に比べれば雲泥の差で、かなり出遅れていたため、情報最先端のシステムは驚きの連続でしたが、好奇心の固まりのひかるにとって最高の場でした。 父の言った、思った通りやればいい、これは生涯ひかるの座右の銘、となった。進路や会社選び、仕事の上、結婚など、誰にも相談することなく、存分に思った通りを貫いた。 ...続きを見る

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2017/12/08 17:24
BL 1506 カールブッセ
舳先へ立つひかるの視界に、巨大な東京、己の人生を存分にぶつけられる大舞台へたどり着いたのである。 人口数百人の島から五年後、一千万人の東京、そして放送界入り、全国のお茶の間、一億人を視野に活躍できる場を確保できたのである。 後は「これしかない!」 やるしかない、だった。 石垣島の高校に理系コースはなく、ひかるは商業コースで簿記やそろばんを習い、上京後たった二年間夜学の理系専門コースを出、局入り。 ...続きを見る

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2017/12/08 17:14
BL 1505 発酵現象
ひかるはいつもあのカールブッセの、山の彼方の空遠く・幸い人の住むという・・を口ずさんでいたが、ひかるにとって、それは山ではなく海だった。 人口数百人の島から五万人の大都会、映画館のある石垣島。海の彼方の空遠く・・・ そして高校三年間、ひかるの脳内夢酵母は爆発的な発酵現象を起こし、沖縄本島を飛び越し、遙か海の彼方の空遠く、幸い人の住むという・・・東京があるという・・紙芝居ではない、映画が出るという魔法の箱、テレビがあるとという・・・ ...続きを見る

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2017/12/08 12:54
BL 1504 中退を決意
二年終了で中退を決意し島に戻ると、今度は別の叔母さんが、もう少しだ、もったいない。私が預かると申し出、やっとの思いで卒業。 当然地元で働き親や周りに恩返しをすべきだが、どうしてもあの五コマ漫画の映画が見られるテレビが忘れられない。 父に上京を打ち明けると、思った通りやればいい、と絞り出すように言ったのである。 わずかばかりの、戻るに戻れない金。親や古里を捨て、本土玉砕を覚悟した特攻精神の原点。這いずっても引かない脳内プログラミングが出来てしまったのである。 ...続きを見る

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2017/12/08 12:44
BL 1503 高校
当然石垣島での下宿、高校を出ることなどあり得ないことだ。石垣島にいる父の弟、叔父が乗り込み、産まれた子が栄養が行き届かず三人も他界して、やっと出来た男の子だ、せめて高校くらいは出さないとあまりにもかわいそうだよ、と迫るが父は貝になるしかない。 とうとうひかるを叔父が引き取り、高校を出す事になり、一年おくれで入学。しかし二年も終わる頃、叔父と叔母の言い争いがひかるの耳に入る。 叔父はご用聞きの便利屋家業。五人もの子沢山が、自分の子供すら育てられないくせに他人の子供まで預かる甲斐性なしが・と。... ...続きを見る

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2017/12/08 12:37
BL 1502 カタツムリ
ひかる中学卒業時、小児麻痺の妹は7才、どん底生活だった。その日の食べ物すら確保できない状況。 忘れようにも忘れられない食べ物、それはカタツムリである。 食べ物も底をつき、何もない。雨が降ると石垣の合間から小さなカタツムリが這い出る。それを沸かして食べるのである。勿論醤油や味噌もない。ぬるぬるし、からごとジャリジャリたべるのである。母は痩せこけ栄養失調状態だが、必死にひかるの命をつないだのである。 カタツムリが高級料理らしいが、ひかるにとってはゾッとする食べ物、生涯口にすることはないでしょ... ...続きを見る

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2017/12/08 12:24
BL 1501 晩酌
TD経験大御所から・B君は君が採用したひかる組だろう、どこを見込んで採用した、と聞かれたが、こちらが質問したいところです、と答えた。 勿論、甲子園経験A君も同期に負けじと、現在でも切磋琢磨中である。 今宵も後輩たちの成長ぶりをテレビで楽しみ、晩酌するひかるである。 ...続きを見る

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2017/12/08 12:14
BL 1500 10年早い!
当然大ベテランは自分がTD席へ座る番。10年早い! と怒鳴りつけ、足を引っ張りそうなものだが、どういう訳かB君にはトチらせたくない、という雰囲気を持ってホローしたくなる性格だ。 大先輩、三カメさん、頂きました、あんがとさん・・ およよ、五カメさん監督キープ・・おいしい画どす、OK。なんて、京弁丸だし。 怒号飛び交う車内の雰囲気が、がらりと変わっていたのだ。 ...続きを見る

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2017/12/08 05:54
BL 1499 TDの席
野球中継の技術総責任者は、中継車の中でカメラやVTR、音声や照明等に指示を出し、画像を瞬時に切り替えるテクニカルディレクター(TD)である。 このTDは12台のカメラ、6台のスローなど18画面、音響や照明など、インターカムで繋がっており、適宜に指示、かなり経験を積んだ15年、20年選手が通常は座る。 まさかの出来事だが、このB君、五年を待たずしてTDの席へ座っていたのである。 ...続きを見る

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2017/12/08 05:44
BL 1498 リンダ節
新人は2年間、ドラマや音楽、報道取材やワイドショーなど、あらゆる番組の下働きをさせ、顔つなぎや適正を見極め、本人の希望も採り入れ、方向付けをし、先輩に預け育て上げていく。 一年が経った頃、つかみどころのないB君をどのジャンルへ当てるか悩んでいた。 しゃべりや対応のしかた、ふにゃふにゃに見え、どうやっていいのか、リンダ節、こまっちゃうな〜と歌いたくなる心境、が本人から野球をやらせて欲しいと言ってきたので、とりあえずやらせてみることにした。 ところがこの男、とんでもない事をしでかすのであった... ...続きを見る

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2017/12/08 05:34
BL 1497 京弁
サッカー番組の台頭は著しいものがあったが、当面野球は続くだろう、と考え野球番組メンバー採用を優先させ、筆記試験、書類選考から面接へと進んだ。 その中に甲子園出場者がいたので当確にしたA君、もう一人どうしても拍子抜けするB君がいた。 京都出身で、名前も公家が使う名前、応答が京都弁でくる。スポーツ系でもなく文系でもない。なに系にもあてはまらないが、ドラマのカメラマンでもやらせば使えるかな、と採用を決める。 ...続きを見る

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2017/12/08 05:24
BL 1496 新人採用に乗り出す
ひかるは3年で方式問題、編集問題をクリアー、5年後にはアメリカ大リーグがお手本にするスローVTRを多用した番組をつくりあげたのだ。 全国のお茶の間が明るくなった事はいうまでもない。チャンネルや電波の系列など、小さすぎる、コタツでテレビを楽しむ全国の人々を常に意識しろ、が口癖。 ひかるの上司は慶応大卒の切れ者と言われた人物だったが、ひかるの事は、タイ二ン(大人)タイ二ンと呼び、全幅の信頼をおいていた。 未来の番組作りを託せる社員を採用しよう、とひかるは新人採用に乗り出す。 ...続きを見る

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2017/12/08 05:14
BL 1495 映像王国 日本誕生!
放送業界、歴史の最重要なVTR問題に立ち上がった人は一人もいなかった。アメリカへ立ちはだかった人はいなかった。 当時民放から見ると、国家予算にも匹敵する巨額の開発予算を行使していたNHKですら、このオメガ方式には関与する猶予はなかった。技術資料館にはオメガ方式、これに由来する物証は一行たりともないでしょう。 このオメガ方式、電子編集こそがNASA開発のVR-300を駆逐し、日本が先進国アメリカを一気に抜き去り、映像王国にのし上がった瞬間である。 ...続きを見る

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2017/12/07 17:54
BL 1494 リベンジマッチ!
ソニーの社員がこのブログ見ていたら、社長に伝えてくれ。 ひかるがニューオータニでのリベンジマッチ待っている、と・・ 当時、ソニーはアメリカナイズナンバーワンと言われた企業で、他のメーカー営業マンは飲み屋の接待、場合によってはゴルフ接待など常識だったが、ソニー営業マンは喫茶店のコーヒー代とて、必ず宛名にソニー名がないと認められない、とぼやいていた。 接待がタブーな企業が名もなきひかるを日本で一番高級なレストランでもてなす、どれだけ利益をもたらしたのか計り知れないだろう。 ...続きを見る

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2017/12/07 17:44
BL 1493 おい、ソニー社長さんよ!
たかがビールごときだが、雰囲気が人を酔わせる初体験をしみじみと味わった。おそらくこの店で豪勢なフランス料理を注文し、パンだけで終わらせた客はひかるだけではないだろうか。 あの青顎男は店員とこちらを指さしニタリニタリしている。おまえフランス料理を食べる資格のない田舎者が、と言っているように見え、愛嬌なのだろうが、空きっ腹にニタリは腹が立つ。 しゃくなので方言で、ウワ バポーンティピーピスカフォ〜ン ファ〜ナカ バフォ〜ン と言ってやった。 それにしてもひかるは食べ物でよくズッコケる。 ... ...続きを見る

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2017/12/07 17:34
BL 1492 横綱
焼鳥屋に指定席を持っているひかる、これ程上品な店、ひょんな外人に完璧に舞い上がってしまったのである。 とりあえず雰囲気を察したM氏が注文。目の前に訳の分からない食べ物が並べられたのであるが、ひかるは一度もホークを使ったことがない。使い方を知らず手が出ないのである。 野蛮ではしたないなーと思ったが、M氏がパンを手でチギッテいるので真似をした。ビールだけは通じるので、パンをちぎり、ガボガボとビールを飲む。 泡盛で鍛え、横綱を自認するひかるは雰囲気とひょんな外人に酔いつぶれてしまったのである。... ...続きを見る

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2017/12/07 17:24
BL 1491 豪華レストラン
ひかるはいつも会社の近く、すぐ戻れる一キロ圏内の焼鳥屋で後輩たちと番組談義をしていた。 ソニーM氏から夜食をしたい、との連絡。夕方営業マンが迎えに来、連れていかれたのがホテルニューオータニ最上階の、当時最高級のフランスレストランだった。 髭の剃り後が青く、格闘技家風のがっしりした体格、ニタリ顔が似合わない、チョコンと乗った白い帽子がこれまた似合わない男がうやうやしく迎え入れた。 ひかるが主賓だと分かっているのだろう。横でメニューをさかんに進める。 これがまた訳の分からない言葉である。 ... ...続きを見る

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2017/12/07 17:14
BL 1490 VHS戦争
編集データはソニーとリンク、VTR本体もH−1100の機種にグレードアップされ、編集システムと同時発売すると飛ぶように売れていったのである。 ソニーはホームビデオ、VHS戦争で大敗、放送用もかなり立ち後れており、VTR事業撤退かと言われたが、ひかるの出現で一気に逆転、なお独占体制。 開発担当部長だったM氏は後に副社長まで掛け上っていったのである。 そこでまたまたひかるのズッコケが出てしまうのである。 ...続きを見る

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2017/12/07 12:54
BL 1489 リスク
完璧なる完成度でこの分野での競争は不可能と諦めるしかなく、撤退のみ。 アメリカから見れば日本のデジタルはよちよち歩き、まさかまさかの青天の霹靂だった事だろう。出鼻をくじかれNASAもびっくり、真珠湾攻撃並のショックだったでしょう。 新品テープに先にタイムコードを記録すると、磁気ムラや欠陥テープの返品が出来ない、スポンサーに対しても、どうせ使い回しテープと受け止められ、リスクは大であったが、どうしてもやらなければならないタイミングがあったのだ。 ...続きを見る

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2017/12/07 12:44
BL 1488 ギブアップ、アメリカ
手作業でニューテープに低速、録画モードで先にタイムコード、所番地を記録していまうのだ。それにフレーム単位で画像をはめ込み録画。早戻し送りをコンピューターが追従するギリギリのスピードに制限する。コンピューターの性能向上に合わせ、送り戻しのスピードをあげていけば、見た目はなんの違和感のない電子編集システムが出来上がる。 かくしてメディア、コンピューター先進国アメリカに先立ち、日本で電子編集システムが完成したのだ。 VTR本体はシンプルなスレーディングで非の打ち所がない。 ...続きを見る

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2017/12/07 12:34
BL 1487 世界を制覇
VTRは映像とLRの音声トラック、もう一つタイムコードトラックがある。一秒30枚単位で所番地を記録し、それで制御するのだ。フィルムの両サイドの穴に相当する。録画ストップ、早戻しや送りを繰り返していくとどうしても当時の日本のコンピューターでは追いていけない。 いよいよコンピューターでは当時、世界を制覇していたIBMが電子編集に乗り出すという情報に追い込まれるが、デジタルでは勝てないが、アナログとチャンプルしてしまえ、と実験し出したのである。 ...続きを見る

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2017/12/07 12:24
BL 1486 電子編集
人生では千差万別だろうが、必ずといっていい程問題があるはずだ。慎重に読み、どのタイミングで瞬時に喉輪を噛み砕くかだ。自分は今動けるのか、親の状況や有る無し、兄弟の問題、家族に病人が有るか等の読み、飛びつくタイミングはずれていないか等が重要だ。 ひかるが放送用VTR方式でNASA開発のVR3000をこの世から抹殺した時、問題は方式やVTR本体ではない、ネックは電子編集だといち早く読んでいた。 ...続きを見る

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2017/12/07 12:14
BL 1485 喉輪を瞬時に噛み砕く
住処も重要だが、この地区にはアダンの木がある。アダンは横に延び、途中より気根を地面へ次々と下ろし這っていく。数十センチ高さの奥は絶好の要塞で他の動物は絶対に入り込めない。昼間は安心して寝れるのである。 ひかるは古代から生き延びるこの猫の狩りから、一番大事な事を教えられた。 時代の風向きや自分のおかれている状況等を慎重に読み、ネックの喉輪を瞬時に噛み砕く手法だ。 ...続きを見る

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2017/12/07 05:54
BL 1484 タイミング
風で枝はしなったりしているので、他の鳥たちは気が付かない。 くわえたまま落ちるが、猫は四本の足で見事着地。鳥は地面へ叩きつけられる。 もし瞬時に喉輪を噛み砕き損ねた場合、鳥の足が猫の足を掴めば、四本足での着地は出来ず、地面へ叩き付けられ、一巻の終わりでしょう。 風や葉音、しなり具合の読み、瞬時に喉輪を噛み砕くなど、見事としか言いようがない。 また台風時には鳥たちは木の上では寝れない。獲物が簡単に手に入り、この猫がこの地域に生き延びた原因だろう。 ...続きを見る

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2017/12/07 05:44
BL 1483 喉輪
まずは完璧な夜行性、真っ暗い夜、眼光がものの見事な黄金のビームを発する。50メータ先でも確認できる。消えたかと思うと、こちらの動きや声で別の所から黄金のビームを発する。 また獲物を捕る時の動作が見事だ。 島のニワトリはこの猫のためか、桑の木の枝で寝る。観察するとある程度風があり、木の葉の音がワサワサし、多少しなっているタイミングを狙う。助走から一気に桑の木を四本の足で抱くようにスラスラっと掛け登り、飛びつき、まずは鳥の喉輪を瞬時に噛み砕く。鳥は声を出す間もない。 ...続きを見る

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2017/12/07 05:34
BL 1482 山猫
絶滅危惧種で、天然記念物イリオモテ山猫は西表島にしかいないが、実は石垣島にもいたと言う説もあるが、この黒島にも60年前頃まで生息していた。 黒島でこの山猫を見た人は最近他界したので今ではひかる只一人しかいなくなった。 この山猫は普通の野良猫と比べ、顔がまん丸くてシッポが太くて短い、足も短い、いわゆる短足ずんぐり型だ。 顔が丸いのは顎の筋肉がかなり付いているのだろう。足が短いのもかなり筋肉が付いているせいで短く感じられるのだろう。 運動能力は通常の猫の域をはるかに越えている。 ...続きを見る

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2017/12/07 05:24
BL 1481 大河ドラマ
そう、ひかるとMカメラマン コンビはいとも簡単にそれを実現したのである。 両局の視聴率を合算するとレギュラー番組で常に大河ドラマを上回っていたのだ。 ひかるが、あの東大卒駿腕ディレクターと、一歩も引かない覚悟で臨んだ裏には、この読みもあった事を書いておこう。 タケシのスタジオ収録部分は日テレ局社員制作、完璧とは言えないが、ロケに頼る点も大であった、おまけ解釈。 日本テレビさん、ごめんね・・・ ...続きを見る

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2017/12/07 05:14
BL 1480 試作機
またこの番組では各メーカーの試作機を次から次と取り寄せテスト。ノーハウは後のオールロケねるとん番組へ繋いでいったのである。 テリーは、ひかるがロケの統括としてバックに控えていたから、社会人初の大きな番組のディレクターが勤めあげられたのだ。タケシもこのMカメラマンがいたから軌道に乗ったと言っても過言ではないだろう。 民放に勤める人なら誰もがあの巨額の予算とキャスティングで展開する大河ドラマを凌ぐ番組を作りたい、と思うがレギュラー番組では実現していない。 ...続きを見る

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2017/12/06 17:54
BL 1479 初心者
テリーはまだ初心者、タケシとの間を取り持ち充分なるホロー体制を取るように、とMカメラマンに指示。軌道に乗っていったのです。 当時、雨傘番組だと手を抜き、二流カメラマンを当てるのが普通だが、キー局のゴールデンカメラマンを裏番組、当面の敵局に惜しげもなく当てる。ひかるがいかにロケの映像を茶の間に届ける事を重視していた分かるだろう。 ...続きを見る

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2017/12/06 17:44
BL 1478 フリー
ひかるが部長命令を出したとしても社内事情は無理だと分かりきっている。 業界にはボツボツフリーでやっている人がいるはずだ、彼たちを動員しよう、と言うと、やったー、と膝を叩いて納得。さすが、と握手をしてきた。 ゴールデン番組なので技術料は割り増し払いの触れ込みに、一気にスタッフ問題は解決。 ...続きを見る

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2017/12/06 17:34
BL 1477 強化策
機材は各メーカーが協力体制を採っているので時間の問題だろう。 問題は完璧にテリーに反発しているスタッフだ。 帰りに焼鳥屋へ立ち寄り、この番組は思い切った強化策をとる、と切り出すとM君は、怪訝な顔をしていた。 カメラ、音声、VTR課の課長がすべてスクラムを組みスタッフを出さない事になっている。 ...続きを見る

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2017/12/06 17:24
BL 1476 ロケ機材の開発
彼の学生時代の同僚なら、なるほど分かると言うはずだ。 今の彼からはまったく想像出来ない。 静かに耳を澄ませ聞くと、言っていることに理はある。この男を潰す訳にはいかない、ホローしようと、感じたのである。 ひかるは当時、東芝、日電、ソニー、池上通信機など国産ロケ用カメラ、レンズはキヤノン、フジノン、音響はワイヤレスの開発などかけずり回っていた時期だ。 テリーは技術がついてこない旨を言っているが、一番ひかるがロケ機材の開発を急ぐべし、と感じていた時期だ。 ひかるは一括どころか何一つしゃべら... ...続きを見る

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2017/12/06 17:14
BL 1475 猿の温泉
残るはひかるがロケ総責任者として一括すべし、との事になり会うことになった。 会ってびっくり、彼は童顔でどう見ても学生アルバイトではないのか、いかに雨傘番組とて、と思わせる状況。 更に火炎ビン事件直後なので、斜視があまりにもひどかった。 そして赤面、猿が温泉で真っ赤な顔をしている状態。 更にどもりのひどさ、どどど・・もも・・・り・・と言う感じで、唇の両端には白い泡だ。 ひかるも人前でのしゃべりが苦手で、一括どころか、目の前のあまりの出来事に、つい同情の念が先立ち呆然と忘れてしまった程で... ...続きを見る

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2017/12/06 12:54
BL 1474 おい、テリー!
テリー伊藤君の若き頃を書いてみよう。 彼は学生運動の火炎ビンで斜視になった、と他のブログで書いてあったので書くが、卒業直後タケシの元気が出るテレビのディレクターだった。 勿論番組作りは初めてで、ロケの技術を受注したのがひかる。 スタート時、テリーはあまりにも番組作りを知らな過ぎる。 番組にならない、とスタッフが総スカン、立ち往生してしまったのである。 Mカメラマンにはゴールデン番組なので決して手を抜かないよう指示はしていたが、とうとう彼ですら限界を超えた。 ...続きを見る

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2017/12/06 12:44
BL 1473 番組革命
当時ねるとんの時間帯はなかなか視聴率がとれない、売り物にならない死に時間帯で、それを何とかしたい、と模索の末の企画。そのヒットにより、他の曜日の同時間帯にも火がつき大きな利益をもたらしたのである。 また前にも記したが、カメラとVTRを4台パラ回しで多重記録する事により、オールロケでいとも簡単に番組が出来る事を証明し、以後ロケ番組が軌道に乗り番組革命が出来たのである。 ...続きを見る

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2017/12/06 12:34
BL 1472 時間商売
しかしタケシはさんまと組んでタケちゃんマンでフジテレビに貢献する。 そしてひかるに新企画、ねるとんが持ち込まれ、即M君を起用、約束通りその才能をフジテレビに生かしたのである。 ねるとんは二つの大きな効果を局にもたらした番組である。 テレビ局は時間を売る商売だ。 ...続きを見る

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2017/12/06 12:24
BL 1471 天の川
ひかるはわざわざ放送業界や世界における日本のメディアの位置付けなど用意したわけではない。 子供の頃より手に取るような天の川、流れ星を庭に育ち、入社当時は魔法の箱解明に専念したが、10年もするといつの間にか業界や世界を視野に入れた思考をするようになっていた。 今の若者たちには光年単位で生きずく天の川を眺め、どうせ気がつけば短い一生、スケールの大きな人生を歩んでほしいと願うゆえんである。 H氏はさすが東大出で、後に歌合戦はタケシに視聴率を食われ、あえなく終焉する。 ...続きを見る

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2017/12/06 12:14
BL 1470 東大沖縄紛争
論争を続ければ、ひかるは業界、世界までも視野に入れている、一局、一番組だけにこだわっている己がケツの穴の狭い男に写るか、また先ほどからの態度を見れば、この男は決して引かないだろう、クビが飛ぼうがみじん切りに会おうが平気だろう、ととっさに考えたのだろう。 ひかるは名字で即沖縄出身である事は分かり、普段は沖縄と呼ばれ、かくして沖縄東大紛争は決着した。 周りからはどうやって説得したのか、興味半分に聞かれたがひかるは何もしゃべらなかった。 ...続きを見る

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2017/12/06 05:54
BL 1469 さすが東大
M君をここまで育て上げ、上司として心より感謝しています。実は私もM君の才能を高く評価しています。彼に民放両局のゴールデン番組のチーフを張らせ自信を付けさせたい。民放ナンバーワンのカメラマンにし、世界に通用する人物に育てたい。 そして、その才能ノーハウは今後、必ずフジテレビの為に使います。と淡々としゃべったのである。 H氏はしばらく天を仰ぎ沈黙の後、いきなり立ち上がると、握手を求め、この話はなかった事にしよう、と言ったのである。 さすが東大出だな、とひかるは感じいった。 ...続きを見る

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2017/12/06 05:44
BL 1468 裏番に起用
何度も言っているが、M君は私が手塩にかけノーハウをつぎ込んで、やっとチーフが張れるまで育て上げてきた。事もあろうに当面の敵局、裏番に起用とは常識外だ。 向こうが軌道に乗れば、こちらの視聴率が喰われるんだぞ。子会社の身分で、場合によっては君のクビだけではすまない、社長だって危ないぞ、とひかるを逆なでする事まで言われ、怒鳴り返したかったが、そこは忍々。 存分にしゃべらした後、たどたどしいながらひかるはしゃべりだした。 ...続きを見る

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2017/12/06 05:34
BL 1467 勝負
かたやひかるは、子供の頃から25歳までオシと言われ、社内でも窓外族で通し、やむなく社の中心に据えられたばかり。 勝負は既にあったも同然と言われたが、ひかるは日本テレビ側にM君の起用を通達済みで、引く訳には行かない。 H氏にアポをとり会いに行くと、歌合戦の編集中だが、完璧に無視した態度。待つこと2時間近く、ひかるはソファーで微動だにせず薄目で様子を見ていた。 この男、終電になっても明け方までテコでも動く気配がない、と観念したのか、前に座ると一気にしゃべりだした。 ...続きを見る

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2017/12/06 05:24
BL 1466 駿腕ディレクター
担当課長等に交渉させるがらちがあかず、とうとう最後の砦、ひかるの出番となった。 H氏はフジテレビきっての東大卒駿腕ディレター、学生運動では安田講堂の屋上で大きな旗を振り、リーダー役、全国弁論大会を制覇してきた、と噂される弁舌家。 当時の芸能界大御所、古関祐爾や水江タキ子など、こうしましょ、こうしてください、など歯に絹きせぬ自信溢れるてきぱきぶり。 フジテレビでは当時、早稲田卒が圧倒的に多くいたが、この東大卒にだけは勝てない、といわれていた。 ...続きを見る

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2017/12/06 05:14
BL 1465 雨傘番組
しかしひかるは一度引き受けた仕事に手を抜くような事はしない。 当時、フジテレビの日曜夜8時は欽ちゃんの家族対抗歌合戦で、そのチーフカメラマン、M君を起用することにした。 歌合戦はスタジオ番組で、日曜日収録し翌週日曜日放送で、タケシは日曜日は収録なしとの事で起用を決めたが、ゴールデン番組の裏表。両局のメンツがぶつかり、ひかるは窮地に追い込まれる事となる。 フジテレビの日曜8時、ゴールデン番組のチーフカメラマンを、いわゆる完璧な裏番組に起用する事にHディレクターが異を突きつけてきたのである。... ...続きを見る

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2017/12/05 17:54
BL 1464 鬼瓦権造
タケシは20代、漫才でちょっとだけテレビに出ていたがその後まったく消えてしまった。浅草あたりでやけ酒を飲んでいる、と噂されていた。 ちょうど30歳になった頃だろうか、初めてタケシの名前を番組の冠に付けた、鬼瓦権造なるキャラクターで、元気が出るテレビなる番組の企画が持ち込まれた。 この番組は日本テレビの、いわゆる雨傘番組であった。 後楽園球場のドーム化前で、巨人戦が雨で中止になった時に流す、いわゆるフィーラー番組で、名の通った役者なら断りそうなものだが、タケシはすがるしかなかったのだろうか... ...続きを見る

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2017/12/05 17:44
BL 1463 デジタル放送方式
世界初の一インチ電子編集システム作り、VTR方式の転換などあり、親子の差があると言われたアメリカを一気に抜き去る。放送機器で培われた技術はホームビデオへ波及し、日本は映像大国になったのである。 現在デジタル時代となり、日本独自のデジタル放送方式はアメリカの先を行き、南米では日本方式が採用されるとの事。 また、新テレビ塔スカイツリーは高層宅、ひかるのベットから眺められる。 5コマ漫画のコタツに入りながら映画が見られる夢をいまだに追い続けるひかるである。 ...続きを見る

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2017/12/05 17:34
BL 1462 アメリカ大リーグ
昭和50年前後、各キー局はカラー化も軌道に乗りエリア拡大、U局作り、争奪戦にやっきになり、VTRやロケ等に目が回らなかったのだ。 アメリカ大リーグもびっくりするスローVTRを6台も使いこなす中継など、ひかるの存在はそれこそ光り輝いていた。 ロケ用BP−90バッテリー、75連チャージシステム、当時あまりの破天荒に気違い扱いされたが、このシステムを公開しBP-90の使用を促し、以後カメラやVTR,音響器機や照明など、すべてこのバッテリーで設計され、日本のロケにどれだけ貢献をしたのか計り知れない... ...続きを見る

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2017/12/05 17:24
BL 1461 アメリカ嫌い
ひかるはなんとしてもメディア先進国アメリカに追いつき、何とか先を行きたい、と言う願望があるから、頑張れた。 アメリカ嫌いのひかるに、アメリカ国民のための番組作りなど、もっての外だ。 ほうほうの抵でひかるは逃げ帰り、その後アメリカへは足が向かなかった。 ...続きを見る

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2017/12/05 17:14
BL 1460 アメリカ拉致事件?
何がなんだか訳が分からない。 よく聞くと、これからメディアを買収する。 だから貴方にはその放送局をやってもらいたい、と言い出したのである。 日本では無名のひかる、あのNASA開発の超精密機械をあっと言う間にこの世から抹殺。 世界初の電子編集システムを稼働させた男としてマークされていたようだ。 日本の放送方式はアメリカのNTSC方式に従う形で始められた。 ...続きを見る

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2017/12/05 12:54
BL 1459 アメリカ偵察
ロケ技術の遅れでクイズやワイドショーなどスタジオ中心の番組内容に、何とか外の映像を茶の間に届けたい、という夢だ。 これもタケシの元気が出るTVやねるとん紅鯨団などで実績を作り一段落した頃、ひかるはやおらアメリカ偵察へ出かけた。 ロスの知人と数十年ぶりに会うことにしたが、アメリカ人を同伴してきた。 一段落すると、その男がひかるの隣へ来。 あなたを日本へ帰すわけにはいかない、としゃべりだした。 ...続きを見る

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2017/12/05 12:44
BL 1458 アメリカ偵察
アメリカが見過ごすはずがない。 当時、ひかるは部下を毎年アメリカ偵察へ出張させ、情報は逐一把握していた。 そして、開発の途に付いたばかりのオメガ方式をソニーへ乗り込み、数年の間にひっくり返したのである。 命を懸けたその間の裏話などは、数冊の本になるくらいであるが、ここではかつあいする。 方式が確定すると、映画界、VTR産業、CM産業、放送業界は一気になだれ込んできたのであるが、ひかるにはもう一つテーマがあった。 ...続きを見る

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2017/12/05 12:34
BL 1457 乗せ換え
そしてひかるにはアメリカ拉致事件?もおきているので、どうしても足が向かなかった。 NASAが開発した偵察機用VR3000、日本の放送が始まって15年間君臨し続けた。何とか抹殺できないかと考えるが、各局はVHS陣営が薦めるアルファ方式でほぼ固まっていた。 この方式はテープがヘットを一回転させ巻き取る方式。一インチのテープ幅をクリアーするため、左右のリールに奥、手前のかなりの段差をつけ斜めに巻き取る必要がある。 テープ途中での乗せ換え、スレーディングやカセットやオートメーションに難点が出てく... ...続きを見る

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2017/12/05 12:26
BL 1456 フロンティア精神
彼女は強烈なフロンティア精神の持ち主で、若き頃渡米、現在シリコンバレーを中心に世界各国飛び回りビジネスを展開中。週末にはフロリダからメキシコ湾近くまで自分のクルーザーを出し楽しんでいる。 長男の嫁はアメリカソニー副社長の娘で、シリコンバレーには別荘もあり、一月でも半年でもいいから、来てほしいとの事。 これ程フロンティア精神に満ちた文章、人物に出会った事がない、じっくり人生談義をしたい、とのことでした。しかし、青春時代を沖縄で育ち強烈なアメリカ嫌い。 ...続きを見る

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2017/12/05 12:14
BL 1455 シリコンバレーのS嬢
そして、ひかるの視点は宇宙へと飛ぶ。 光年単位で動く宇宙から見ると、人間が生まれ、そして死んでいく80年は、まばたきの一瞬にすぎない。 そして貴方の今まで生きてきた行動を点で結び、宇宙からみるとあまりにも狭い。 アリよりも狭い範囲でコチョコチョ動いて一生を終えているように見える。 地球狭しと飛び回る人生があってもいいではないか。 このブログを見て、一番最初に飛び込んだメールは洋の向こう、シリコンバレーのS嬢からだった。 ...続きを見る

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2017/12/05 05:54
BL 1454 笑う蝉
腹の底から、笑いに笑って、力のある限り、幸せを満喫し、笑いコケて死んで行くんだ。 と解釈をしてやった。 そうやってみると、セミの一生が、とても素晴らしく、うらやましいと、感じられるのだ。 そうだ、己も一生、悔いのない、腹の底から幸せを満喫し、大笑いの連続で人生を終えたい。 それだ! 以後、どうやって人生を愉快に楽しく、悔いなく過ごせるか、本気で考えるようになったのだ。 蝉の悟り。 悔いなき人生、恨みや怨念のない、常に夢を求め、前向きな生き方をしよう。 そう、蝉の如く己の人生そう... ...続きを見る

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2017/12/05 05:44
BL 1453 短い命
南の島は、夏になると、けたたましい蝉の泣き声だ。 その後、死骸を見ると、子供ながら疑問を感じる。 あまりにも短い命、何んて狂ったように泣くのだろうか。 何んのために、この世に生まれてきたのだろうか. 命の限り、泣きに泣き崩れ、死んでしまう動物がいていいのだろうか。 不思議でしょうがなかった。 がしかし、ちょっと視点を変えてみると、とてつもなく楽しい、一生になるのでは・・ そうだ、セミは泣いているように聞こえるが、実は思う存分、笑っているのでは・・ ...続きを見る

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2017/12/05 05:34
BL 1452 サメとテレビ
老後は飛行機にまたがり、南の島へメルヘンを求める人生。 そう、ひかるのご先祖様は、あの世界的にも珍しいサメに助けられた男。 2百年前にあったという、黄色いサメにまたがるご先祖様そっくり。 このひかる物語、サメとテレビこそ、現代版ロビンソンクルーソー物語ではないでしょうか。 最後までお付き合いいただき、謝、謝! ・・・・ ...続きを見る

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2017/12/05 05:24
BL 1451 ひかる神話
そんな事をした人、世界中探しても、後にも先にもいないであろう。 放送の歴史で最重要なポイントは、このオメガ方式VTRの導入開発であろうが、巨額の開発予算を行使していたNHK,、民法からは誰一人として関与しておらず、放送業界からはひかるたった一人であった。 軌道に乗った後、ソニーでは、先輩から後輩へひかる神話が出来たと言う。 オメガ方式に命を張った人がたった一人いる、その名はひかる、決っして足を向けて寝るな! 一少年が5コマ漫画に夢を見、見事に成就。 ...続きを見る

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2017/12/05 05:14
BL 1450 デジアナチャンプル
前記通り、アメリカアンペックス、NASA連合のVTRが15年間も独占、あっと言う間に日本製VTRに取って代ったが、問題は電子編集だった。 当時データ記録は紙テープパンチ式で画像一秒間に30フレ、一枚一枚にタイムコードと呼ばれる所番地を入れ、制御する事じたい大変だったのである。 高速巻き戻しをするとトラブルが出る、そこで出てきた知恵は、収録編集用ニューテープに全てノーマルスピードで先にタイムコードを入れるという、デジタルで無理があれば、アナログとチャンプルする手法で逃げ道の知恵を使ったのであ... ...続きを見る

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2017/12/04 17:54
BL 1449 地球を背負う男
いや、地球は俺が背負って行くんだ、背負っていかなければ、とスケールの大きな人物になれるはずです。 皆さんもそうだが、中学生くらいのお子さんをお持ちの父なら、是非、地球を背負う体験させるべきです。 (東京の浜で大の字になってもいいが、宇宙を目前に感じられない、南島をお勧めします) ひかるは周りからタイニン(大人)タイニンと呼ばれたが、子供の頃、地球を背負っていたこと知らなかったことでしょう。 常に国内外、世界を視野にメディアはどうあるべきか、考えていたのである。 ...続きを見る

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2017/12/04 17:44
BL 1448 足跡
南の島、夕闇せまる浜風と、水平線にひときわ輝くこの神秘的な星に出会う時、何とも言えない安らぎを感じます。 ただこの時期は梅雨時で、特に南の空は積乱雲が多く、この星に出会えれば、心身共に癒される事でしょう。 南の孤島、夜の砂浜で大の字になり、空を眺めると迫る天の川、宇宙が手に取るようです。 今起きているようだが、流れ星、もしかして、五年前の事象では? そして迫る壮大な宇宙、地球の鼓動を背にすると、今、己は地球を背負っているんだ、と思いを馳せる事でしょう。 ...続きを見る

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2017/12/04 17:34
BL 1447 南十字星
テレビを見ていると、おばあちゃんが、不機嫌になり、血を流し争うテレビは嫌いだ、といきなり電源を切ってしまう。 演技で、本当にはやっていないと、説明してもわかってもらえません。 NHKしか写らない時代はそうでもなかった、東京へ帰ったら、そんなテレビは作るな、と言われ、穏やかに生活して来た、島のお年寄り達の心を乱してしまったのではないかと、考えさせられました。 また、北半球の日本から、南十字星が見えるはずがない、と思われる事でしょうが、この地区では、5月の末から6月の初め頃、見事な十字星が見... ...続きを見る

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2017/12/04 17:24
BL 1446 だけどブログ
ひかるの場合、少年の頃見た夢に、人生の殆んどを費いやし、追い求め続けた、魔法の箱、テレビ少年物語、ブログそのもの自体が、ひかるの細やかな人生の証ではないかと、考えています。 たかがブログ、だけど、宝だブログ。 たった一人でもいい、人生灯台の一コマになれば・・・ 長年待ち望まれた、八重山地区への民放、2局ながらも開通、ひかるの両親が眠る墓にも、電波が届きました。 ひかるの夢は実現したのである。 島を訪れると、わざわざ船でビデオテープを借りに行かなくても済むようになった、と若者たちは大喜... ...続きを見る

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2017/12/04 17:14
BL 1445 人生の証
我々が地上で生きられる時間は、大きな宇宙の営みから見た場合、まばたきの瞬間なのかもしれません。 例えまばたきの一瞬でも、地上に生を受け、鼓動が動き出した以上、この鼓動が動いている間、止まる前に、自分自身が生きていた、という証、足跡を残したい。 人々がひしめく大都会、巨大化した組織の中、これが自分の足跡だと言えるものは、なかなか見つけられません。 ...続きを見る

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2017/12/04 12:54
BL 1444 納得シーン
テレビのドラマ、己の人生ドラマと比べたら、比較に値しない。 若者よ! 即、己の人生ドラマ、企画立案、取り掛かろう! 今日一日、あなたは、納得出来るワンシーン、作れたかな? 人生の 喜怒哀楽に ロマンあり! 若者よ 思い残すな 明日は華! 貴方には 誰にも盗られない 知恵がある。 貴方には 誰にも止められない 鼓動がある。 これしかない! 己の人生ドラマ ロマンを持て! そして、  命を張れ! 命を張れ! ...続きを見る

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2017/12/04 12:44
BL 1443 スターは、あなた!
もし、貴方が3年前と、今現在を比較し、何の変化も感じられないとすると、いま何か手を打たなければ、3年後も同じです。 と言う事は、前後で6年間、何の変化もない人生という事になります。 何の変化もない人生を求めるならともかく、自分は、20代、30代、40代は、こういう事をやって来た、と言える、人生のアルバムが、必要ではないだろうか。 人生ドラマ80年、1日1日が、ワンカットの積み重ね。 スターは、あなた! 監督も、全てあなた一人の独壇場。 己の人生、楽しい、最高のドラマです。 ...続きを見る

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2017/12/04 12:34
BL 1442 思考パターン
また、ひかるの場合、物事に挑戦する時、一つの思考パターンがある。 作物を育てる時、出来の良い種を翌年植え、徐々に収穫を増やし、満足するまでには、数年必要とします。 この事から、ひかるも、何か成す時は、畑を耕し、種を蒔き、水をやる。 3年目に花を咲かせ、4年、5年目に、実績という収穫を得るの例えで、3年から5年先を視野に入れた実行方式を取り入れてきました。 この思考パターンは、じっくり腰を据えて取り組めるため、殆んど失敗する事なく、結果が得られます。 参考にしてみてはいかがでしょうか。... ...続きを見る

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2017/12/04 12:24
BL 1441 悔しさ
ただ情熱のほと走るまま、人生の波を味方とし、知恵を使っただけだ、と。 抑圧された人間の悔しさが開き直る時、その悔しさの度合に応じ、変身出来るのです。 人生のチャンスという波が訪れた時、蓄えたエネルギーをバネとして使える生き方をして欲しい。 背伸びし切った生き方は、いつの日か息切れする事でしょう。 ...続きを見る

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2017/12/04 12:14
BL 1440 ブレーン
まず100人を動かすには、行動を共にするブレーンが10人いれば、流れは変えられるだろう、とブレーン作りを開始しました。 守りに回った人を攻めに転じさせる事は、容易ではありませんでしたが、熱意をもって説く姿にブレーンが増え、大きな展開が出来るようになったのです。 ひかるの、もの言わぬ少年時代を知る人は、これ程変身出来た人はいないだろう、何かあったのか、と聞かれますが、何もない。 ...続きを見る

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2017/12/04 05:54
BL 1439 もの言わぬ人
貧乏のどん底を這いずり、嘗め回す、しこたま、言葉を無くす程いじめ抜かれる、人生の一番大事な結婚では、生い立ちを罵られ、塩を撒かれる。 人間、生まれた所で価値が決まるわけではない!! と怒鳴りたいが、耐え抜いてエネルギーを貯めるしかなかった。 そのエネルギーは、人間が豹変したのではないかと思われる勢いで、トップを説得しまくり、承諾を得ると即行動。 ...続きを見る

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2017/12/04 05:44
BL 1438 耐える
やっと30歳で管理職の末席につくようになった頃、先輩管理職がごっそり飛び出していったのです。 その後、社の状況は、日に日に悪化、殆んど泥沼に片足を突っ込んだ状態となりました。 取り巻く状況が悪い時、殆んどの人は、身を守る方へと向かいますが、ひかるの場合、全く逆で、一気に攻める事を考えたのです。 長い間、もの言わぬ環境で育ち、何かに挑戦してみたい、他人に負けるはずがない、という、情熱のエネルギーが、爆発寸前まで蓄えられていたのです。 ...続きを見る

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2017/12/04 05:34
BL 1437 置いてけぼり
母との約束で学校へ行きはしたが、やはり借りてきた猫の如く、もの言わぬ人(オシ)とあだ名され、中学を卒業。 高校へ進むにもまた、島からは同学年で、ひかる一人。 地元の石垣中学から、なだれ込んだ連中が、徒党を組んでいるように見え、ここでもまたもの言わぬ人とあだ名され、卒業。 上京後、就職するにも、今度は異境の沖縄人として見られ、その事が自分自身にも大きく乗しかかり、言葉のなまりが気にかかり、多くをしゃべりませんでした。 同期の人は、30前に管理職として登用されていきますが、やはり置いてけぼ... ...続きを見る

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2017/12/04 05:24
BL 1436 傘をさすのは人間だけだ !
イベントは晴天に恵まれ大成功。その会社の社長が「ひかると言う男、雨が降ろうが、やりが降ろうが、しっかり仕事をやり遂げる、一番信用出来る」と尾ひれを付けて回ったのである。 もっと大きな財産は、回りが全員風邪を引いていても、部屋中菌が充満していても、絶対と言っていいくらい、この男の体はまともじゃないのでは、と疑うほど、風邪を引かない、丈夫な体になったのだ。 そして言う「地上にいる動物の中で、雨が降ったからとて、傘をさすのは人間だけだ、雨なんぞ、負けるな」と。 ...続きを見る

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2017/12/04 05:14
BL 1435 快感
小中学を通し、どしゃ降りの雨に打たれた事は、いつの間にか苦痛ではなく、ひかるの中で、修行僧が滝に打たれる如く、快感になって行ったのである。 ある日、営業で大きなイベント収録を受注、最終打ち合わせ確認時、途中よりどしゃ降りの雨となったが、例によって快感を感じ、客先へ行った。のき先で滴る雨を切り、客の前へ立つと、相手がびっくり。 タクシーも有るだろうに、傘も買えるだろうに、と・・・ ソファーに座ると濡れるので、立ったまま最終確認をし、またどしゃ降りの雨の中を平然と帰る。 ...続きを見る

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2017/12/03 17:54
BL 1434 ランプ生活
筋肉が付き、ビッコも徐々に目立たなくなり、勉強で他のいじめっ子を負かす事が出来る、と悟ったひかるは、必ず一番になる、と猛勉強をするように成った。 回りの家では、石油を一升瓶で買うが、貧しく二合瓶でしか買えない、小さなランプだが、父はひかるに明け渡し、細かい仕事を明るい内に済ませ、暗闇でせっせせっせかと内職をする。 子供の時の境遇は大人になってから、大きな財産と成る。 ...続きを見る

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2017/12/03 17:44
BL 1433 いじめ問題
口を閉ざしたひかるの学校恐怖症、素晴らしい先生との出会い、粋な計らいが自信となり、徐々に心を開いていったのです。登校拒否やいじめ問題は、このような思いやりのある先生に出会えれば、事なきを得る事でしょう。 ...続きを見る

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2017/12/03 17:34
BL 1432 進歩賞
どしゃ降りの雨でも、口を真一文字に噛み締め、ずぶ濡れで学校へ行くようになったが、いじめは止まず、当然、成績はすべて零点だったが、通信簿は学校の配慮なのか、1ではなく、オール2のアヒルの行進。しかし、四年の終り頃、勉強もしなかったが、30点、40点が出るようになった。 この、ちょっとだけ成績が良くなった事を、先生が見逃さず、進歩賞なるものを直筆で作り、みんなの前で表彰、褒めてくれたのです。 ...続きを見る

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2017/12/03 17:24
BL 1431 母の涙
登校拒否に、母はひかるを抱きしめ「ひかるが学校へ行ないんなら、お母さんは生きていけない・・」と大粒の涙をおとす。 当時、母は貧しく栄養失調ぎみ、三人の子が次々と育たなく他界、ひかるがビッコで学校へも行かない・・顔色から本気で死の道を考えている事が感じられる。母の心の内を感じたひかるは、だまって小指を出した。ひかるの初めての指切りは、母との約束であった。 ...続きを見る

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2017/12/03 17:14
BL 1430 恐怖
途中、ひかるはあまりの格好悪さに気ずき、帰ると脱ぎ捨て、ずぶ濡れで登校。急に体を冷やしたせいか、下腹部に激痛を感じるが、我慢できずウンチを漏らしてしまう。ビッコ野郎、ウンチ野郎、といじめられる。 女の子が木切れでつっついて逃げるに、ピコタンピコタン追いつかない。更に、他の村は、同級生が大勢いたのですが、ひかるの村はたった一人。しこたまいじめ貫かれたのである。 登下校時、他の村の連中が徒党を組み、襲ってくるのではないかと、恐怖を感じ、とうとう言葉を失う、しゃべらなくなったのです。 ...続きを見る

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2017/12/03 12:54
BL 1429 5コマ漫画
一少年が、5コマ漫画に夢を見、浦島太郎になっていく姿自体が、5コマ漫画の格好の題材になるかと思います。 紙面の隅っこ、あまり注目される事もなく、流れすぎていく5コマ漫画の世界と同じで、あっという間の人生でした。 振り返ると、ひかるは小学校入学時、登校拒否児でした。 五歳の時、股関節を痛め、かなりのビッコ、入学時、他の子が運動場一周するにも、半周しか出来ない、ピコタンピコタン状態。貧しくカッパが買えない大雨の日、母は蓑傘を着させ、登校させる。 ...続きを見る

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2017/12/03 12:44
BL 1428 早者勝ちだ!
ブログのポータルサイトをうまく作れば、野球だけではなく、サッカー中継、全国の祭りサイト、もろもろの番組が、放送時間枠、時間帯など関係なく、ほぼリアルタイムに送出できるのである。 テレビの場合は、どうしても放送時間、各局間の縄張り争い、あるいは一方的な情報の流し方など問題があるが、ブログの場合、ワンセグテレビを見るように、気のついた時、一服の時、信号待ちの時に自由に見れる。 テレビ放送にはない、かなりのメリットを有している。 ...続きを見る

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2017/12/03 12:34
BL 1427 ブログ放送
テレビで、ダイジェスト版として、プロ野球ニュースがあるが、そんな番組はもう用をなさなくなる。 例えば、TBSが、東京ドームで行われる巨人、横浜戦を中継しようとしても無理だ。 素材をニュースとして使うぶんにはいいが、番組としては使えない規則になっており、お互い縛りっこしている。 ブログの場合、携帯を球場へ持ち込ませない、という訳にはいかない。 縛りがないので、誰でも自由にブログ番組の立ち上げが出来るのだ。 ...続きを見る

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2017/12/03 12:24
BL 1426 放送、開局!
ブログによる放送、そんなに難しい事ではない。即、実現可能である。 例えば、野球放送を考えた場合、12球団、各球団のフアンブロガーを、6名集め、試合が行われると、その球場へ行き、逐一1分単位でもいい、ブログで、結果を上書きして、立ち上げる。 6試合であるから、六つのブログを一つのサイトとして、位置づけるのだ。 常に、各球場の最新情報が、ポータルサイトで書き換えられているという事になる。 ...続きを見る

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2017/12/03 12:14
BL 1425 死なせるな!
潮の流れもなく、観光客は、浮き輪さえあれば絶対安全。熱帯魚達と戯れる竜宮城だ。 ひかるの特技は、この巨大プールで浮き輪に入り、立ったまま、むぎわら帽子をかぶり、サングラスをしたまま立ち昼寝をする事。 観光客は動かないので、ドザエモンだ! と大騒ぎ。ある時は救難ヘリコプターを呼ばれる寸前までいった。 ワシはまだ死にたくないぞ!  死なせるな! 夕日が周り一面を真っ赤に染める頃、プライベートビーチで、ひかるは若かりし頃に思いをはせていた。 ...続きを見る

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2017/12/03 05:54
BL 1424 大富豪誕生!
大き目のハンモックとガーデンテーブルをしつらえ、朝食は自動パン焼機で、出来立てのパンと出来立てのジュースを飲む。 ハンモックで本を読み、うつらうつら・・・パソコンをやったり・・・ 潮時のいい時は、150メータ先のプライベートビーチへ、ぷらりと行く。 この島のリーフは世界的にも類を見ない、東京ドーム数個分の天然プールがいくつも出来上がる。 ...続きを見る

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2017/12/03 05:44
BL 1423 大統領解任
また南の島には、父が残した、広々とした土地と、生まれ育った別荘がある。 暇な時は、ふらりと南の島へ飛ぶ。 JAL、ANAは、ワシの下駄だ・・と。 貧乏王国大統領閣下と呼ばれたが、気がついてみると、名実共に大富豪になっていた。 島のひかる邸の広い庭には、大きなヤラブの木が5,6本ある。 ...続きを見る

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2017/12/03 05:34
BL 1422 和解
勿論、ひかるも和解、何事も、ひかるを頼りにするようになったのである。 そして、都心の一等地の不動産をひかる夫婦に託し、亡くなったのである。 ひかるは、先見性では、ずば抜けた面をもっている。 建築法が緩和され、都心回帰、マンションのブームが来る、といち早く高層マンションをぶち立てたのである。 六本木ヒルズには届かなかったが、ひかるは最上階で、ベランダから東京の夜景を眺め、日々旨い酒を飲む。 ...続きを見る

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2017/12/03 05:24
BL 1421 考え方を一変
ひかるがパスポート時代、結婚には、女房の親から猛反対を受けた。 その親が、ある会合で、放送関係者と出会った。 その人の話で、放送業界に、沖縄出身の誰もがリスクを恐れ、引き受けない仕事でも、平気で引き受け、ものの見事に成し遂げる、素晴らしい男がいるという話を聞く。 よくよく聞いてみると、それが、自分の娘の婿、ひかるだという事が分かった。 そして、今までの考え方を一変させたのだ。 ...続きを見る

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2017/12/03 05:14
BL 1420 攻めようぜ!
今立ち上げているブログは、携帯放送のテスト中だ。 若者の就職ランキングで、放送業界は、かなり上位にあるようだが、頭を使って、ひとりで放送局を立ち上げたほうがいいじゃないかな・・・ コンテンツさえ良ければ、行けるぞ! 放送業界、出版界、広告業界、シェアをもぎ取れるぞ! 若者よ、夢を持て! 果敢に攻めようぜ! ...続きを見る

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2017/12/02 17:53
BL 1419 チラシ広告屋
ネット局を使わずに、電波や情報を全国発射出来れば、大変な事になる。 もし、一局でもネット局が脱落すれば、スポンサーはテレビ局に値下げをあからさまに要求する。更に苦しくなり、次から次と脱落。 その内、ジャパネット高田の限定販売、チラシ広告屋になりさがるぞ! ひかるがブロードバンド携帯を手にすれば、南の島から、携帯放送、チャンネル1919で、たった一人の放送局を立ち上げて見せるぞ! ...続きを見る

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2017/12/02 17:43
BL 1418 食わせる責任
インターネットで、たっぷり時間をかけて、そこから、購買へ結びつく。 既に自動車や家電など、ドル箱スポンサーが、テレビからかなり減っているのが見てとれる。 放送業界は、惰眠をむさぼっている場合じゃない! 急ぎ、手を打たないと、お先真っ暗だぞ。 キー局はネット局を食わせる責任がある。 ...続きを見る

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2017/12/02 17:33
BL 1417 個人放送
これから、ブロードバンド携帯が発売されるようになれば、日本全国、個人が放送局を持つ時代になるんだぞ! 企業や団体など、独自に、それぞれ専門分野の放送を始めるであろう。 既にテレビ業界には、陰りが見える。 今の若者達は、車や携帯電話などを購入する際、あんな30秒コマーシャルで、意思決定する人はいない。 ...続きを見る

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2017/12/02 17:23
BL 1416 インターネット
当然NHKがやるはずのところだが、どんないきさつでひかるに話が来たのかは、定かでない。 それ以来、インターネットに関しては、かなり注目し、放送業界も、いち早く取り入れるべきだと、主張したが、放送業界は、惰眠をむさぼっていた。 その結果、業界からすれば、赤ん坊にすぎない、ホリエモンや楽天に、脅され、揺さ振られる結果となったのである。 ...続きを見る

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2017/12/02 17:13
BL 1415 画期的技術開発
30年も前の話だが、画期的といわれた、ISDNの開発を大々的に国がPRした。 霞が関の郵政省と、三鷹の当時の日本電信電話公社との間で、ISDNを使って、映像をやり取りするという、国家的プロジェクトに、どういう訳かひかるに、白羽の矢が立てられた。 ...続きを見る

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2017/12/02 12:53
BL 1414 人生劇場
古代の生き物たちと共存出来る、生まれたままの島。 流れ星の、燃える音が、聞こえて来そうな島。 体中に張り付く、幸せを呼ぶ、星砂の島。 人々の、純な心に触れ合う島。 ここは別天地、ロマンあふれる南の島。 恋を語ろう・・・・・ 夢を語ろう・・・・・ 人生を、語ろう・・・・ 人生の、アルバムを作ろう・・・・ ...続きを見る

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2017/12/02 12:43
BL 1413 極楽、メルヘンだ!!
魚達も、少年の頃に出会った魚達の、孫か、ひ孫になっているのかなぁ? ひかるは間違いなく、浦島太郎になっている事でしょう。 澄み切った空あり、海あり、命あり。 部屋には、孫達の大きな写真を張り、5コマ漫画に出ていた、大きなテレビで、映画を見よう。 そこは、ひかるの極楽、メルヘンだ!! 長年待ち望まれた、羽田、石垣島間、直行便が飛ぶようになりました。 ...続きを見る

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2017/12/02 12:33
BL 1412 宇宙遊泳
無造作に見える海底のテーブルサンゴ類、陽光と見事に調和した動物たちの造形美、ゆるやかな潮流は、夕凪を感じさせ、遊泳の眺めは、地上のいかなる遊覧飛行、宇宙遊泳にも勝るものではないだろうか。 人間には、とてもまねの出来ない、個性豊かなファッションショーを繰り広げ、乙姫たちが舞う竜宮城。 ...続きを見る

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2017/12/02 12:23
BL 1411 観光の目玉
一度釣り上げたい、格闘技をしてみたいと描く、楽しい夢。 また、畳4枚分にも及ぶ、巨大なマンタをテレビでご覧になった事があるかと思いますが、ひかる家の、プライベートビーチの前を通り、西表島小浜島間のヨナラ水道を堂々と回遊。 人に危害を与えない為、観光の目玉となっています。 ...続きを見る

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2017/12/02 12:13
BL 1410 醍醐味
欲に目の眩んだ男が、海で見事に心臓をぶち抜かれ、成敗された、という昔話を聞かされた事があります。 竜宮の使者の怒りに触れたのだろうか? 最近では、重さ数10キロ。体長1メートルにも及ぶ、巨大な白イカが釣れ、話題になっているとの事。 海面はスミで黒く染められ、釣り上げる醍醐味は格別だった事でしょう。 ...続きを見る

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2017/12/02 05:53
BL 1409 竜宮の使者
最近、伝説の生き物だと思われた、竜宮の使者と呼ばれる魚が釣りあげられたとの事。 体長数メートル、巨大な太刀魚に似た、鋭い切っ先の口に、流線形の見事な背ビレ。 銀色の魚体には、ブルーラインが1本入っていたとの事。 巌流島の決闘、佐々木小次郎の物干し竿は言うに及ばず、この魚を怒らせると、人間の心臓は、簡単にぶち抜かれる事でしょう。 ...続きを見る

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2017/12/02 05:43
BL 1408 メルヘン
本土では考えられない、年間日射量、畳2枚分のソーラーで必要な電気は賄えるはず。 水と電気さえ確保出来れば、あとは大自然の恵みで十分、待つのは、贅沢過ぎる、心豊かな生活のみ。 定年後も夢があり、自分の思った通り、楽しく過ごせる。 これぞ、メルヘンの世界ではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/12/02 05:34
BL 1407 気ままな生活
退職金で、小さな船を買い、風のない日は釣り三昧。 そして風が出れば、畑を耕し、汗を拭かせよう。 果て無き宇宙の天の川の下、母なる大河、黒潮に身を委ね、ゆったりとした時浴の中、春には一斉に産卵する、魚達の出産に立ち合う気ままな生活。 子供の頃不自由した飲料水も、同じ町内の島、東洋のアマゾンと呼ばれる、西表島の豊富な水が、海底パイプで引かれており、枯れる事はないでしょう。 ...続きを見る

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2017/12/02 05:23
BL 1406 退散
突然現れる、わんぱく小ザメ、しかし枝サンゴへひょいと入れば、絶対安全。 ビー玉ほどの小魚とて、恐れる事はありません。 ちょこちょこと出入りしながら、揶揄する小魚達に、小ザメは仕方なく、「今に見ていろ、痛い目に合わせてやるぞ!」と、威嚇しながら捨てぜりふを吐き、退散。 見ているだけで、時を忘れさせてくれます。 ...続きを見る

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2017/12/02 05:13
BL 1405 光柱ライト
周りには、光柱ライトの中、テーブルサンゴの舞台狭しと踊り狂う魚や、薄暗い根元では、魚体をくねらせ、愛し合う魚あり、コバルトスズメの団体は、一斉に向きを変え、一糸乱れぬ行動、光に映える魚体の見事な模様は、立体ラインダンスを演出してくれます。 おちょぼ口の針千本が、小ビレをばたつかせ、警戒警報! ...続きを見る

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2017/12/01 17:53
BL 1404 性転換
また、イソギンチャクに隠れんぼする、真っ赤に白い、派手な縦縞のクマノミちゃん。 卑弥呼の世界で、ボスクマノミは、自然にメスになり、ボスの座を降りると、自動的に、オスに性転換するとの事。 オスを従えての女王様。 スズメダイ、ベラ等は、クマノミと逆、ボスはオスになり、今までメスだった魚が、ボスになると、性転換するとの事。 便利というか、人間の世界では考えられない、厳しい世界だ。 ...続きを見る

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2017/12/01 17:43
BL 1403 タツノオトシゴ君
そうだ、命を誕生させてくれた、母なる海の世界もある。 華やかで、色とりどりの熱帯魚達、格好良くないけど、ナマコも、クラゲもいるだろう。 ヒトデは手が五つ、五回も握手を交わせるなんて、おまえは幸せものだ。 人が親類に見えるのか、擦り寄って来る、小さな耳かきヒレのタツノオトシゴ君、泳ぎが下手で、立ったまま流に漂い、どうやって、家に辿り着くのだろうか? 魚達の親子は夜、どうやって寝るのだろうか? ...続きを見る

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2017/12/01 17:33
BL 1402 自論
「人生には、ロマンと、スリルと、メルヘンが、必要である!」これは、ひかるの自論である。 ロマンについては、別に書いた通り、スリルも、命を張れる生き方をすれば当然。 さて、ひかるにとって、メルヘンの世界とは? やはり、ひかるのメルヘンは、南の小さな島にしか求められません。 生きる厳しさ、激しさを教えてくれた、台風に遇いたい! 灼熱の太陽エネルギーを浴び、風と戯れ、小鳥達や、百面相の雲と語り合いたい。 ...続きを見る

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2017/12/01 17:23
BL 1401画像
クマノミちゃん ...続きを見る

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2017/12/01 17:13
BL 1400 人生灯台
自分なりに学び得た多くの教訓から、今こそ、若き力を奮い立たせる、平成の語録が、必要ではないかと、あえて遥か南の小島より、熱きメッセージを送ります。 ・・・ 人生の 喜怒哀楽に ロマンあり! 若者よ! 思い残すな 明日は華。 貴方には 誰にも盗られない 知恵がある。 貴方には 誰にも止められない 鼓動がある。 これしかない! 己の人生ドラマ ロマンを持て! そして、  命を張れ!  命を張れ! ...続きを見る

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2017/12/01 12:53
BL 1399 若者達のロマン
昭和30年代、時代の求める流れも加味したかと思いますが、若者達が未曾有の勢いで都会へ集中して行きました。 当時、若者達のロマンを駆り立てる要因は、何んだったのか、と考えると、あのクラーク博士のメッセージに行き当たります。 豊かな時代になったからとて、燃えたぎる若者の情熱は不変。 ひかるは幸いにも、少年の夢を、思い通り実現出来ました。 ...続きを見る

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2017/12/01 12:43
BL 1398 月に別荘
群れ星の中、ひときわ輝く星になろうではないか。 65年前、遥か南の小島で動き出したこの鼓動、嘘のような魔法の箱物語を求めた50年間、常に夢いっぱい、幸せいっぱいの人生を送る事が出来ました。 ひかる少年の求めた魔法の箱、単なるテレビにとどまらず、素晴らしい幸せの宝箱だったのです。 今の少年なら、月に別荘を建て、どでかい花火を打ち上げ、眺めてやる、といった壮大な夢を持てば、結果は50年後に出る事でしょう。 ...続きを見る

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2017/12/01 12:33
BL 1397 人生航路
アリ家族 明日を夢見て 蓄える! カラスとて無い知恵絞り 生きて行く! 人の道 無駄にはすまい この知財! 人の道 無駄にはすまい この鼓動! そして、人生の大海原、舵の取り方次第で、己の未来形は思いのまま。 しかし人々は、先輩の歩んだ人生、位置づけを参考として、人生航路を航海。 人それぞれ、目指す分野や人生に、夜空に輝く星の如く、目標とする先人がいる事でしょう。 何時までも、人生航路の人生灯台として、目標にされる、立派な人間になろうではないか。 ...続きを見る

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2017/12/01 12:23
BL 1396 人生灯台
人は皆、懸命に仕事を覚え、結婚。子供が出来てからは、育児や教育問題等に追われ、人生にターボが付いたのではないかと思われる加速。 これから社会人となる人達は、いま一度考えてみる必要があるのではないだろうか。 過疎の島から上京、二十歳で夢を語り、貫き通した親友と二人、青春時代の楽しい思い出を肴に飲み干す、夢涙汗の味わい酒。 一人でも多くの若者達が、夢を貫き、夢涙汗酒、飲み乾せん事を願っています。 ...続きを見る

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2017/12/01 12:13
BL 1392 強い精神
今まで、何んのために打って来たのか? これから先、何んのために生きるのか? 真剣に考える時、生涯、休む事許されず、けなげに打ち続ける鼓動に負けない、強い精神が求められ、いかに無駄な時を刻んではいけないのか、過ぎ行く一日の大事さが分かるかと思います。 たとえ、喜怒哀楽の激しい、振幅の大きな人生だとしても、恐れる事はない! むしろ、浮き沈みの大きな人生程、他人の気持ちを広く受けとめられ、苦境を苦とせず、信頼される人間になれるのだ! ...続きを見る

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2017/12/01 09:53
BL 1395 到達不可能
考え方、目標さえしっかりしていれば、決して、到達不可能という事は、ありません。 平和な飽食時代、食うに事欠く話や街頭テレビの話など、時代錯誤もはなはだしい、と言われるかも知れませんが、たった50年前の話。 ...続きを見る

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2017/12/01 09:53
BL 1393 幸せの鼓動
一人一人平等に与えられた、この莫大な鼓動エネルギーと、尽きる事のない知財を最大限に引き出し、己の目標を真剣に求める、情熱的な生き方。 脳いっぱいに詰め込まれた、溢れ出んばかりの人生のアルバムで、老後を楽しみ、周りに幸せエネルギーを放射出来る生き方。 振り返った時。 後悔は ない! これしか なかった! と言い切れる人生。 これこそ、幸せの鼓動、と言えるのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/12/01 09:53
BL 1394 いろは坂人生
そして、油面の海が、雄叫びをあげ、暴れ狂う海に変化するが如く、我々の人生においても、厳しく辛い時期もあり、決して、平穏無事で終りません。 夢が大きければ大きい程、理想が高ければ高い程、苦労は付き物。 高く険しい登山、直線登山では、息切れ必定。 いろは坂登山になるかと思いますが、夢が大き過ぎ、理想が高過ぎ、いろは坂人生もやむなし。 ...続きを見る

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2017/12/01 09:53
BL 1391 ゴールは一人!
生まれたい、と望んで生まれ出る人は、一人もいないはずで、もし、生まれ出たくて生まれ出た人なら、生まれ出ると同時に、演説を叩っています。 また、望まなくても死んで行くのが人間。 人生最後のゴールは、たった一人で切るしかありません。 誰も、道連れはしてくれません。 二度と戻らぬ人生、一睡もせず、刻一刻、止まる方向へ進む鼓動。 今一度、胸に手を当て、対話を試みてみましょう。 ...続きを見る

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2017/12/01 09:53
BL 1390 人生の一輪
必ず 結果が出るはずだ! 何を言われようとも、たった一人の、自分だけの夢を持ち、未知なる道を求め、見た事のない、他人の真似事でない花、人生の一輪を咲かそう・・ そして人は、泣いても笑っても、黙っていても年を経りますが、この世に生まれた以上、幸せを求めない訳にはいきません。 ...続きを見る

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2017/11/30 17:54
BL 1389 たった一度の人生
確かに三高に越した事はないはずですが、世の男性に求められているのは、外見や条件よりも、その人の持てる、内命的な考え方や個性、生き方ではないだろうか。 夢を語り、人生を語り、一緒になって、人生ドラマを築き上げて行こう、と真剣に取り組む姿に、本当の男らしい魅力が感じられるのです。 燃える男の情熱、希望に胸膨らませ、光り輝く瞳に、心惹かれる女性が現れるはずだ。 見果てぬ 夢がある限り! たった一度の人生なら! 試してみよう この人生! ...続きを見る

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2017/11/30 17:44
BL 1388 不平不満
最近20代後半の独身女性と話す機会があり、数年間も交際続行中の恋人がいるにもかかわらず、どうしても結婚に踏み切れない、との事。 訳を聞くと、これと言った欠点もなく、嫌いと言う訳ではない。 しかし、夢が無い。 会う度に、仕事の不満や世の不平を聞かされ、この男の不平不満に、生涯付き合わされるのかと思うとうんざり。 どうても付いて行く気分になれないとの事。 三高流行の今時、しっかりした考え方に、感心させられました。 ...続きを見る

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2017/11/30 17:34
BL 1387 夢こよみ
日めくり暦、今の若者達にもぜひ利用し、常に夢を膨らませ続けて欲しいものです。 そして、夢を追い求め、40年が過ぎた今、人間は、パンのみに生きるものではない事が、本心から理解できるようになりました。 貧しくても、夢のある人生、自分の考えた通りに生きられる人生が最高の人生で、夢のない、老いを待つばかりの人生は、最大の苦痛なのです。 夢を展開し、これが自分の歩んで来た道だ! ドラマだ! とはっきり言える生き方。 そして、老後の人生を楽しめる生き方こそが、大事ではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/30 17:24
BL 1386 めくる楽しみ
子供の頃、日めくり暦でしたがこの暦、不思議と夢が詰っていた事を思い出します。 誕生日や夏休み迄あと何枚かと、1枚1枚めくる楽しみ。 夏休みが日1日と過ぎ、宿題の重みがヒタヒタと乗しかかり焦る日々。 年末には、ほんのチョッピリと薄くなった暦をめくり、お年玉までもういくつ寝ると、とウキウキ。 そして一年間の反省。 元旦には、分厚く真新しいページをめくり、新学年や今年1年間の夢を見る。 昔の子供達は暦をめくり、知らず知らず日1日を重ねる意味。 夢が積み重ねられていたのです。 ...続きを見る

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2017/11/30 17:14
BL 1385 主役ドラマ
幸せにも、なれません。 では、幸せとは、何んだろうか。 やはり40年を通した中から、夢を、己のドラマ、ロマンとして展開した人生を体験する事が、幸せの一番大事な要素ではないだろうか。 小さな夢でも、それを追い求め、努力するからこそ、汗や涙に価値があり、己のドラマとして、展開す事が、幸せの出発点で、体験をした結果として、幸せが感じられるのではないだろうか。 まぐれや奇跡を当てにしているような人生では、あまりにも心細い話でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/30 12:54
BL 1384 初詣の人出
苦しい中で初めて鼓動に触れ、自分にとっては、夢を追い続けるしかない! たとえ、苦しみが続こうとも、進むしかない、と言い聞かせ、自らの手で、全国へ映画を放送した時、思わず流れ出た、歓喜の涙は、生涯忘れられません。 そして、人は誰でも、夢を見ます。 夢があるから、喜びがあるんです。 初詣の人出に、大勢の人達が幸せを願い、夢を追い求めている姿が見られますが、神に祈るだけで、夢は実現しません。 ...続きを見る

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2017/11/30 12:44
BL 1383 トラックの助手時代
オーバーを着た時、湯気が出る程、ぽかぽか暖かかったのは、忘れられません。 トラックの助手時代、寮費は心配するな、と声をかけてくれた社長。 卒業時、「決して悪いようにはしない、我が社に留まれ!」、と言われましたが、どうしても、テレビの世界を求めたいと、丁重に断りました。 ...続きを見る

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2017/11/30 12:34
BL 1382 大家のおばちゃん
そして、少年の求めた魔法の箱は、当時の状況下、あまりにも大きな夢でした。 好奇心旺盛なひかる少年は、諦める事なく、心に秘めて上京するにも、三千円の家賃さえ遅れがち。 オーバーが買えない、初めての冬、「沖縄だってね〜、死んだ亭主のオーバーだから、着な、家賃は出世払いでいいよ!」と励まし、慰めてくれた大家のおばちゃん。 ...続きを見る

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2017/11/30 12:24
BL 1381 涙
光輝く瞳から流れ出る、あの大粒の涙は、どんな味がするのだろうか。 辛苦の、涙だろうか・・ 歓喜の、涙だろうか・・ 満足の、涙だろうか・・ 忍耐の、涙だろうか・・ 他人には分からない、自分一人の味でしょう。 流した涙は、人生のアルバムとして脳裏に収められ、何万回でも蘇って来る事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/30 12:14
BL 1380 甲子園
はたして、何が少年に、生涯を左右する、大きな決断をさせたのだろか。 おそらく、遊びや、悔しい思いの中から、沸々と湧き出た情熱でしょう。 あの甲子園で繰り広げられる高校野球、若者達が、たった一つの目標の為、最大限努力し、熱き鼓動、燃える鼓動をぶつけ合い、勝っても負けても、涙する、あの姿は、ブラウン管を通し、燃える情熱を感じさせ、感動させてくれます。 ...続きを見る

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2017/11/30 05:54
BL 1379 自分の人生を優先
また、親元を巣立つ時、県内にとどまるべきか、当時の、常識を越えた所へ飛ぶか、と真剣に悩んだ時期がありました。 しかし、親は既に50才を過ぎ、自分なりの人生を歩んで来た。 二十歳、30歳と歩む、己の今後の人生を考えると、ここで別れがあったとしても、生涯離れ離れになったとしても、自分の人生を優先すべきだ、という結論を得、行動に移したのです。 ...続きを見る

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2017/11/30 05:44
BL 1378 オリンピック
少年の目に映った魔法の箱、テレビは、東独はじめ東欧諸国の民主化にも大きな影響を与え、オリンピック中継等でもわかる通り、人々の目となっています。 情報の乏しい小島で育った、ひかる少年の目、子供らしい、素直な目、だったのではないだろうか。 今の子供達にもこのような目は、あるはずで、清らかな瞳を見る時、将来、どのような素晴らしい人生が約束されているのだろうか、と期待せざるを得ません。 ...続きを見る

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2017/11/30 05:34
BL 1377 遅くない
そして父の生き方より、前にも行けず、引く事叶わず、ただ、現状のまま耐えるしかない。「これしかない!」事を教えられ、これしかない道を求めるよう、心がける事が出来ました。 誰しも、その時々の状況に応じ、今採れる最良の道を求めれば、結果については納得できるはず。 知恵という財産、知財を最大限有効に使うテクニックとして、これしかない!、方法を試みる必要があるかと思います。 遅くない これしかない! 道 やってみよう。 ...続きを見る

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2017/11/30 05:24
BL 1376 無尽蔵な財産
我々の脳細胞は、120億も有ると言われ、この組み合わせから絞り為される知恵は、無限で、枯渇する事はあり得ません。 もし、枯渇を心配する人が居るとすれば、それは、太平洋の水をバケツで汲み、水が枯渇するのを心配しているようなもので、無尽蔵な財産を使わずに、このまま灰にするには、あまりにももったいない話である。 ひかるは、波と岩の熾烈な戦いの中にも、自分なりの答え、「これしかない!」を見い出しました。 ...続きを見る

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2017/11/30 05:14
BL 1375 突破口
ケーブルがお客の導線をまたぐ場合のケーブル覆いのジュータンの枚数から、色など。 克明にデータを作り、次回そのホールを使う時は、必ずデータを頭に叩き込み、仕事に望みます。 数年後には、関東一円の殆んどのデータが出来上がり、あいつがいれば大丈夫だ、と言われ、若い連中のリーダーシップが取れるようになった頃、前記した通り、30歳で、社外族から、会社全体の流れを見る立場に立たされ、自分なりに周りの状況を分析、突破口を、見い出したのです。 ...続きを見る

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2017/11/29 17:54
BL 1374 中継部門
ひかるは都会の人達に負けない為には、丈夫な体を使い、皆が嫌がる中継部門で、自分の存在価値を見い出そう、と考え、中継部門を希望したのである。 当時、球場は勿論、殆んどのホールなど、中継回線が敷設されておらず、綱引きだらけ。 しかし、体力だけでは、単なるバカ力持ちだけに過ぎず、勝負になりません。 わら半紙を買い込み、毎日出かける球場や劇場は勿論、各区民ホール等の中継車の駐車位置やケーブル長。 引き回しからオケピットや舞台裏の状況。 ...続きを見る

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2017/11/29 17:44
BL 1373 大綱引き
ひかるは昭和40年の入社時、都会の人にだけは負けたくない、と言う一心で、自分なりの知恵を絞っていました。 当時のテレビカメラはバカでかく、支える三脚は鉄の塊、ケーブルは、78芯で銅の束。 それをカメラ台数分セッティングし、撤去。毎日が、大綱引き。 それに比べ、スタジオは冷暖房完備で、暇な時には、タレントとも気楽に接する事が出来、同期の人達は、大半がスタジオ勤務を希望。 ...続きを見る

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2017/11/29 17:34
BL 1372 学問と知恵
こうした個人差、これこそ人生の分かれ目に、なるのではないだろうか。 如何なる有名大学で学問を詰め込んだとしても、それを引き出し、自分の個性に合った知恵、として応用出来なければ、宝の持ち腐れ、時が過ぎると忘れていきます。 また、知恵を引き出す訓練の出来ている人は、どんな職種や職場へ回されたとしても、何らかの形で結果を残せる、実行力のある人間になれるのだ。 ...続きを見る

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2017/11/29 17:24
BL 1371 多種多様
無い無い尽くしの少年が、体一つで生き抜いて行くには、どうあるべきか、と考えた時、知恵を使う大事さに気づきました。 一口に知恵と言っても、日常の些細な問題から、仕事や人生に関するまで、多種多様。 世の中、大発見と言われるものでも、ちょっとしたアイディアや、見方、発想の転換から出てくる場合が多いかと思います。 成り行きに身を任せて過ごす人や、何事にも知恵を絞りだす人。 ...続きを見る

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2017/11/29 17:14
BL 1370 世の宝
今の子供達には、もっと広い門戸が開かれているはず。 皆が同じ方向に殺到する必要はなく、自分の求める道を本気で全うすべきでしょう。 恵まれ過ぎ、夢が見つけられず、虚無の世界をさまよう若者達を見る時、心痛あるのみ。 子供は、親の宝であると同時に、世の宝、無限の可能性を秘めています。 物事を自分で判断し、自分に合った生き方、世界を舞台に活躍出来る、立派な人間に育って欲しい、と願わざるを得ません。 ...続きを見る

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2017/11/29 12:54
BL 1369 大きな罪
もし、親の考え方や方向づけで、子供の持てる素晴らしい才能や芽を潰すような事があっては、子供の生涯に問題を残し、大きな罪を犯した事になります。 ひかるは14歳で5コマ漫画に出会い、魔法の箱、テレビの解明を志し上京。 当時は、数少なかったカラーテレビ学科を選択。 テレビ業界を目指し、貫き通しました。 ...続きを見る

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2017/11/29 12:44
BL 1368 正しい心のあり方
都会の子供達を見る時、伸び伸びと遊ぶ場所や自然を見つめ、自分を見つめる場が少ないのには、考えさせられます。 子供は、遊びや自然との触合いの中から世間を見、色々な事に興味や疑問を感じ、人間や自然のルール、正しい心のあり方を学びとって行きます。 親の育て方にも問題があるのではないだろうか。 子供は誰しも、多少の癖やそそうはあります。 その部分を拡大するのではなく、良い点を10倍20倍にも拡大。 信じ見守ってやるべきで、子供は親に信じてもらえなければ、誰に信じてもらえるのだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/29 12:34
BL 1367 花の予備校
過疎化の中、廃校にならないよう取り組んでいるとの事ですが、可愛い子には旅をさせ、他人の飯を食わせる。 何事も百聞に勝る体験!  これぞ生きた教育!  子供たちの将来を考え、行政面からも制度化、促進する必要があるのではないだろうか。 体験は、花の予備校、人生の・・・ ...続きを見る

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2017/11/29 12:24
BL 1366 体験学習
都会育ちの小学生が、北海道の農家へホームステイとして体験学習し、先生や友達と仲良く遊ぶ中から学ぶシーンが、放映されていましたが、素晴らしい制度ではないでしょうか。 屋根の雪下ろしや、2キロの雪道通学、厳しい自然と直接触れ、初めは恐れた牛とも仲良くなり、乳しぼりをしたり、父にジャレるが如く、牛の背中に乗る。 牛の体温や肌触りの感触、目で交わす言葉など、脳裏に収められ、人生の良きアルバムになった事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/29 12:14
BL 1365 思いやる心
4番目は、小さな貧しい島での生活から生まれた、周りの親戚や村人同士が助け合い、思いやる心です。 部下を持った時、100人いれば、100人に思いやる心が大事で、自分さえよければ、他人はどうでも良い、という自分本意では、部下は従いて来ません。 上京当時、田舎者という劣等感やプレッシャーはありましたが、その中でもひかるは、このような環境に育ったのだから、決して都会育ちの人達には負けるはずがないと、自分に言い聞かせ、前向きに考えていた。 今でも間違いではない、との考えだ。 ...続きを見る

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2017/11/29 05:54
BL 1364 島育ち
2番目は、子供の頃から裸で育ち、灼熱の太陽エネルギーを目一杯体で吸収、人一倍健康な体が育まれたのではないかと思う点です。 夜学時代はともかく、入社後も仕事に付き合いに、睡眠時間4時間の連続でしたが、いまだに風邪ひとつ引いた事がありません。 3番目は、自然の中で育ち、色々な事に疑問を感じながらヒントを得、知恵を使う訓練が出来ていた点です。 どんな難問だとしても、どこかに解決策があるはずで、知恵を使う大事さは言うまでもありません。 ...続きを見る

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2017/11/29 05:44
BL 1363 自負する点
ひかるは小さな過疎の島で生まれ育ち、都会育ちの子供達に比べ、恵まれていたのではないか、と考え、自負する点が、多々あった。 一番目は、先祖代々台風と戦い、作物が薙ぎ倒されようとも、忍耐強く生き抜いて行く。根性なるものが、生まれながら宿っていたのではないかと思う点。 今の若い人達には、古くさい言葉に聞えるかも知れませんが、長い人生を歩む上では、コツコツと目標に向かって努力する、という事は、大事な要素では無いだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/29 05:34
BL 1362 我輩はヤギである
方言で「痩せる」は「ヤギ」と言う。 動物の山羊から来ているのかと思うと、動物の山羊は「ピシダ」と言う方言があり、まったく別ものだ。 逆の「太る」は「パンタル」と言う。 あれれ?丸丸に太った動物、中国に、パンダがいるな?パンタルは、パンダと関係あるのかな?? ところで、テレビでは痩せる、ダイエットが流行っているようだが、そのうち日本全国、豚ではなくヤギだらけになるのかな? あなたの周りに、ヤギ君いる? パンタル君いない?あなたは、ヤギになりたいの? 我輩は、ヤギである! ...続きを見る

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2017/11/29 05:24
BL 1361 部族を維持
本土の人には、なかなか理解出来ない事が、しばしば南の島では起こる。 陸続きでない為、また、その昔はエンジンなるものがなかった為、往来が難しく、方言や風習等、目と鼻の近い島でも違いがあるのだ。 黒島にも数十の部落名が残っており、其々の集落が自分達の子孫、部族を維持、守るため、他部落との交流や結婚などを嫌ったと言う事が実際にあった。 島の古老達の方言を聞いていると、色々な発見、考えさせられるものがある。 ...続きを見る

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2017/11/29 05:14
BL 1360 画
ヤギである。 ...続きを見る

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2017/11/28 17:54
BL 1359 サメは神様
末代まで、サメを傷つけてはいけない! 食してはいけない!という家訓があり、サメを神様として崇め、供物を絶やしたことがありません。 なにげなく仲間と酒を酌み交わし、注ぎつ注がれ、フカのヒレ酒だと言われ、急いで戻しましたが、後の祭り。 翌日は、飲み過ぎたのか、祟りなのか、1日中頭痛がしていました。 ご先祖様に陳謝! 陳謝! (多良間真牛の伝説は、平成5年、2月26日付け中日新聞、3月29日付け東京新聞に、日本版ロビンソン、クルーソー物語として、大きな紙面で、取り上げられました) ...続きを見る

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2017/11/28 17:44
BL 1357 サメに助けられた男
多良間真牛(たらまもーしー)の伝説として、日本の伝説沖縄編に、しっかり位置づけされており、素晴らしい掛け軸と、当時の状況を克明に記述した古文書が今に残されています。 ジュゴンに助けられた伝説は、北欧諸島にあるとのことですが、サメに助けられた伝説は、どこにもないとのことで、国内外より、民話伝説等の研究者が、調査にくる貴重な物語です。 ...続きを見る

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2017/11/28 17:24
BL 1356 黄色いサメ
2百年前の伝説ですが、この島のある男が、くり舟で遭難し、はるか南方の無人島へ漂着。 半年後、夢に出てきた神様のお告げを頼りに海へ出ると、黄色いサメが、又間へ入り込み、背ビレに捕まると、そのまま北上。 一昼夜かけ、元の島にたどりついた、という伝説があります。 法事も済ませた後での男の帰還に、島中大騒ぎで、話は広まり、男は琉球王朝へ呼び出され、詳細を報告。 ...続きを見る

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2017/11/28 17:14
BL 1355 真珠の輝
波間にキラリと光る真珠の輝きあり、入江に浮かぶ島々は、真っ白い砂浜に取り囲まれ、砂浜から深みへの微妙な色の変調は、絵の具を流し込み、風の筆で描かれたのではないかと思われる眺めです。 この色は、どうして砂に染まらないのだろうか? 例え、どのような名文をもってしても、表現は不可能でしょう。 決して、日本三景に見劣りのしない絶景。 一見に値するのでは無いだろうか。 ・・風筆や 描き尽くさん 八重の島・・ ・・海の色 湧き出る元か カビラ湾・・ ...続きを見る

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2017/11/28 12:54
BL 1354 東京スカイツリー
国民の生活を守るのが、政治家。 税金逃れや天下りが、取りざたされる毎日。 都会にひしめくサラリーマン。 どうあがいても、逃れられないのが税金。 マイホームは遥か彼方。 やっとの思いで確保して、月々支払うローンと税金。 ガツーン、カツーン、心はコブだらけ。 どうしたらよいのでしょうか? 仕方ありません、見晴らしのいい、東京スカイツリーへ上り、叫びましょう。 沖縄県3番目に大きな石垣島は、人口3万5千人。 川平(カビラ)湾は世界で、唯一黒真珠が採る、鮮やかなエメラルドの湾。 ... ...続きを見る

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2017/11/28 12:44
BL 1353 見晴らし台
この地区の島は、サンゴ礁で出来ているため、耕作地が少なく、重税感は過酷を極めたとの事。 島々には石を高く積み上げた、見晴らし台があり、税金取締役人の船を発見すると、各島へ狼煙で連絡され、村長は、税金対象物を隠させ、島一番の美女を引き連れ、少しでも納税額を軽くするよう、役人を饗応し、村人を守ったと言う。 島人達が、汗にまみれ積み上げた見晴らし台、ささやかな税金逃れをし、生き延びる、歴史と知恵の結晶でした。 ...続きを見る

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2017/11/28 12:34
BL 1352 古老の話
今日も日本のどこか、息を潜め、獲物を狙う、百万年来生き続けた、古代の目が光っているのかと思うと、大きなロマンを駆り立たせてくれます。 古老の話によると、その昔、この西表島は山国のため、収入が少なく、税金を滞納。 島ごと、税金のカタに取り上げられ、国有化し、開発されなかったと言っていましたが、真意の程は、定かではありません。 ...続きを見る

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2017/11/28 12:26
BL 1351 西表島
そして地球上の動物が絶滅していく中、20世紀最大と言われる、西表ヤマネコが、古代の生態系を残したまま、この島で発見されたのです。 遥か昔、西表島が中国大陸と陸続きだった時より生き続け、動物学上、貴重な猫だとの説。 外国からは、経済アニマルと呼ばれ、自然破壊が激しい国に見られていると思いますが、世界に類なき動物が生息する日本、おおいに誇るべき発見ではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/28 12:14
BL 1350 画像
川平湾(かびらわん) ...続きを見る

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2017/11/28 05:54
BL 1349 日本最大の財産
この地域は珊瑚群が、海底いたるところに見られ、この海域に眠る、世界屈指の珊瑚群は、復帰に伴う、日本最大の財産ではないでしょうか。 台風が作り上げた地形や山並みの変化に富み、西表島は、全体が絶景のいたりで、沖縄本島に次ぐ大きな島にもかかわらず、人口は1700人程度。 いかにこの島が人を寄せ付けなかった島なのか分かるかと思います。 ...続きを見る

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2017/11/28 05:44
BL 1348 爬虫類の格好の棲家
トゲがあるため、人間や牛馬、他の動物は一歩も入れず、トカゲやヘビなど、爬虫類の格好の棲家。 サボテンと言うと、誰しもメキシコを連想するかと思いますが、日本にも自然のサボテンが群生する気候があったのです。 そして、誰しも、沖縄の自然は素晴らしい、と絶賛しますが、この八重山地区は離島のため、未だにあまり知られていません。 ...続きを見る

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2017/11/28 05:35
BL 1347 天変地異
ひかるが上京して一番驚いたのは、山一面が紅葉し、落葉する事でした。 初めての冬、木々が落葉し、裸山の姿を見た時、間違いなく枯れた、木々が新しく地面より芽をふき、大木になるまで、これから何年かかるのだろうか。 化学兵器が使われたのか? 天変地異が起きたのか? と考え、この世も終わりではないかと思ったものです。 子供の頃不思議に思った、落ち葉焚きが後に理解出来るようになったのだ。 また考えられない事かもしれませんが、ひかるの家の前には、自然のサボテン林がありました。 ...続きを見る

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2017/11/28 05:24
BL 1346 春夏秋冬
また、日本では、唯一亜熱帯気候に属するこの地区は、2月に入ると、気温が二十二、三度にも上昇し、どっと春風が押し寄せ、百花繚乱の季節。 もし桜があれば、間違いなく正月には咲くでしょう。 3月には日本一早い海開きが行われ、暖かい春風が、沖縄本島へ九州へと北上、日本の春は、八重山の元旦から出発していくのです。 南国の山々は、一年中緑を湛え、春夏秋冬というはっきりした変化もなく、季節は北風の吹く季節とか、うりずんの季節、という呼び方で表現され、春夏秋冬という方言も見あたりません。 ...続きを見る

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2017/11/28 05:14
BL 1345 カニの産卵
道路や砂浜までが、足の踏み場もないくらい、カニで埋め尽くされ、これ程のカニが生息していたのかと思わせる数。 海は、卵で赤く染められ、殆んど魚の餌食になる中、わずかながら、生き残って行くのです。 甲羅が5センチ以下のカニ、どうやって産卵日を計算しているのだろうか? 年に一度、間違いなく日時を計算し、一斉に産卵する自然の営み、一度は都会の子供達に見せたいものです。 ...続きを見る

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2017/11/27 17:54
BL 1344 カニの産卵
観光事業や他の事業等も経済的な面で、採算がとれず、孤立した地区として、乱開発されず、豊富な自然が残されて来たかと思います。 そして、この残された自然を観察すると、動物たちは、月の引力による旧暦での行動。 黒島では、旧暦の決まった日の満潮時、島中のカニが、一斉に海へ向かい産卵をします。 ...続きを見る

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2017/11/27 17:44
BL 1343 過小評価
我々日本人は、大自然に浴し過ぎ、恩恵を過小評価しているものではないだろうか。 北海道から、南は台北よりも南に位置する、八重山地区までの海岸線の総延長。 暖流や寒流が交差し、北が氷に閉ざされている時期とて、南の島では水泳が出来、四季折々の花や食べ物など、季節感が楽しめる。 これ程、自然に恵まれた国は無いでしょう。 特に最南端の八重山は、商業放送のテレビが最近開通したばかり。 ...続きを見る

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2017/11/27 17:34
BL 1342 親子2代のロマン
家で映画が見られる、魔法の箱物語。父は最初から賛成していましたが、晩年の父の姿に、その訳が分かりました。 映画が好きで、特に洋画の世界は、我をも忘れる大好き人間。 過疎の村で、朝1番に、お茶ではなく、コーヒーを点てて飲み、洋画の世界に浸る父は、本格的なロマンチストだったのでしょう。 少年の夢、父の理解が大きな役目を果たし、5コマ漫画のロマンは、親子2代のロマンでした。 ...続きを見る

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2017/11/27 17:24
BL 1341 信頼
父は小さな島で一生を終え、息子と一つ屋根の下で生活する事が、叶わなかったにも関わらず、幸せだったと思います。 きっと、ひかるがテレビを運んで来る、と信じ、自慢していた父。 親にとって、息子が信頼出来、自慢出来る事は、最高の幸せではないだろうか。 そして貧しいながらも、住み慣れた土地で、生涯が送れたのです。 ...続きを見る

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2017/11/27 17:15
BL 1340 最高値
いち早く血統書に注目、島根県産の血統書付母牛を導入。 初めの内は、訝かられたそうですが、今では血統書が重宝されるようになりました。 牛は、子を産む事に、角に一輪ずつ節目がついて行きますが、父の牛は、血統書の生年月日と、節目の数がぴったり合う、いわゆる、毎年子供を産む安産型、骨太で肉付のいい優良牛だったのです。 その牛を競売に出したところ、今までにない最高値が付き、大きなトロフィーが贈られ、位牌の横に、誇らしげに据えられました。 ...続きを見る

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2017/11/27 12:54
BL 1339 小さな夢
4月に他界した時、通帳に孫二人分、10万円ずつの飛行機代が用意されていました。 島のこの家で、家族そろって過ごす日、指折り数え待っていたのです。 夏休み迄には、まだ間があるのに・・ 孫達には、お金に変えられない、おじいちゃんの気持ちが伝わったのは言うまでもありません。 父が必死で守り続けたこの家で、家族全員泊まる日、小さな夢、小さな幸せを、叶えさせてやりたかった。 普段は、15、6頭の牛を庭先の牧場で放牧し、牛には家族の名前をつけ、子や孫と話すように、牛と対話しながらの生活。 ...続きを見る

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2017/11/27 12:44
BL 1338 自慢話
役場や農協の窓口の事務員を捕まえ、息子が東京で、テルビをやっている、といつもの自慢話。 遠い田舎の事です。テレビの組立配線工として働いているのだろうとしか、思わなかった事でしょう。 帰郷の際、早速農協や色々な所へ連れて行かれ、東京でテレビの番組を作り、全国へ放送しているんだ、と話したら、驚かれたのも当然。 更に、自慢話にハクが付きました。 子供達との同居をかたくなに拒み続けた父も、孫から要望され、上京を決意。 島を引き上げる前、夏休みに、家族全員で会う事を約束。 ...続きを見る

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2017/11/27 12:34
BL 1337 テルビ
親に隠れ、おじいちゃんの位牌に線香をあげる、中学1年生の息子を感じた時、一人旅は、無駄ではなかった。 学校では学べない、大事な事を南の小さな島で、学んで来たな、と。 おじいちゃんも、孫と1カ月間、同居出来、天国へのなによりのお土産だった事でしょう。 ひかるの父は、島で生まれ育ち、島から出た事がありません。 勿論、テレビなんて物は見た事もなく、何度言い聞かせても、テレビの発音が出来なく、テルビ、テルビと、言っていました。 ...続きを見る

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2017/11/27 12:24
BL 1336 12歳、2千キロ一人旅
この爪は、水中鉄砲を作る時、留め金が外れ、潰したんだ。 など、教えると、興味深げに、目を白黒。 小さな手で、傷跡をさすり、「痛かった?」 と見上げる瞳は、輝いておりました。 そして夕食時、お父さんに意見がある、島のおじいちゃん、一人で生活するのは無理だよ、家に引き取ってくれ、と言われた時は、一人旅をさせてよかった、逞しく育ったなあ、と感心させられました。 翌年、同居の段取りを進めている最中、おじいちゃんは亡くなったのです。 孫の見る目は正しかった。 ...続きを見る

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2017/11/27 12:14
BL 1335 傷跡
無事、1ヶ月が過ぎ、黒々と日焼けして帰って来ると、早速お風呂へ入ろうとの誘い。 ひかるの足を点検、傷跡を見つけると、あったあったとはしゃぎ、ひかるが怪我した時の様子をおじいちゃんに聞かされ、確認したかったとの事。 おじいちゃん、本当の事を教えてくれたんだね・・と。 この際、ほかの傷跡も、一つ一つ教えてやりました。 この傷は、漂流した飛行機の残骸を解体中につけた傷だ。 この傷は、自転車の発電機で、風力発電をしようと、木の上へ取り付ける時、おっこってつけた傷だ。 ...続きを見る

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2017/11/27 05:54
BL 1334 腰痛
その家は、お父さんの育った家だし、オバケなんか出ない、男の子が、1カ月間の約束を破るな、と諭しました。 息子は畑仕事や牧場を手伝い、漁へも同行。 腰痛で、50メートルごとに立ち止まるおじいちゃんが、海へ入ると、もの凄いスピードで泳ぎ、素潜りで魚を取って来る姿に、驚いたとの事。 おじいちゃんの腰痛を見かね、初めての料理、目玉焼きを作ると、事のほか喜ばれ、失敗しながら何度か作るうち、うまく作れるようになったとの事でした。 ...続きを見る

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2017/11/27 05:44
BL 1333 恐怖の体験
「おじいちゃんが、寄り合に行き、一人でいるけど、オバケが出るよ! 怖いよー、今すぐ帰りたいよー」と、泣きべそ。 無理もありません。周りは家もなく、静寂そのもの。 時期的に、コウモリの大好物な、防風林の福木の実が熟し、暗闇の上空を奇妙な声で行き交っており、遠くに聞こえる、フクロウの泣き声も、都会で育った子供には、恐怖の体験でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/27 05:34
BL 1332 12歳、一人旅
ひかるの息子、光一が、小学校6年生の夏休み。自然との触れ合いや冒険を体験させる、良いチャンスと、島のおじいちゃんの所へ、一カ月間、一人旅をさせました。 12歳で飛行機や船を乗り継ぎ、2000キロも離れた島への一人旅、不安だった事だろう。 島へ着いた夜9時頃、息子からの電話。 ...続きを見る

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2017/11/27 05:24
BL 1331 また歩く・・・
親父! 親父は世界で一番、素晴らしい親父だった。ひかるは、世界で一番幸せな男になったぞ! と言ってやりました。 必ず、両親の眠る墓に、テレビを届けてやる!親子の約束、必ず果たす迄頑張る、と心に誓い、位牌を胸に、島を後にした。 テレビを待つ、島の子供達や、お年寄達がいる。 ・・ロマン旅 いつまで続く また歩く・・。 ...続きを見る

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2017/11/27 05:14
BL 1330 パノラマ画面
この海は、息子や娘のいる、東京まで続いているんだ、といつまでも浜に佇み、語りかけていたとの事。 弔問客も途絶えた真夜中の三時、父の愛した海が懐かしく、浜へ出てみました。南国の夜空に、黙黒の大海原。 千古変わらぬ、さざ波の音。遥か彼方より漂う、潮の香りを体一杯吸い込み、別れの杯を交した、父の事を思い浮かべた時、満天の夜空に、白い歯でニッコリ笑う、日焼けした父の顔が、超特大パノラマ画面で映し出されました。 ...続きを見る

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2017/11/26 17:54
BL 1329 別れ
もっと、たくさん話し合いたかったのに・・こんな親子関係で終わりたくなかったのに・・今となっては仕方がありません。 父は周りの人達が島を引き上げる中、目の前に広がる海を味方とし、自分には、太平洋という、大きな畑がある。 海がある限り魚は獲れる、決して飢える事は無い、と言っていました。 ...続きを見る

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2017/11/26 17:44
BL 1328 画像
親父〜・・ ...続きを見る

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2017/11/26 17:34
BL 1327 親子の絆
振り返ってみると、中学時代は、一家を襲った試練に、両親が必死で立ち向かい、高校は石垣島での下宿生活、卒業と同時に上京。 親子が一緒に生活する期間が、余りにも少なかったのでした。 父は島を離れられず、息子は、夢を追い続けるしかなく、別々の道を歩むしかなかった。 親子の絆のあり方、人生は、これしかなかった、と自分に言い聞かせるしかありませんでした。 ...続きを見る

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2017/11/26 17:24
BL 1326 納骨
お互い死に水は取れないと、覚悟の上とは言え、何の反応もしなくなった父の姿に、「親不孝な息子だったのか」、最後に一言答えて欲しかった。 15時間も経過しており、ゆっくり対面している間もありません。 喪主としての段取りや、弔問客との応対、時は目まぐるしく過ぎ、仏事での貸切船や船頭への式たり等、長老の皆さんに教わり、石垣島から黒島の墓へ無事納骨。 島の家で、位牌となった父と二人っ切りになった時、親子でありながら、生涯に交わした会話の、余りにも少なかった事を、しみじみ感じさせられました。 ...続きを見る

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2017/11/26 17:14
BL 1324 巡り合わせ
人間として生まれ、月や星と無関係に生きるのは、大きな不幸ではないでしょうか。 星空に縁遠い都会の子供達、星の巡り合わせ、赤い糸で結ばれた親子の絆のあり方、子守歌代わりに、教えてやる必要があるのではないか。 人は、豊かな自然に触れる時、豊かな心が培われて行くのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/26 12:44
BL 1323 一条の光
その昔、日本全国、電気や車はなく、空は澄み、おぼろげな星あかりの世界は、各地で感じられ、人々の心に、大きな影響を与え、情感豊かな人間味が育まれたのではないだろうか。 あなたは、愛する人の瞳に映える星を、見た事がありますか? 人生、昼間と夜は半分っこ、太陽の下で、星は輝きません。 また、我々の人生、陽のあたる時ばっかりとは限りません。 悩みや悲しみに光を求め、迷う時、星は一条の光を与えてくれる事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/26 12:34
BL 1322 キラキラ星等
子供の頃、清らかな心の、まん丸い満月のような、欠ける所のない、立派な人間になりなさい、という意味の子守歌を聞き、満月を眺め育ちました。 星空を眺め、星の数は数えようと思えば、読めるけど、親の愛は、数えられない、という意味の歌など、今でもこの地方では、唄い続けられています。 誰もが思い出す、七夕祭りの彦星、織姫物語。 かぐや姫物語、月の砂漠の歌、幼い頃、歌い踊った、モーツァルト作曲のキラキラ星等、月や星を眺め、幻想的で、おぼろげな世界。 ...続きを見る

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2017/11/26 12:24
BL 1321 情操
壮大な夜空を南北に割り、宝石をちりばめた、橋のない川、天の川。 年に一度、川を渡る、男女の逢瀬があると言う。 川幅は、何光年にも及ぶ事でしょう。 数え切れない星の数、砂粒一つが地球に値すると言うのですから、昔の人は、とてつもない、夢を描いたものだと感心させられます。 そして、昼間の原色の世界から、星座を眺め、エキゾチックな潮騒の淡い幻想に浸る時、心が穏やかに澄んで行くのが感じられますが、この大きな心の振幅の中から、人間としての情操が芽生え、育まれて行くのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/26 12:14
BL 1320 島の夜
白いうなじにそよぐ黒髪は、一段と強調され、目元や鼻筋の陰影、微妙な濃淡の唇からこぼれる、白い歯。 かすかに現れる、モナリザの微笑など、今まで感じた事のない、エキゾチックな墨の世界が発見出来るかと思います。 この星明かりの世界、不思議と身も心も、和ませてくれ、繊細な部分や微妙な変化を見逃す事なく、再現してくれますが、なぜだろうか。 おそらく、視界に眩しく光る物がなく、猫の瞳孔が全開する如く、人間の目や心が、共に見開かれるのためではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/26 05:54
BL 1319 モノクロトーン
しかし、この夜景は、昼間と様相を一変させてくれます。 星々の光は反射光で、影や色を再現する程強くなく、明るくない。闇でもない。淡い幻想的な、ふわっと浮く明るさのモノクロトーン。 青白い、冷たく透き通る光が、温暖な気候には、見事に溶け合います。 真っ赤なハイビスカスや、エメラルドの海など、原色の世界から色が消え、影のない、おぼろげな星明かり。 潮風は、体を通り抜け、草花は、夜風になびき、砂浜にたむろする恋人達は、影絵そのもの。 ...続きを見る

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2017/11/26 05:44
BL 1318 防風林
太平洋に浮かぶサンゴ礁の島は、リーフに打ち寄せる白いさざ波と、砂浜で、二重に縁どられ、家々は、四角い石垣と、鮮やかな緑の防風林にかこまれ、サンサンと降り注ぐ光と、鮮やかな原色の中、大地を踏み鳴らし、指笛を吹き、拳を握りしめ、力強く、激しい陽気な歌と踊りの世界に、汗あり、人々は、嬉々として、活気づいております。 そして汗ばんだ体を、夕凪が心地よく洗い流していく頃、待ちかねたように現れる一番星。 静寂の夜も深まり、ひときわ心を揺する、潮騒の音。 見上げると、満天に光り輝く星空。 ...続きを見る

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2017/11/26 05:35
BL 1317 波瀾万丈
沖縄は戦前、戦中、戦後と、波乱万丈の歴史を歩んで来ました。 また、沖縄出身者も、一人として恵まれた人はいなかったはずで、上京して、それぞれの人生模様を体験したかと思います。 やはり人間は、ハングリー精神が大事で、ふるさとへ戻るに戻れない。 前へ行くしかない! この気持ちが、強い人間に鍛えあげて行くのだろうか。 古里は、辛き人生、慰める。 古里は、いつも優しき、母の顔。 ...続きを見る

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2017/11/26 05:24
BL 1316 師の言葉
早大生はもとより、我々も、師の言葉を、座右の銘とし、後世まで引き継いで行きたいものです。 また、政財界にも多くの知人を持ち、当時の佐藤栄作総理大臣を動かし、「沖縄の本土復帰なくして、戦後は終わらない」と言わしめ、実現。 プロ野球コミッショナーや数々の要職を歴任。 更に、沖縄海洋博や、復帰後の復興に情熱を傾け、自ら尽力した事は、あまり知られておりません。 他にも、カンムリワシと呼ばれ、全国を沸かせた、元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高君も、この地区の誇るべき出身者。 ...続きを見る

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2017/11/26 05:14
BL 1315 早大総長
現在、人口5万人の八重山地区からは、著名な人達が数多く輩出しています。 中でも、昭和39年から12年間、早稲田大学総長を勤めあげた大浜信泉氏は、この地区の誇るべき、師として仰ぐ大先輩の一人。 師が声を大にし、「人は生まれた所で、価値が決まるものではない!」と言った言葉は、師ならではの、含蓄のある、奥深さを感じさせてくれます。 おそらく上京当時は、若く、命を賭けた、決死の時代だった事でしょう。 そして、激苦の人生を歩まれ、この言葉に表現されたのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/25 17:54
BL 1314 二十歳の夢
「この工場の地には、俺の汗が沁み込んでいるんだ」と言った言葉は、忘れられません。 共に少年時代を南の小島で過ごし、体一つで上京、二十歳の夢を語り、貫き通した二人。 「夢は実現出来るものだなあ・・」としみじみ。 「いつまでも、老少年で生きよう、旨い酒を飲もう・・」と、年に数回酒を酌み交わし、今だに未来を語り合う、弥次喜多道中の男同士。 いつの日も、友は宝だ、ライバルだ! ...続きを見る

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2017/11/25 17:44
BL 1313 珍、成人式
30年後、親友は、立派な大社長になっていました。 いち早くコンピューターを導入、ステンレスを設計図通り、自由に曲げる技術を確立し、列車や飛行機の厨房システム、ホテルの大型厨房システムなどの特別注文品を作れる会社を設立し、二十歳の夢を見事に実現して見せのです。 小さな島から着の身、着のまま上京、金やコネ、頼れる人とでなく、自分の夢を追い続け、寸分の狂いない技術を確立するには、どれだけ知恵を絞り、徹夜をしたのだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/25 17:34
BL 1312 二十歳の夢
小さな島から出て来た青年には、成人式とて、誰も祝ってくれる人はなく、同郷の親友と二人、着飾る同年代を横目に、お金のかからない新宿御苑へ出かけ、二十歳の夢を語り合いました。 ひかるは、テレビの世界で生きて行く事を表明したのは、当然。 親友は、人に使われるのは嫌いなので、人を使う人間になる。 すなわち、社長になる事を表明。 当時、沖縄出身者だと、パスポートや身元保証人問題等ハンディキャップもあり、条件の良い会社へは、なかなか就職出来ず、使われる身で、よほど悔しい思いをした事でしょう。 ... ...続きを見る

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2017/11/25 17:24
BL 1311 第一人者
一人走ると、他のメンバーもやっきになって、頑張る。 S君はバレー、サッカー、Kー1、競馬などあらゆるスローに引っ張りだこ、第一人者となって行ったのである。 往年の野球フアンなら、ある時期から日本のプロ野球中継が一気にレベルアップ、球場で見るよりテレビ観戦が楽しい事、思い出すでしょう。 以後、全局が、負けじと切磋琢磨、お茶の間の楽しみである。 ...続きを見る

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2017/11/25 17:14
BL 1310 ギッチョ
ひかるは、いきさつが読めたので、種明かしを、次のように説明した。 スローは車のシフトレバー同様、左手のレバーで微妙なコントロールをする。 右手は何台かあるカメラの映像を瞬時にセレクト。 問題は左手の微妙さ、である。S君はかなり完璧な左ギッチョだ。 面接時、書類を書かせると、普通ならバレるが、右手で書いた人と見分けがつかなかった。 彼の左手に注目したのだ、と話すと、Fディレクターは、膝を叩いて喜んで、納得。 ...続きを見る

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2017/11/25 12:54
BL 1309 コマ送り
待っていると、息せき切って入って来るなり「キヤツ(S君)はとんでもない奴だ!」と切り出す。 「申し訳ない!」と頭を下げると、「いやいや、そうじゃないんだ!」と言う。 今まで、誰も出来なかった事を、いとも簡単にやってのける。 解説に合わせ、微妙なコマ送りや戻し等、平気でやってのけた、と興奮しているのである。 あれだけ頑固に外さなかった、それなりに自信があったのだろう。 どこで、どうやって訓練したのか、としきりにトレーニング方法を聞く。 ...続きを見る

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2017/11/25 12:44
BL 1308 ペナルティー
しばらくして、Fディレクターより「こんどの中継、他の中継とダブリ、スタッフ不足なので、S君は一応座らせる」と連絡。 当日はまた、海外ロケ帰り班より成田から電話、いつもの飲み屋でトラブル処理していると、九時半を回った頃、Fディレクターより「帰るな、待っていろ!」との電話。 しまった! 野球中継をモニタリングしていなかったのである。 声からして、S君がドジリ、ペナルティーの話まで行くのか、と覚悟。 ...続きを見る

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2017/11/25 12:34
BL 1307 ムダメシ
半年が過ぎても、S君はスタッフとしては認められず、中継車の外から、窓のガラス越しに中を見ているだけだ。 また、いざ本番となると、中継車の中は、肩がぶつかる程狭く、怒号が飛び交う真剣勝負で、ちょっとやそっとの人では、その雰囲気にビビル。 とうとう、S君本人から、あの雰囲気には、どうしても入れそうにもない、外すして欲しい、と辞退だ。 しかし、ひかるは頭を縦に振らなかった。 「一年間、ムダメシは覚悟している、来年はオープン戦から正規メンバーとしてやってもらうので、黙って見ていろ!」と。 ... ...続きを見る

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2017/11/25 12:24
BL 1306 男は引かない!
Fディレクターに紹介すると、「見た事ない顔だが、今迄どういう番組を経験したのか」と聞かれたので、「S君は中途採用したばかりで、番組経験はありません」と言うと、烈火の如く怒った。 野球中継は、ゴールデンタイム中のゴールデン番組、それなりに経験者、かなりの熟練した人でチームを組んでいる。 そんな事など常識だ! 頭数さえ揃えばいいというのなら、アルバイトでいくらでも捕えられる。 所詮、無理だから、即、外せ、との事だ。 しかし、ひかるは外さなかった。 ...続きを見る

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2017/11/25 12:14
BL 1305 スローオペレーション
とりあえず、頭数を揃える必要があったので、野球中継希望カメラマンの若手予備軍を登竜門として、まずスローオペレーションから、入れて行こうと考えた。 しかし、いざやってみると、なかなか成果が上がらない。 やる側にとってみれば、スローオペレーションでうまく行けば、そのままカメラマンには採用されず、将来的にもスローオペレーターで固定されるのではないか、と言う意識が働く。 そこで、中途採用したS君に注目し、スローエキスパートとして、投入しようと考えた。 ...続きを見る

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2017/11/25 05:54
BL 1304 スローVTR
それをカメラを一気に、倍の12台に増やし、スローVTRを6台駆使し、今迄にはない、考えられない番組内容にしようとの試みだ。 カメラについては、それなりに訓練したスタッフがいるので、何ら問題はない。 問題は、スローVTRのオペレーションだ。 スローは、出たばかりで、仕事も位置ずけされておらず、一度に6人もの熟練スタッフを揃えるという事は、難しい。ましてや、瞬時の録再生、かなりのトレーニングが必要だ。 ...続きを見る

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2017/11/25 05:44
BL 1303 打倒アメリカ
昭和60年、野球担当、Fディレクターより、アメリカ大リーグ中継が真似出来ない、スローVTRを多用した、高度な番組にしたいので、協力してくれないか、という相談。 ひかるは、アメリカと言う言葉が出ただけで、もう即座に反応。 「やってやろうではないか!」と体制作りに入った。 当時の野球中継は、カメラを5、6台使用、オメガ方式VTRのスローが使えるようになっていたので、大体1台か2台、スローを使用していた。 ...続きを見る

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2017/11/25 05:34
BL 1302 幻の岩花
台風が綺麗に洗い流した後、潮流が殆んどない、直射日光が届く場所。 毎年咲く訳でもなく、同じ岩に咲くのでもなく、ある海域の何処か、一輪咲くだけの不可解な岩花。 サンゴの1種かと思いきや、4、5日後には跡形もなく消滅。 サンゴとは違う、微生物の集合体ではないかと思われ、今だに訳の分らない、幻の岩花。 観光客の多い今、幻の岩花は、見られるのだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/25 05:24
BL 1301 不可解な花
一度見ると、サンゴに対する愛着と理解が、一層深まるのではないだろうか。 また、黒島のサンゴに囲まれた海面下、1メートル前後の岩に、ある日忽然と、直径十数センチくらいの、岩の付け根が薄い茶色、花自体は、濃赤色のシャクナゲに似た花が咲きます。 薄くて、ゼラチン状の、ぬるっとした肌触りで、あまりにも薄く、潮流があると破れてしまい、咲く事は出来ません。 ...続きを見る

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2017/11/25 05:14
BL 1300 命の舞
漂う卵は、殆んどが、魚の餌食になる中、万分の一個が、別な場所に辿り着き、そこを生涯の棲家とし、立派なサンゴへと成長して行く。 親サンゴは、動く事出来ず、自分の産んだ卵が、生き延びているのか、生死すら確認する事叶わず、2度と会う事も出来ず、ただひたすら、子の無事を祈るだけ。 私たちに、生き延びる厳しさを教えてくれ、まかり間違っても、殺めないで欲しい、と叫ぶ、親サンゴの願いが届くはず。 そしてサンゴの産卵、潮の流れが風となる、命の舞。 ...続きを見る

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2017/11/24 17:54
BL 1299 水中に吹く風
そして、サンゴの群生する、水面2メートル前後の水温は、対流となり、横からの緩やかな潮流と交差し、縞状水温を形成。 優しく体を舐め、放卵された、無数の卵が、潮の流れになびく時、ふっと、水中に吹く風を感じさせてくれます。 暖かい南海で水着のまま感じる吹雪、生涯一度体感するのもいいのでは・・ 生まれたばかりの小さな命は、浮上と同時に大空へ産声を上げ、さざ波のゆり籠に揺られての、旅立ち。 ...続きを見る

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2017/11/24 17:44
BL 1298 珊瑚の産卵
普段はザラザラとした感触のサンゴが、ある時期になると、ぬるぬる状になり、臨月を迎えます。 8月初旬、満月の夜は、サンゴの産卵日でした。 物音一つしない不気味な海底、陣痛が始まり、見渡す限りのサンゴから、数千億にも及ぶ、朱色の卵が、雪が舞う如く、一斉に放卵。ゆっくり浮上する、命の舞。 動物の誕生に、これ程神秘的な世界があったのだろうか、と感動させられます。 地上の万物は、引力の影響を受けざるを得ません。 生まれたばかりの小さな命、どうやって、引力を振り切り、浮上するのだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/24 17:34
BL 1297 画像
珊瑚の産卵。 ...続きを見る

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2017/11/24 17:24
BL 1296 水中段々花畑
また、このサンゴは、紛れもなく、口も胃もある、れっきとした動物だとの事ですが、自然界に同じ形は二つとなく、段々花畑のように作られたサンゴ郡の景色を眺めるとき、人間の作り上げた日本庭園や町並み等、比較に値しない事が、歴然と感じられます。 植物の光合成は当然ですが、サンゴは、動物でありながらも光合成をする為、太陽を食べる動物。太陽の子、と呼ばれています。 光合成の結果、カルシウムの結晶で、骨格を形成して行くとの事ですが、実は年に一度、産卵をします。 ...続きを見る

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2017/11/24 17:14
BL 1295 母なる大河
美しく咲き乱れるサンゴ群、実は厳しい条件で、生き延びているのです。 サンゴの育成には、年間18度以上の海水温度と、ある程度の塩分濃度、透明度が高く、太陽光が届く条件が必要です。 しかし日本の最南端、八重山地区は、地球の母なる大河、黒潮が満たしてくれます。 ...続きを見る

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2017/11/24 12:54
BL 1294 貧乏王国大統領
勿論、ひかるは深く反省、その後、家庭を大事にしたのである。 それにしても、貧乏王国大統領、クーデターを起こすような人は、なさそうだ。 無期限任期は、辛いよう・・ 野党の皆さん、お願いだ! 総理大臣を引き擦り下ろす前に、この大統領、引き擦り下ろしてくれ!!!! ...続きを見る

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2017/11/24 12:44
BL 1293 大統領夫人
女房は、どうも貧乏神から逃がれられそうにもない、どうせなら、とことん貧乏を舐め尽くそう、と開き直ったのである。 お酒が飲みたい、と言うので、注いでやると、気持ちがほぐれたのか。 「今後は、あんたの事、貧乏王国大統領閣下と呼ばせてもらいますわ・・」 閣下様、私も、立派な大統領夫人になって見せるは! と笑顔を見せてくれたのである。 めでたし・・・めでたし・・・ ...続きを見る

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2017/11/24 12:34
BL 1292 任期、無期限?
何んの援助もしなかった親ではないか! こんな所で、父親の悪口雑言を子供達に教え込まれたら、まともな子に育たない、と舞い戻って来たのである。 ひかるは、土下座をして謝った。 そして、ほんのちょっと、もう少しだけ時間をくれ。 今の放送業界、誰も気がつかない。自分がやるしかない。 などと、大言壮語、まくし立てたのである。 業界がどうのこうの・・・女房にとっては、へったくれもクソもない事だが、聞くだけ聞いてやった。 ...続きを見る

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2017/11/24 12:26
BL 1291 島ザル
どうしたのだ、と聞くと、結婚当時、猛反対した親は、手ぐすね待っていたかの如く、あの沖縄の島ザルは、最初からものにならない、躾けはなっていないし、どうしようもない男だと、ありとあらゆる悪口雑言を並べ、すぐにでも離婚すべし! と急きたてる。 人間として扱われない悪口雑言に、今度は、女房が切れた。 冗談じゃない! 曲がりなりにもコツコツ洗濯機、冷蔵庫を買い、子供達まで出来た。 ...続きを見る

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2017/11/24 12:14
BL 1290 大統領就任!
「もう、あんたの顔を見るのも嫌だ!」 「もう、これ以上の貧乏は、嫌だ!」 「出て行け!」 「あんたなんぞ、地球の裏にあるという、貧乏王国へ行けばいい!」 「即、大統領、間違いなし!」と、 がなるだけがなって、まだ足りないのか、周りにあるものすべて叩き割り、子供を連れて実家へ帰って行ってしまった。 ひかるは、なすすべもなく、一人酒を飲むしかなかった。 翌日、どう対応すべきか、ひかるは、早めに仕事を切り上げ帰ると、女房と子供達が舞い戻っていた。 ...続きを見る

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2017/11/24 05:54
BL 1289 角千本だ!
そして、二人の子供を抱え、貯金は底をついていたのである。 疲れ果てて帰って来たひかるの顔を見ると、女房は爆発した。 「母子家庭なら、覚悟のしようもある!」 「しかし、もうこの貧乏生活、我慢出来ない!!」 と、テーブルをひっくり返し、怒鳴り付けたのである。 角が出る、なんてものではない。 針千本、いや、角千本だ! さんまもびっくり、前歯をとんがらし、今にも噛み付かんばかり、恐ろしい形相だ。 次から次、出てくる言葉は、ひかるの脳に、あらゆる角度からブス、ブスと突き刺さる。 ...続きを見る

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2017/11/24 05:44
BL 1288 むしり盗る
ひかるがVTR問題で仮眠の連続、死闘を繰り広げていた頃、家計は火の車であった。 食事は殆んど外食、疲れるので、たまには、ビジネスホテルに泊まる事もある。 全てが、会社の伝票で落とせる訳ではなく、小遣いが足りなくなると、女房が、爪に火を灯して蓄えたお金を、むしり盗るように持って行く。 団地住まいで、奥様族は、週に1、2度しか帰って来ないひかるを見、 「あの男、顔に似合わず、やるわね!」 「間違いなく女がいるのよ!」、と井戸端会議だ。 当然、女房の耳にもそれは、届いてしまった。 ...続きを見る

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2017/11/24 05:34
BL 1287 少年の目
そして、一番大事な事は、日本のVTRが全世界で認められた事だ。 南端の小さな島で、ランプの灯りで育った少年の目、どこかで垣間見たカセット、いずれ放送現場でも使われるだろう、と10年先を夢に描いたのである。 当時、局の予算執行担当者は年配者で、あの子供のオモチャであるカセット化を局設備に当てはめる事は、100%出来なかったのである。 ...続きを見る

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2017/11/24 05:24
BL 1286 カセット化
VTRは平坦な所で、そっと置いて使う精密機械、しかしひかるはトラックの荷台で紐で結え付け移動使用、どんな地震でも稼動する事を求めたのである。 ひかるが立ちはだかったゆえに、オメガ方式へ切り替える事が出来た。 もし、出来なかったらと考えると、オートスレーディング、カセット化は難しく、途中から方式変更、と言う事態になれば、莫大な費用が掛り、番組内容にも影響したであろう。 ...続きを見る

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2017/11/24 05:14
BL 1285 世界一高湿度国
やはり雨が降っており、それが原因だが、室内での使用で、なぜ? その事をソニーへ連絡、しばらくして、原因解明OKの連絡。 湿気でテープのツルツル裏面の貼り付き現象が出ているとの事。 こんな微妙な事でエラーが出ていたのだ。 さすがソニーで、世界中の支店へ打電し調べ上げ、湿度の一番高いのはボルネオとの事。 それ以上の湿度でも稼動するよう設計変更。Hー500は全世界へ輸出されていったのである。 VR3000と並べて使うと、桁違いの性能。これでアメリカ製VTRを駆逐出来た、と。 ...続きを見る

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2017/11/23 17:54
BL 1284 フィールドテスト
オペレーター一人付で、日だて15万円でも、飛ぶように注文があった。 ひかるは売れれば売れる程、早く可搬型国産機開発の必要性、反米感情が日に日に増していった。 当然、ソニーも可搬型、Hー500という機種を開発しており、フィールドテスト中だが、どうにも訳の分からない回転エラーが出る。チェックをするとOKで、エラーの原因が、全く掴めないのだ。 事故日報をピックアップし、気になる事があったので部下にその日の天候を調べさせた。 ...続きを見る

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2017/11/23 17:44
BL 1283 超精密NASA技術
当時、可搬型VTRとして、あのNASAが、軍事偵察機用に開発したと言われる、VR3000なる機種が、国内では4,5台導入されていた。 どういう訳か、その機種が、ひかるの会社にあった。 設立時、TBSとフジテレビが折半出資、別々に確保するよりは、資本折半した子会社に持たせ、両局で使用出来る、という事で、導入されたらしい。 当時は、カラーテレビが飛ぶように売れ、家電メーカーは、フィルムCMから、色再現の良い、VCM作りに軸足を移しており、このVR3000が威力を発揮していたのである。 ...続きを見る

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2017/11/23 17:34
BL 1282 クビ!?
夜は一人でいつもと違う焼き鳥へ行き、じっくり考えた。 業界全体を考えるべき立場の人が、自分のメンツばかり考えやがって、なんてケツの穴のちっちゃい奴だろうと、情けなくなった。 「俺の首を、袈裟掛け、みじん切りにしたとて、一文の得にもならない、やるんならやって見ろ!」と怒りが込み上げて来た。 ひかるは、今まで以上に、意地でもなんとかしてやろう、と固く誓ったのである。 ...続きを見る

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2017/11/23 17:24
BL 1281 開発に拍車をかけるべし!
今なら書ける。 ソニーと方式問題で画策している時、フジテレビの予算執行、発注出来る立場にある、お偉さんから呼び出しを食った。 「君は、親会社、キー局にタテついて、あらぬ動きをしているようだけど、やめろ! 親会社から、一言いけば、君のクビなんぞ、すぐ飛ぶぞ!」 と、脅しというよりは、脅迫だ。 ひかるは、承知しましたと、そこを出ると、すぐさま「開発に拍車をかけるべし!」とソニーへ電話したのである。 ...続きを見る

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2017/11/23 17:14
BL 1280 主賓挨拶
以後、あっと言う間にオメガ方式に切り変わっていったのである。 それどころか、ソニーは、海外でもその1インチを売りまくり、世界中でこのオメガ方式が、統一方式となったのである。 編集システムを担当させた、ひかるの部下K君は、三越とフジテレビが折半出資、アルタスタジオを設立するとの事で、そこへ移籍させた。今も元気で頑張っているようである。 また、K君は、昼メロのヒロインと結婚。 ひかるは、上司として、大勢の前で主賓挨拶。 しどろもどろで、汗をかき、恥をかいて、大きくなっていったのである。 ... ...続きを見る

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2017/11/23 12:54
BL 1279 歓喜の連絡
東宝、フジテレビ、ひかるによる、プロジェクトが始動したのである。 もちろん、バックには、ソニーとひかるの連係プレーがしっかり出来ている。 世界初、1インチ編集システム、1インチVTR帯ドラマの放送が実現したのである。 その間、ひかるの行動は、死闘の二乗と言えるだろう。 昭和54年、1月から放送された、昼メロVTR帯ドラマは、業界に衝撃を与えた。 この昼メロが放送されている頃、ソニーから電話、キー局がオメガ方式の採用を決定、大量の発注があったと、歓喜の連絡が来た。 ...続きを見る

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2017/11/23 12:44
BL 1278 東宝と握手
ひかるは当時、100人の部下を抱え、ドラマや音楽番組、スポーツやバラエティー、海外ロケから水中撮影、カメラや音響、照明などのスタッフ手配、番組内容把握、目の回る忙しさだが、それと並行して、編集システムの開発だ。 連日連夜、仮眠状態である。 そして編集システムが完成した頃、東宝から連絡があり、昼のメロドラマを日本製1インチVTRで制作し、放送しようとの話が持ち込まれた。 ...続きを見る

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2017/11/23 12:34
BL 1277 突貫工事
また、ハードディスクがあるわけじゃない、2センチ幅くらいの紙テープに穴を開け、それでデータを記憶させる、パンチ式記憶方式だ。 また、VTRを高速巻き戻しをした場合、フレーム単位でピタリと止める。これも至難の業であった。 そしてVTRを再生に2台、収録1台のA、Bロールによる編集システムを突貫工事で作り上げたのである。 ...続きを見る

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2017/11/23 12:24
BL 1276 所番地
ワンフレ単位に所番地に当たる数値を入れ、それで制御し、30分の1秒単位で、狂いのないようなコントロールをしなければならないのだ。 当時はまだ、コンピュータすらなく、自作するしかない。 ラックを買い込み、基盤を差し込み、組み上げていくのである。その内、虫(バグ)がうようよ、幽霊の如く現れ、消えていく。 いらいら頭に来、叩き割りたくなったが、スタートさせた以上、逃げる訳にはいかない。 ...続きを見る

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2017/11/23 12:14
BL 1275 編集システム
とにかく、ソニーサイドは、本体の開発に全力を挙げて欲しい。ひかる側で、フィールド実験は引き受ける。勿論データも上げる、とお互い協力体制を作り上げたのである。 早速ひかるは、タイムコードを使った編集システムの開発とフィールド実験に取り組む。 フイルムは1コマ単位に横に穴が開いている。爪で、1秒間に30枚掻き落とせば、映画になり、テレビでも放送出来る。 しかしVTRには、穴を開けるわけにはいかない。 ...続きを見る

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2017/11/23 05:54
BL 1274 逆転させる
町工場のようなバラック立て、VTRが10台くらい並び、学生かと思われるような卒業したての若手、4、5人の開発者がいた。 「放送業界は今、アルファ方式に傾いているが、それでは絶対駄目だ。 その内、アメリカが、それに勝るVTRを投入、日本はまた、アメリカに利益を吸い上げられ続ける。 だから、どうしてもこのオメガ方式でなければ駄目だ。もし不採用になっても、今後も、開発をずっと続けて欲しい。 願わくば、これから急いで開発を早め、何とか逆転させる方法を考えよう」と、熱く説いたのである。 ...続きを見る

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2017/11/23 05:44
BL 1273 ソニーと握手
これからがひかるの真骨頂、腕の見せどころである。 オメガ方式は読んで字の如く、テープがヘッドを一回転していない。 勿論、左右のリールに段差、奥行きをつける必要もなく、平坦に出来る。 しかし、三十分テープがかかるからとて、一時間二時間のテープをかけ、早巻き戻しをし、30ぶんの1秒、フレーム単位で、ぴたり止めるのは、どうしてもうまくいかない。 それには、開発の時間がかかると言う事だ。 ひかるはまず、オメガ方式を開発している、ソニーの厚木工場へ飛んだ。 ...続きを見る

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2017/11/23 05:34
BL 1272 オメガ方式
しかし、五年先を考えると、録画側の需要がはるかに大きい。 そこでひかるは、違うオメガ(ω)方式に注目した。 テープ面は100%磁気ヘッドに接していないが、字のごとく、交差していないのである。 しかし、アルファ方式がすでに2時間テープがかけられるところまで開発が進んでいるのに、このオメガ方式はまだ30分テープしか使えない。 かなり遅れをとっていたのだ。 業界全体として、8割がたアルファ方式へ傾いているのを、オメガ方式に転換させる必要があるのだ。 ...続きを見る

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2017/11/23 05:24
BL 1271 乗せ換え
考え方としては、女子社員や、場合によってはアルバイトやパートでも、ライブラリ作業ができるような簡単な方式。 カセット化できることを考えておく必要があるのだ。 さらに重要なのは、収録時の使い方である。 ドラマなどの場合、ロールの都合上、テープの使用途中で、そっくりロール換え、VTRのテープを乗せ換える事が頻繁にある。 この方式だと、そう簡単に乗せ換えが、できないのだ。 ライブラリーに窮し、急ぐ局側の見方と、現場、録画側の見方では大きな隔たりがあったのだ。 ...続きを見る

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2017/11/23 05:14
BL 1270 放送VTR方式
そして、アルファ(α)方式なるものが、8割がた採用される方向で事が進んでいた。 ひかるは、その方式を見た瞬間、これだけは絶対駄目だと直感した。 左右のリールの間に、缶ビール大の長めのVTRヘッドがあるが、そのヘッドをちょうどαの字のごとく、一回転、左右のリールに、前後の段差、奥幅をつけて、斜めに交差してスレーディングさせるという方式である。 まずは将来的に、スレーディングをオートメーション化するのに、非常に難しい。 ...続きを見る

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2017/11/22 17:54
BL 1269 タイムコード
昭和50年当初、放送局は、開局から15年も経っているのに、アメリカアンペックス社製のVTRで独占されていた。 それを何とか国産品、なおかつ、タイムコードを使った電子編集を試みる。 実現できれば、従来の常識や発想転換にとどまらず、革命的な流れの変化を促します。 国産VTRの必要性を一番感じていたのは、放送局のライブラリ部門で、フイルム素材が倉庫にあふれていたのだ。 当然、国内メーカーも、アメリカに対抗すべく、2インチではなく、1インチ幅のVTRを開発していた。 ...続きを見る

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2017/11/22 17:44
BL 1268 元気で頑張れ
東京ドームより大きな自然の巨大プール、珊瑚や熱帯魚達が、一緒に遊んでくれるぞ! ここは日本最後の楽園だ。 そして、この大自然が、この世で一番恐れるものは人間。 脅かす事なく、壊す事なく、優しく見守ってやろう。 子共達へ残そう。 魚達よ! 珊瑚群よ! 体に気をつけ、元気で頑張れ。 会える日を、楽しみにしているぞ! ...続きを見る

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2017/11/22 17:34
BL 1267 世界一の大富豪?
これだけのものを作り上げるとしたら、お金がどれくらいかかるか想像さえ出来ません。 この巨大な財産が自由に使えるのです。 自分の物、と言っても過言ではないでしょう。 そうだ、幸せは独り占めしてはいけない。 全国の皆さんにも楽しんでもらおう。 ...続きを見る

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2017/11/22 17:24
BL 1266 インカ帝国
歴史には出てきませんが、本当の意味での日本のインカ帝国と言ってもいいのではないだろうか。 ひかるは定年後、この島の生まれ育った家で、世界一大富豪の生活が約束されているようなものです。 なぜなら、父が自分の畑だと言っていた、大自然の大小数え切れないプールが目前。 プライベートビーチの如く自由に使え、リーフの内側に生息する、おびただしい珊瑚群。 熱帯魚達は、子共の時からの友人であり、仲間であると同時に大きな財産。 ...続きを見る

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2017/11/22 17:14
BL 1265 一大文化圏
リーフ上には、直径10メートル前後の大小プールが、いたる所に出現。 勿論、色とりどりの熱帯魚が、いっぱいいます。 リーフの内海は、潮流が殆んどなく、子供や女性でも自由に泳げ、しかも、潮の干満で、常に綺麗な透き通った状態が保たれ、手入れや維持費も不要です。 数え切れない熱帯魚達と、色々な形をした珊瑚郡の稀に見る自然環境。 その昔、リーフ内には、魚貝類等、膨大な量が捕れたとの事。勿論、今でも捕れます。 そして島には住人が溢れ、一大文化圏を形成していたとの事です。 ...続きを見る

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2017/11/22 12:54
BL 1264 天然巨大プール
ひかるが生まれ育った黒島は、世界に類を見ない素晴らしい島だ。 島の形自体は見事なハート型、ハートの両肩から下半球を取り巻くように、ものの見事なリーフがあります。 総延長7、8キロくらいは、あるのではないだろうか。 その島を取り巻くリーフと島の間には、これまた見事な大自然の陸橋の如き渡しがいくつもあり、その渡しと渡しの間は、東京ドームをはるかに凌ぐ、大きな天然の巨大プールが出来上がるのです。 ...続きを見る

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2017/11/22 12:44
BL 1263 島の砂浜
その貝殻や珊瑚の死骸などが、砂になるのですから、島の砂浜が、精製された白糖のように、真っ白いのは、当たり前。 また沖縄名物のハイビスカスと、赤い瓦に白い漆喰模様は、周りと調和し、景観を楽しませてくれますが、島々のかわら屋根を台風や厳しい太陽熱から守るのにも、珊瑚が重要な役割を果たして来ました。 昔から、赤い瓦屋根の継ぎ目を補強するのに、珊瑚を焼いて灰にして出来た石灰をこねて作った、漆喰が使われてきたのです。 ...続きを見る

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2017/11/22 12:34
BL 1262 星砂
貝の砂(95.1)島の砂は、海側から、珊瑚の死骸や貝類がうち寄せられ、砕かれた石灰砂で出来ており、波の激しい浜では、角がとれ、普通の丸みのある砂になり、波の穏やかな湾や入り江では、星状のままになっています。 本土の砂とは、素材そのものが違う。幸せを呼ぶ、星砂としてお土産品にもなっています。 子供の頃、巻貝の殻が、高い値で売れており、白い殻が、ワイシャツのボタンに使われていたのです。 ...続きを見る

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2017/11/22 12:24
BL 1261 真っ白い砂浜
南の島には、眩しいくらいの真っ白い砂浜があります。 どうしてこれ程までに、白いのだろうか? 本土の砂は、岩が砕けた破片や内陸部より、川に流された土や泥が、海水で洗われ、砂浜を形づくっていますが、サンゴ礁で出来た小さな島は、川もなく、周りと中心部が小高いコマのような地形になっており、大量の雨が降ったとしても、雨は地下水となり、土や泥が、内陸部から海岸へ流れ出る事はありません。 ...続きを見る

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2017/11/22 12:14
BL 1260 変態扱い
テレビで、事件の報道を見る度に、変態扱いされるのでは・・と心の落ち着きを失う。 お願いだから、変態扱いされたら、証人になってくれ、と手を合せて拝む。 彦爺ジーを見ていたら、助けたくなってきた。 その子が、慌てて逃げ、交通事故で死んだら、責任は彦爺ジーにあるのだろうか? 神様、ご加護を!!!!! ...続きを見る

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2017/11/22 05:54
BL 1259 満面の笑み
彦爺ジーからすると、その娘が交番へ駆け込み、変態爺ジー現れる、 と人相書きが町内に回され、いつ何時、自分が変態爺ジー扱いされるのではないか、 と不安で、のんびり寝れないそうだ。 人が居ないと思って、思いっ切りおならを放ち、気配で振り返ると人が居て、 その人が、ヘッドホンをしていると、 思わずしめた、満面の笑み吹き出してしまうよ!・・・ ...続きを見る

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2017/11/22 05:44
BL 1258 脱兎
ヤッバイ! と、咄嗟に慌てて逃げたが、あまりの恐怖に動転、対向自転車とぶつかりそうになり、 歩道の植え込みの草むらに頭をつっ込む。 はたまた視界良好、ケツパン、チラチラ。 女の子は完全に脳内大混乱。 脂ぎった屈強なる男に、後ろからハガイ絞めに、思いっ切り「犯される・・!?」 と、脱兎と言う言葉は彼女の為の言葉だ。 必死になって、駅の方向へ逃げて行ったという。 駅前には交番がある。 ...続きを見る

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2017/11/22 05:34
BL 1257 恐怖
それより自分の余計な心配が、おかしくなって吹き出したくなる、つい満面の、顔面総崩れ、鏡で見ると我ながらいやらしくて気持ち悪く卒倒する顔、、ニッタリニッタリしてしまったのである。 瞬間、女の子と視線が合ってしまった。 花も恥じらう二十歳のミニスカート立膝状態パンツ丸見え、目の前に60がらみの筋肉隆々、油ぎった男の顔、満面崩して、昼間からニッタリ顔、パンチラを見られた、と一瞬にして恐怖が全身を走る。 ...続きを見る

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2017/11/22 05:24
BL 1256 巨大おなら
稀に見る快感、後に人の気配を感じたので、ヤバイ・・と恐る恐る振り返ると、二十歳前後の、ミニスカートを履いた女の子が、自転車で信号待ち、真後ろにいたとの事だ。 しまった!?・・思いっ切り放ったおならを聞かれた!・・ と、照れ隠しに、にが笑いしょうと思った瞬間、なんとその子は、ヘッドホンで、音楽を聴いていたのだ。 彦爺ジーは、おならの音が聞かれなかったという事と、しめた!と安堵。 ...続きを見る

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2017/11/22 05:14
BL 1255 定年うつ病?
場所は錦糸町、知人に、定年したばかりの正彦爺ジーが居る。 体格はスポーツ系、顔も若造りで、いつも元気に散歩、どうみても50代半ば、としか見えない元気の良い爺ジーだ。 ここのところ元気がなく、空ろな眼差し、脅えたような状態。 定年うつ病かと、声をかけてみた。 話を聞いてびっくり、以下の内容である。 先日、暇を持て余し、駅前の喫茶店でも行こうと思って出かけたという。 駅から400メーター手前の信号で、誰もいなかったので、おならを、思いっ切り、ヴオーンと放ったとの事だ。 ...続きを見る

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2017/11/21 17:54
BL 1254 江戸っ子気質
彼女は心配顔。 今後この結婚話に反対する様な言動があったら、いつでも私のアパートへ来い、朝でも、夜中でも問題ないよう、管理人には話をつけておく、と・・ 目出度く式を挙げ、娘と息子の二人の子供にも恵まれ、あれだけ反対した親も孫達の顔を見、誤解が溶けて行きました。 江戸っ子気質は一度信頼すると、後は何も残しません。 何事もひかるを頼りにし、女房より先に相談してくれるようになりました。 何んで実の娘に、先に話をしてくれないのかと、女房が焼餅を焼く。 平和な、ひかる一家であった。 ...続きを見る

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2017/11/21 17:44
BL 1253 我輩は猫ではない!
彼女が必要な着替えだけはと取りに行き、風呂敷包にし出る直前、 「こちとら江戸っ子だ、犬や猫がくっ付く訳ではあるまい、隣近所の付き合いもある事だし、式くらいは挙げたらどうだ!」 何! よくぞ犬、猫扱いしてくれたな! 我輩は猫ではない!! と怒鳴り返したかったが、ひかるは決断が早い。 何も喧嘩したくて喧嘩している訳ではない。 要は結婚がしたいのである。 結婚が出来ればいいのである。 瞬時に頭を切り替え難問解決。 包みを解かせ、「式の日取りは、追って参上つかまつります」と。 ...続きを見る

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2017/11/21 17:34
BL 1252 駆け落ち
結婚話は暗礁に乗り上げ、破談になるかと思われましたが、男としてここで引き下がる訳にはいかない。 意地を見せようと、芯から怒ったが、親戚、頼る人とてない二十五歳の若さ。 一人で立ち向かうしかありません。 結婚は当人同士の問題、親や家族が結婚する訳ではない。 文句を言われる筋合いは無いはずだ! 決して、路頭に迷わせるような事はしない。 信じて欲しいと説得。 最後の手段に訴えるしかありませんでした。 これ以上話をしても無理だ! とにかくこの家を出ろ! 俗に言う駆け落ち・・ ...続きを見る

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2017/11/21 17:24
BL 1251 結婚詐欺師?
しかし、暗転、これからが一大事件。 当時の沖縄は米国の統治下、東京から遥か二千キロも離れ、生まれ育った島は、日本の地図のどこを探しても載っていなかったのです。 そんな島があるはずがない! 地図にない、一週間以上もかかる、地の果てへ、娘を嫁に出す訳にはいかない! 代々江戸っ子の親には、とても理解してもらえず、あたかも出所不明の住所不定男か、結婚詐欺師の扱い。 訪ねる度に塩を撒かれ、しまいには座布団を投げられる始末。 ...続きを見る

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2017/11/21 17:14
BL 1250 求婚、成功
田舎っぺの取れない三度笠の似合う男には、とても無理かと思われましたが、「命に賭けても、幸せにしてみせる、この気持ちは世界中を探しても、私以上の男はいないはずだ!」  結婚してくれと、猛うアタック! 一途な気持ちが伝わり、結婚に同意してくれたのです。 やったー!!、 男の情熱、何事か成らざらん!! 天の神、山の神、地の神、海の神、地上の全ての神々を招待し、どんちゃん騒ぎをしたくなったのも当然。 あまりの嬉しさに、気が狂ってしまうのではないか、と自分自身がわからなくなりました。 ...続きを見る

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2017/11/21 12:54
BL 1249 恋
そして、彼女が目の前で見ているのです。 全身パニック! 世の中バラ色、生まれて最高に甘い食べ物に出会いました。 このままずーっといつまでも一緒にいたい・・・ 弁当の味が忘れられず、恋が芽生え、一気に炎と燃え出し、この女性なしに人生はあり得ないと思うようになったのです。 男の恋、一度燃え出したら、止めようがありません。 体を張っての獲得作戦へと展開。 しかし相手は、生まれも育ちも東京両国で、垢ぬけた生粋の江戸っ子。 ...続きを見る

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2017/11/21 12:44
BL 1248 体を張って嫁さん獲得
毎日が、ひもじい思いをし、泥棒走りをしていた二十歳。 この世にこれ以上いないかと思われる、美しい女性に、バイト先で出会いました。 声をかけるにも気が小さく、沖縄生まれだと言う、多少の劣等感もあり、ひたすら胸をときめかすのみ。 ある日、まさかと思われる、一大事発生。 その女性が、食欲がないので、自分のお弁当を食べて欲しい、と持って来たのです。 鮭と卵焼きだけのお弁当でしたが、まさかと思われる、好きな女性。 手作りの弁当かと思うと、美味しいの、どうのと言っている場合ではありません。 ... ...続きを見る

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2017/11/21 12:34
BL 1247 カラスピル
人間を共通の敵と認知した場合、高速道路を走る車に、小石を落下し、一台でも事故を起こさせ、殺せる事が分かると、全カラスに伝達され行動を開始。 カラスには国境がない為、国際的な問題解決策が必要。 国際会議の開催を提案します。 ヒッチコックの映画が、現実のものにならない事を切望しよう・・・  今すぐに、開発しよう、カラスピル! ...続きを見る

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2017/11/21 12:27
BL 1246 高笑い
カラスの大統領は、カッカラカ、カッカラカ、と高笑い、見下げる事でしょう。 飛べない人間、国境、人種問題を抱える人間が、カラスに勝つ事は、容易ではありません。 カラスは、すでに貝類を上空より落下させて割り、中身を食べる戦術を習得済。 ...続きを見る

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2017/11/21 12:14
BL 1245 烏合の衆
カラスを「烏合の衆」、と馬鹿にしていた人間共が、逆に、烏合の衆、と呼ばれる羽目になります。 カラスの大統領は、作戦本部を移動し、世界各地の戦況を悠々と視察旅行。 各国首脳は、連日の応戦会議で、精根尽き果てる事でしょう。 強力な軍事力で、地球の保安官を自認するアメリカ大統領が、茹で上がりのタコ顔で、目ん玉飛び出させ、「カラスの野郎!、ブッ殺してやる!」、と喚き散らす、じだんだ姿が目に浮かびます。 ...続きを見る

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2017/11/21 05:54
BL 1244 効果覿面
滑走路や高速道路、至る所で、小石の攻撃を行う為、人間は恐怖のあまり、新幹線、飛行機、車を利用しなくなるでしょう。 線路の小石は拾って何回でも使用。 軍事開発費はいらず、即座に実行出来、路上の人や民家にも一万個単位で、小石の雨を降らせます。 屋根やガラスは割れ、ライフル銃で撃ち落とすにも、300メートル上空までは届かず、特に黒いカラスの夜襲は、効果覿面。 手が付けられません。 農家へは大事な食糧確保の為攻撃せず、人間をカラスの奴隷にするのです。 ...続きを見る

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2017/11/21 05:44
BL 1243 世界的なニュース
一万羽単位で、カラスの編隊を組み、地球上の各ゴルフ場へ基地として集結させ、上空300メートルから、ホールを狙って、小石を落下させる訓練をします。 ゴルフボールは、訓練用に使う為、必然的にゴルフ場は、カラスの軍事基地と化し、手始めに、一万羽のカラスに、其々300グラムの小石を持たせ、猛スピードで走る、新幹線の線路へ一万個の小石を落下させ、波状攻撃。 新幹線は、小石の山に脱線し、多数の死傷者が出、世界的なニュースになる事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/21 05:34
BL 1242 食糧戦争
果たして、人類は勝てるのだろうか? カラスは、人家に近い所に棲んでおり、核や化学兵器は使えず、戦車を出動させたとしても、一羽打ち落とされれば危険を察知し、戦車よりも早く、自由に空を飛び、山や川、海を越え、国境を破り、逃亡。 人類の一点攻撃型兵器は、通用しません。 例え、二、三万羽打ち落とされたとしても、毎年増える数からして、彼らにとっては平気な数。 もしひかるが、カラスの大統領に就任したならば、人類との食糧戦争は、大勝利を収める事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/21 05:24
BL 1241 繁殖の一途
他の動物が減少する中、カラスには殆んど天敵がいない為、繁殖の一途です。東京の空も既に制覇され、神宮の森は、絶好の棲家として、他の鳥は、黒い軍団の恐怖に近付けません。 現在、地球上に、十億のカラスがいるとし、10年間で倍増すると、想定した場合、50年先には、320億の数に大繁殖。 人類は間違いなく、100億に達しており、カラスとの食糧戦争は回避しがたい事でしょう。 都市部では、身近に感じられない事ですが、農村部や温暖な国では、すでにカラスとの食糧戦争が始まっています。 ...続きを見る

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2017/11/21 05:14
BL 1240 画
カラスの大統領。 ...続きを見る

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2017/11/20 17:54
BL 1239 臨戦態勢
事実、数十羽のカラスは、二メートル圏内に接近し、羽を広げて、黒い口ばしを目いっぱい開け、赤口での威嚇合唱。卵を取れば、即座に攻撃出来る臨戦態勢、恐怖を感じ逃げ帰りました。 何んで自分の卵でもないのに、他のカラスが集団攻撃行動に出るのか? 攻撃態勢のカラスは、血族なのか、それとも種族を守る為、安全保障条約を結んでいるのだろうか? 昨今、自然界の生態バランスが崩れ、人間が原因のように見られていますが、問題はカラスに有るのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/20 17:44
BL 1238 編隊行動
雑食性で、食欲旺盛なカラスに、殆んどの鳥類は、木の実や虫、卵やヒナ等をことごとく持って行かれ、その悪知恵には、とても追いて行けません。 小学生の頃、ひかるはカラスに弁当を取り上げられ、仕返しに卵を取ってやろうと、カラスの巣へ近付くと、何時どうやって呼び寄せたのか、数百羽のカラスが、上空に飛来し、編隊行動。 カラスは、巣を高い所に作る為、木の上で、本気に襲れたのでは、ひとたまりもありません。 ...続きを見る

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2017/11/20 17:34
BL 1237 カラスの大統領
カラスの行動を観察すると、見事な連携プレー、編隊行動をとっている事が、分かります。 ニワトリのヒナを狙う時、一羽は見張り役。 もう一羽は、ケンカを仕掛ける役。 残りの一羽は、ヒナを奪う役目で、三羽での連携プレー。 親鳥が、ケンカを仕掛けられ、一羽のカラスに向かって行き、ヒナ鳥は、親の泣き声、様子に、危険が迫った事を感じ、オロオロ逃げ回るだけ。 奪う役目のカラスは、空から急降下し、逃げ回るヒナ鳥を事もなげに持ち去ります。 この行動を三度繰り返す事により、平等にヒナを確保。 ...続きを見る

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2017/11/20 17:24
BL 1236 崖を背負った男
そして後輩達には、「俺は、背中に断崖絶壁、崖を背負っている、振り向けば、目まいでまっ逆さま、木っ端微塵。だから、振り向く事もしない。常に進む以外はない。嵐が来れば、四つん這いになり、更に激しくなれば、腹這う、そしてミミズとなって、這いずってでも、前へ進む」 人生とは、そういうものだ、と説くのである。 「生半可でない、常に極限の生き方を求めろ!」と。 ...続きを見る

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2017/11/20 17:14
BL 1235 脳内プログラム
ひかると言う男の脳内プログラム、生い立ちの影響なのか、引く事、後退するという事が、考えられないのである。 前記した通り、12ミリ、いや、12カ月、80センチのスケール上で人生を考えるので、後退という事はあり得ないのである。 勿論、後悔するという事も殆んどない。 ...続きを見る

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2017/11/20 12:54
BL 1234 歯っ欠けジジババ
お面を新婚祝いに送ると喜ばれる事、受けあいです。 このお面は「ヤマシキのアブジヤーマー」、と呼ばれ、山崎村のおじいちゃんおばあちゃん、と言う意味で、この山崎村、今は廃村ですが、昔黒島にあった村で、歯っ欠けお面の発祥地です。 知念家では代々、高砂のお面、として大事に祭られております。 ...続きを見る

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2017/11/20 12:44
BL 1233 面踊り
お祭りや結婚式などに舞れ、舞台上では決してお面を取らず、どの夫婦が舞ったのか、演者当ても場を盛り上げます。 夫婦の機微、和合を楽しませる踊り、一度は世の夫婦に見せたい踊りです。 また、この面踊り、忘年会や結婚式に踊ると、大受けする事間違いなし。 ...続きを見る

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2017/11/20 12:34
BL 1232 スケベー
また、このお面をかぶっての、老夫婦の面踊りは最高です。 おじいちゃんは若い時、人一倍スケベーだったとの事。 腰も立たなくなった今、おばあちゃんが、「私のこと、好いとるか・・」と色っぽく迫り、もじもじし・・「おばあちゃんは、世界で一番美しい・・昔も今も一番好いとるぞー」と答えると、「よくも、焼きもちを妬かせてくれたもんだ・・」、とつねり、100歳もの老夫婦が、這いずり、顔を赤らめ、新婚初夜を思わせる仕草は、腰が抜ける程笑わせてくれます。 ...続きを見る

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2017/11/20 12:24
BL 1231 夫婦喧嘩
また、沖縄のおみやげ店で目に付くのか、100歳にもなるかと思われる、シワシワだらけの、歯っ欠け老夫婦のお面でしょう。 この老夫婦面、実は、夫婦和合の、不思議な力が秘められている面だという事は、あまり知られておりません。 夫婦喧嘩は、どこでもあるかと思いますが、口もきかず、冷戦状態が続いた後でも、このシワシワだらけの、歯っ欠け老夫婦のお面を見ると、思わず吹き出してしまい、些細な事での夫婦喧嘩が馬鹿馬鹿しくなり、仲直りするとの事。 ...続きを見る

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2017/11/20 12:14
BL 1230 画
ジジババ面踊り。 ...続きを見る

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2017/11/20 05:54
BL 1229 カニウマ
本土のチャリンコ、いかにも可愛らしい呼び方だと感心させられられましたが、石垣島のカニウマは、ユニークな情緒のある呼び方ではないだろうか。 他にも面白い方言があります。 例えば、昔を方言で言うと、「パ〜ンティ」と言います。 高校時代、物語を方言で発表しようという事で、昔々、というくだりを、いきなり「パ〜ンティー、パンティ・・・」 と切り出すと、女生徒がキャーと大笑い。 パンティーと解釈され、爆笑の内に物語は終わりました。 ...続きを見る

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2017/11/20 05:44
BL 1228 金馬
通りとは全く別な場所で、歓迎の「ようこそ、いらっしゃいませ」、「おーり とーり」の立て看板に出会うと、初めて疑問を感じ、正しい解釈をするようになります。 おかしな事に、石垣島の人通りの一番多い交差点に、カニウマの二人乗りは、やめましょうと、大きな立て看板。 本土の人は、蟹のように、横歩きをする、珍馬がいるのかと、興味をそそられますが、実は、カニウマの二人乗りとは、自転車の二人乗りの事で、 自転車の事を、カニウマ と言うのです。 金馬(カネウマ)が訛ってカニウマ?? ...続きを見る

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2017/11/20 05:34
BL 1227 歓迎
最近、南の国から輸入される果物等の呼び方を聞くと、アボガド、パパイヤ、マンゴウ、パイン等、島の方言にゴロ合いが、ぴったり合う発音に驚かされ、少なくとも日本の南端地区では、南方説を裏付ける現象がみられます。 また、「ようこそいらっしゃいませ」という、歓迎の言葉を「オーリ、トーリ」 と表現。 石垣島の商店街のアーケードに、この言葉が大きく、「おーり とーり」と掲げられています。 しかし、ほとんどの観光客は、「おーり 通り」と通り名を連想。 ...続きを見る

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2017/11/20 05:24
BL 1226 パンタル
私を方言で言うと「バー」、太陽が「ティダ」、鎌が「ガッキ」、笛が「ピーラキ」、太るが「パンタル」、逃げるが「ピンギル」、てんぷらが「パンビン」等、載げれば限がなく、日本にそのような言葉があるのだろうか、と疑いたくなりますが、紛れもない事実。 何んの因果か、ハブの事も「パン」と呼び、足、ハブ、パンを方言で言うと、パン、パン、パンになり、てんぷら、太る、逃げるが、「パンビン、パンタル、ピンギル」。 ...続きを見る

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2017/11/20 05:14
BL 1225 パーイ
個人的な推測ですが、食べるパンの語源が、どこから来たのかは分かりませんが、その昔、小麦粉を足で踏みこね、発酵させたか、麦踏の足に関係しているのではないだろうか。 そして、足の事を、パンと呼ぶので、この食べ物をパンと、名付けたのではないかと、大胆な推測をしていました。 この地区は、島により多少方言の違いはありますが、黒島では殆んど「パ、ピ、プ、ペ、ポ」「ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ」等の発音だらけで、日本の五十音の発音だけで構成される言葉は、あまり見当りません。 ...続きを見る

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2017/11/19 17:54
BL 1224 パン
どうしてこのような事が起きるのか、学者自身も不思議がっていました。 一説によると、ペルーやミクロネシア諸島等、赤道付近の島から、黒潮により言葉や生活様式が、運ばれたのではないか、と言われています。 更に不思議なこ事に、島では、足の事を食べるパンと同じ、パンと発音します。 もしかすると、南の島で、足の事を、パンと呼ぶ所が、あるのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/19 17:44
BL 1223 ルーツ
日本人のルーツは、南方説、北方説、中国説と、色々議論されていますが、南端の黒島では、南方説を裏付ける、珍しい方言が残っています。 例えば、農耕に使うクワの呼び方ですが、島では、「パーイ」と呼びます。 言語学者によると、ペルーの山奥の原住民が、同じ「パーイ」と、呼ぶとの事。 ...続きを見る

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2017/11/19 17:34
BL 1222 愛しき鼓動
しかし、鼓動が停止した時点で肉体は滅び、精神は、瞬時に消滅する。 鼓動は、万人平等に与えられた最大の宝。 何故、脈打っているのか? 止まる前に、何をなすべきか? 今一度、人間の"命の原点である、”鼓動”と言う側面から己自身や人生を見、物事を見定める必要があるのではないだろうか。 人々が、人種や国境を越え、お互いの鼓動を尊重し合い、地球全体が、幸せの鼓動の響きで覆われん事を願っております。 ...続きを見る

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2017/11/19 17:24
BL 1221 新しい命
生き延びたい、と願いながらも、飢え等で消えゆく命を見る時、何のために生まれて来たのか。 人間として最低限、鼓動を維持出来る食糧が、確保されるべきではないかと、考えさせられます。 命の誕生、精子と卵子が合体した時点で、鼓動はスタート。 細胞分裂で肉体が育まれ、その上に精神が芽生え、一人の人間として成長。 そして人々は、己の分身、証として新しい命を引き継いで行きます。 ...続きを見る

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2017/11/19 17:14
BL 1220 生涯の伴侶
愛する人を失い、生きる事すら辛く寂しい時、貴方を命ある限り、励まし続ける・・ そうです、頼りになる味方が、身内にいたのです。 生涯の伴侶が、出来たのです。 現時点でスタートする鼓動や、最後の一鼓、役目を終わる鼓動あり。 例え五十億個の一つでも、響きに無意味はなく、人種や貧富、男女や宗教の差別や区別なく、全ての人に平等に脈打つこの鼓動。 ...続きを見る

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2017/11/19 12:54
BL 1219 ご苦労さん!
きのうも、明日もご苦労さん! どんなに、どんなに辛くても。 泣く事、知らない鼓動さん。 打ってみせます、淡々と・・ 淋しがり屋の、精神さん! 泣き虫、弱虫、飛んで行け! そうです、我々の精神は、淋しがり屋で、泣き虫です。 しかし、鼓動は泣きません。 しっかりとした足取りで、辛かろうが、嵐が来ようが、淡々と打ち続け、精神も一緒に頑張ろう、と元気ずけ、導いてくれる事でしょう。 人は、一人ぼっちだと思うから、辛いんです。 寂しいんです。 ...続きを見る

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2017/11/19 12:44
BL 1218 暗闇、孤独
一人ぼっちで寂しい時、人生の嵐が襲い掛かり、苦しい時、そっと胸に手を当て、生まれた時と変わらない、清らかな響きで打ち続ける、鼓動との対話を試みてみましょう。 今まで、何十年間、動き続けたのだろうか? 精神が全てを休め、ぐっすり眠っている間も、暗闇、孤独、何のそのと打ち続けるだけ。 ひと休みしたいだろう・・ 疲れるだろうに・・ これから先、何十年間、動いてくれるのだろうか・・ ...続きを見る

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2017/11/19 12:34
BL 1217 残せる人生
値千金で、感謝せざるを得ません。 これほどすばらしい鼓動でも、一度止まったら終点。 例え、栄耀栄華を極め、いかなる名声を得ようとも、間違いなく止まる宿命を帯び、ただひたすら打ち続ける。 これしかなく、無意味に打たせれば、白髪とシワが増えるだけ。 しかし、精神には終点がありません。 音楽や芸術の世界、生き方など、先人達が残してくれた思想や、素晴らしい作品に、何百年後でも感動させられ、小さな事でもいい、自分の子供にだけでもいい。 何かを残せる人生を、歩みたいものです。 ...続きを見る

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2017/11/19 12:24
BL 1216 脳死
生涯、どれだけのエネルギーを生み出すのだろうか? いかに技術が進んだ現在でも、部品交換なしに八十年間、動き続ける機械を作る事は不可能。 己の持てるパワーの偉大さ、改めて考えさせられます。 脳死という言葉がありますが、脳が死んでも鼓動は続いており、逆は成り立ちません。 不幸にして道半ば、やむなく止まる事を宣告され、残る鼓動をどう使うべきか、と思案に暮れる人生があるかと思うと、朝の目覚めに己の鼓動へ触れる時、昨夜来、全ての機能が休んでいる間も、元気に続けるこの響き。 ...続きを見る

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2017/11/19 12:15
BL 1215 値千金
そして長い人生を考えた場合、我々の鼓動は、一分間に七三回打つとすると、一日に十万回以上、八十歳まで生きるとして計算すると、なんと三十億回以上も打つ事になります。 体内に張り巡らされた血管の総延長と、片時も休む事なく、三十億回以上も血液を送り続け、回収する作業。 しかも酸素やビタミンなどの量を調節し、八十年も打ち続けるのです。 地球を何周するのだろうか? ...続きを見る

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2017/11/19 05:54
BL 1214 物差し
人生は不確定要素があり、完璧とはいきませんが、決して後戻りの出来ない、一方通行のスケール上で、物事を考え、 人生の目標なりを設定する事により、毎年繰り返す事柄と、五年や十年、生涯を通して貫く事が、年代ごとに計画され、 己の人生が、より良きドラマとして演出出来、かなりの精度で、人生の青写真なり、予測なりが出来るのではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/19 05:44
BL 1213 どう対応すべきか
この一方通行のスケール上で、家族や人生を考えると、子供の進学や成人の時、自分は何歳で、子供達と、どのような会話が必要か。 教育資金が、一番必要な時期に、どう対応すべきか。 定年時、家族の年齢や状況が、どうなっているか。 位置付けが、よく理解出来、今後の展開等、色々な新しい事が、発見出来るかと思います。 ...続きを見る

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2017/11/19 05:34
BL 1212 繰り返し
我々の日常は、朝晩寝起きし、時計は回転して元に戻り、一年が終ると、また新しい年を迎える、が繰り返されています。 人生もまた、繰り返しの連続のように錯覚しがちですが、繰り返し以外にも、子供の誕生や親との別れ等、繰り返す事の少ない事もあり、人生が成り立っています。 人生を80歳まで、生きられると計算し、80センチの物差しに置き換えて見ましょう。 物差しの10ミリを12か月単位に置き換え、仕事や結婚の経歴、上段には親の年齢で、下段には女房や子供達の年齢を棒線で記入。 ...続きを見る

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2017/11/19 05:24
BL 1211 東京でハブジャンプ
ハブが出るはずもない、アスファルトに覆われた東京のど真ん中で、子供の頃から、命に関わる本能として覚えた、見事なハブジャンプが出てしまったのです。 改めて、ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! (黒島は今、ほとんど牧場となり、ネズミも激減、そのため、ハブもほとんどいません) ...続きを見る

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2017/11/19 05:14
BL 1210 謝るしかありません
まっすぐ歩けば、いいだろうに! わざと、やったんだろう! 謝るしかありません。 前方には誰もいない、すれ違う人もなく、見通しの良い歩道。 いきなり、思いっ切りガニ股で、横っ跳びに出る行為は、自転車めがけ、体当たりをして来た、としか思えないはずで、怒鳴らない人は皆無でしょう。 「ハブが出たので、ハブジャンプをしたのですが・・」と説明しても分かってもらえません。 よく見ると、ハブではなく、ネクタイが落ちており、それがハブに見えたのです。 ...続きを見る

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2017/11/18 17:54
BL 1209 怒鳴られる
これは、子供の時から、親に教えられなくても、自然に出てくる行為。 それが出来なければ、猛毒を持ったハブに、間違いなく噛まれていた事でしょう。 上京して間もない頃、歩道を横断中、なにげなしに足元を見た瞬間、ハブが現れ、思わずガニ股、ハブジャンプ!。 自転車で横を通り過ぎようとした、おじさんと、もろにぶつかり、怒鳴られました。 ...続きを見る

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2017/11/18 17:44
BL 1208 画
ガニ股。 ...続きを見る

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2017/11/18 17:34
BL 1207 ガニ股
ハブに噛まれた人を数多く見、ひかるも噛まれる直前の危険な目に何度か遭い、毒の猛威は、嫌という程知り尽くしていました。 噛み所によっては、命に関わります。 昔からの知恵で、島の道には、真っ白い砂を敷きつめてあり、美観の問題は勿論、夜道を歩く時、ハブが発見可能なように出来ています。 石垣の合間から、ハブが出てきた瞬間、本能的に、ガニ股で飛び退きます。 いわゆる、究極の「ハブジャンプ」です。 ...続きを見る

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2017/11/18 17:24
BL 1206 脱皮
ひかるが子供の頃、島の収入源は、サトウキビ生産で、サトウキビは、ネズミの格好の餌。 ネズミが繁殖し、その天敵として、猛毒を持ったハブが、大繁殖していました。 ハブは、脱皮をするので、皮を見ると、どれくらいの大きさか、ハブの棲家が、どの近辺かは、子供同士の情報交換で察知出来ます。 しかしハブは、かなりの行動範囲を持っているので、常に心の準備が必要でした。 ...続きを見る

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2017/11/18 17:14
BL 1205 好奇心
不思議に思い聞くと、風で感じるとの返事。 魚の臭いがする訳でもなく、どうしてだろう? 再度尋ねると、海から吹いて来る風の温度で、北上する黒潮の水温を体感。 近海を、どの魚種が回遊して行くのか、当てるとの事である。 また、ある虫が発生すると、ある魚種が近海に集まっている、と言う虫との間違いない関連もあります。 小さな島、周りの海から吹いて来る風、虫などの情報は、生きて行く大事な知恵でした。 ...続きを見る

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2017/11/18 12:54
BL 1204 ほろ酔いチドリ泳ぎ
興味は、海へも向けられます。 魚のヒレに切れ目を入れた場合、まともに泳げるか実験。 必死に、尾ビレで舵を取るにも、ほろ酔いチドリ泳ぎ。 残酷な事をしてしまった、と後悔させられました。 ある時、父が空を見上げ、急に、今日は、ハトッシ(方言魚名)が、大量に捕れる日だと、漁へ出かけ、間違いなく、言った通りの魚種を捕って来るのを目撃。 陸に居ながら、何んで海中の魚の事が分かるのだろうか? ...続きを見る

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2017/11/18 12:44
BL 1203 ペア性器
また、ハブの性器は、メスには二つ、オスには四つあります。 数が合わないので、疑問に思いますが、オスの性器は、ペアになっており、しかもイボイボ状。 ペアでメスの性器へ挿入し、交尾。 蛇体は絞め縄の如く、もつれ喰い込み、飲まず食わず、執念深くエキスをむさぼりあう。 その姿はすさまじく、犬や牛馬の交尾とは比較にならず、ゾクゾクとさせられます。 しかし、ハブは害のみにあらず。 初夢にハブを見ると、大金が転がり込む、金運の女神、とも言われています。 ...続きを見る

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2017/11/18 12:34
BL 1202 岩穴と台風
小鳥達は、危険が迫った時、岩穴で台風が過ぎ去るのを、じっと待っているのです。 彼らは、どうしたら尊い命を守れるか、心得ていたのです。 我々も、小鳥の生き方に見習うべきではないだろうか。 時代のうねりや大きな組織力で、一人で立ち向かっては、どうしようもない事が、しばしば身に振り掛かります。 何も一人で立ち向かい、尊い命を落とす必要はなく、厳しい嵐が自分に振り掛かった時、岩穴でじっと時を待ち、思案する事も必要。 嵐が通り過ぎた時、思いっ切り行動に出ましょう。 ...続きを見る

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2017/11/18 12:24
BL 1201 臆病な生き物
一度、人間が巣を見つけ、近づいた気配が感じられると、警戒し、二度と巣には戻りません。 多分、人間の匂いを感じるのでしょう。 我が子より、我が命を大事にする、臆病な生き物。 普段は、楽しく飛び回っているスズメやひばり達、台風の時どうするのだろうか。 台風を避け、遠くへ逃げるはずは無い。台風を避け、数十キロ先の島へ逃げ、翌日その島へ舞い戻って来る事は、とうてい考えられません。 それが証拠に、台風が過ぎ去った翌日には、元気よく飛び回っているのです。 その疑問は解けました。 ...続きを見る

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2017/11/18 12:14
BL 1200 間抜け
間抜けな鳥もいます。 ニワトリを野生化させた場合、卵を産む度に、必ず喜びの大声を「コケコッコー コケコッコー」と上げます。 カラスはその大声で、卵が生まれた事と、巣の場所を確認、労せずして、栄養満点な卵を頂戴。 ニワトリの馬鹿さ加減は、見て居られません。 他にも無責任な鳥がいます。 野生のハトは、人間に見つからないよう、細心の注意をし、場所を考え巣を作ります。 野生のハトの巣を見つけるのは、容易ではありません。 ...続きを見る

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2017/11/18 05:54
BL 1199 似た者同士
また、大空を飛び交う、ひばりを観察すると、巣へ入る時、直接巣には入りません。 わざと別な場所へ降り、茅の根を這って近づき、巣に入ります。 直接巣に入ると、カラスに巣の場所を狙われ、卵や雛を食べられる為、知恵を使っているのです。 しかし、巣から出る時は、直接飛び立ちます。 頭隠して、尻隠さず、の格言通り。 やる方もやる方、気付かない方も気付かない方。 どちらも、似たもの同士。 ...続きを見る

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2017/11/18 05:44
BL 1198 野良猫
子供の好奇心、色々な事に、疑問を感じます。 ひかるは、野生のハトを生け捕り、飛べないよう羽先を切り、ニワトリ同様、飼い慣らそう、と実験。 難なく飼い猫に食べられてしまい、小さなウズラですら、野良猫に襲われても逃げ切れるのに、何んでいとも簡単に食べられるのだろうか、と考えさせられました。 やはり、空を飛ぶ鳥は空で生き、たとえ小さなウズラでも、地上で生きる代々の知恵が備わっているのだなぁと感心。 ...続きを見る

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2017/11/18 05:34
BL 1197 三十本の矢
色々な問題があったとしても急ぐべきか、直接自分が実行すべきか、部下に振り分け、実行させて大丈夫かどうか、即座に判断し、指示して行けば問題にはなりません。 大事な事は、三十本の矢を描き、時差処理をして行く。 このような事は、決してコンピューターには出来ず、そこが知恵を使う人間の、偉大な要素ではないだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/18 05:24
BL 1196 同時進行
だいたいが十五から、二十班に分かれ、国内外取材、翌日以降の予定や下見、打ち合わせや段取り等、同時進行。 他にも兼務が多く、電話は鳴りっぱなし、客は順番を待っている状況。 目の回る忙しさでした。 これ程多くの問題をどう整理し、同時処理しているのか、コツを教えて欲しいと言われましたが、問題処理に、前記した通り、知恵を使っていた事が分からなかったようです。 ...続きを見る

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2017/11/18 05:14
BL 1195 調査を継続
将来、大きくなる問題でも、今は処理が出来ない、という場合は、担当者を置き、調査を継続。 後で経過を知らずに荒治療するのと、知っていてやる事では、処理方法に大きな差が出て来るのは当然。 男の働き盛り三十代、ひかるは八十人の部下を任され、下請けや外注を含めると、百数十人の仕事を処理していました。 ...続きを見る

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2017/11/17 17:54
BL 1194 伸ばすべき芽
良きリーダーに成れる人は、問題点を見つけられるか、処理出来るか、将来、伸ばすべき芽を見つけられるか、そして、育て大きく出来るか、という事へ、知恵をいかに絞り出せるかが、大事な要素ではないだろうか。 数年後に、大きな問題に成る、と判断したならば、担当者を置き、現状のまま大きくするな、と指示。 今は小さくても、将来大きな芽にしたい場合は、しっかり説明をし、目標を持たせ、担当させれば、芽は徐々に育って行きます。 ...続きを見る

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2017/11/17 17:44
BL 1193 時差処理
そして、30通りの問題すべてが矢と成り、自分の方へ向かって来ますが、すべての問題には時間差があり、その時間差を利用し、一つ一つ処理して行く。 100問題があったとしても、決して、処理不可能と言う事はありません。 今は小さな問題でも、将来は大きな問題になる場合もあり、それに対しては、今の内に手を打っておけば、大きくならずに済ます。 今は大きな問題でも、時間が解決し、消滅する問題もあるかと思います。 ...続きを見る

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2017/11/17 17:34
BL 1192 最良の方法
生きていく中、誰もが持って生まれた財産、知恵を使わない方はありません。 基本的な知識は、学校なり、本を読む事で得られますが、知恵は見方、考え方、立場や状況等で、十人十色。 絞り出せば出す程、無尽蔵に出て来ます。 親子や将来に関する問題等、少なく見ても、一人30以上の問題があるかと思いますが、一つ一つの問題に対し、いま採れる最良の方法。これしかない! 道を選んでみましょう。 30通りの、これしかない! があるはず。 後は、その最良の方法を実行するだけ。 ...続きを見る

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2017/11/17 17:24
BL 1191 背に涙・・・
母はいつまでも、生まれ育った南の空をじーっと見つめ、他を向こうとはしません。 懐かしい古里、遠い昔の事を思い出しているのだろうか。 首に抱き付く、か弱い両手にこもる力、島を手繰り寄せているのです。 大きくあえぎ、高まる息遣い、首筋に二つ、熱く伝わる、母の涙。 翌年、死に水も取れない、心を通わせる事すら出来なかった、永遠の別れとなり、生涯、拭う事叶わず、消す事の出来ない、涙を背負い続ける人生となってしまいました。 ・・親不孝 詫びる息子の 背に涙・・ ...続きを見る

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2017/11/17 17:14
BL 1190 侘び
全ての記憶を失った母に心は通じず、長き別離を償う、無言の歩み・・ 南国の陽射に、汗ばむ背中。 涙は止めどなく、踏み出す影へ、七つ・・八つ・・・・ 海を見下ろす丘の上、洗剤の如く押し寄せる白いさざ波。 波の足音は、ザザザーサー、ザザザーサーと浸み、身や心、砂浜までも洗い清めて行きます。 はるばる長い旅路を渡って来たのだろうか、風は優しくすれ違い、「風の渡り来る南、生まれ育った島、我が家があるんだぞ、風の行く先、東京があるんだぞ」と語りかけると、心が通じたのだろうか。 ...続きを見る

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2017/11/17 12:54
BL 1189 三歩歩んで立ち止まる
母子の心さえ通わせられないアルツハイマーの怖さ。 これ程辛くて、寂しい世界があるだろうか・・ 母の好物を、思う存分食べさせると、脅えが和らぎ、手を握れるようになりました。 そして、足腰の弱った母を背負い、散歩に出た時、あまりの軽さにつんのめり、三歩歩んで立ち止まる。 ランドセルの重さにしか感じられません。 ...続きを見る

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2017/11/17 12:44
BL 1188 無情の扉
母の事を思い出さない日は、一日たりとてなかった。 母とて、一日たりとも忘れなかっただろうに・・・ 会える日を、一日千秋の思いで待ち続けた母子。 何んで無情にも、鉄の扉が降りてしまったのだろうか。 子供達との離別生活、会いたい一心が高じ、アルツハイマーになったのだろうか。 待たせ過ぎた!許してくれ・・・ 母の為、何一つしてやれなかった、喜ばせてやれなかった悔しさに、懺悔の波は押し寄せ、断腸の思いに、唖然と立ちすくむだけでした。 ...続きを見る

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2017/11/17 12:34
BL 1187 母は母
子供の頃、怒られもしました。叩かれもしました。しかし、常に温かく見守る眼差しがあり、愛がありました。 命ある限り、我が身に限って、母の愛が閉ざされるなんて・・ まさかこのような親子の再会になるとは、一度も想像しなかった・・ 夢だに、見なかった・・ 母の元、一つ屋根の下で生活出来たのは、15歳迄。 人間、いくつになっても、母は母。 もっともっと甘え、お母さん、といっぱい呼んでやりたかったのに・・ 話したい事が、背負いきれない程、沢山あるのに・・ ...続きを見る

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2017/11/17 12:24
BL 1186 画像
懺悔の丘。 ...続きを見る

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2017/11/17 12:14
BL 1185 優しい母
何んで、息子を怖がるんだ! 何んでこうなってしまったんだ! 辛い時、孤独な時、いつも優しい母を思い出し、例え落ちぶれた姿でも、温かい眼差しで迎え入れてくれる。 どんな時でも、母にだけは信じてもらえる、という心の拠り所があったからこそ、今まで頑張って来れた筈なのに・・・ 元気な姿を見せ、喜ぶ顔が見たくて、頑張って来れたのに・・・ ...続きを見る

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2017/11/17 05:54
BL 1184 待ち望んだ対面
しかし、あれだけ待ち望んだ対面は、まさかと思われる再会となってしまいました。 すでにひかるの面影は、母の記憶の領域に、跡形もなくなっていたのです。 お母さん、帰って来たぞ! ひかるだぞ!と声をかけるにも後ずさりをし、部屋の隅へ逃げ、脅えて睨む、拒否する眼差し。 妖気すら漂う、一度も見た事のない視線でした。 ひかるが帰って来たんだぞ、と近寄れば近寄る程、恐怖の色は、濃くなるばかり。 ...続きを見る

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2017/11/17 05:44
BL 1183 恐怖の白衣?
母は晩年、アルツハイマーとなりました。 上京させるべく父を説得するにも、「母の面倒は自分が見る」の一点張り。 やむなく、石垣島の療養施設へ入所させました。 アルツハイマー特有のものなのか、白衣の医者や看護婦、薬を極端に拒んだとの事ですが、東京のひかるの所へ行けるんだ、と言うと、素直に病院や薬も受け入れ、見知らぬ人を捕まえ、東京のひかるの所へ行くんだと、口走っていたとの事。 日増しに容体が悪化している、との連絡に帰郷。 ...続きを見る

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2017/11/17 05:34
BL 1182 男泣き
少しは世の役に立っているのでは・・ 夢を追い続けて来た事は、間違いではなかった。 遥か南の島、南十字星を眺め、ランプの灯りで過ごした子供の頃が思い出され、映画が観れなくて悔しかった事。 数々の失敗をし、パスポートを握り締め、親と別れた事。 貧しくて辛かった東京での生活等が、走馬灯の如く通り過ぎ、日本の南端で動き出したこの鼓動、無意味ではなかった。 父よ! 母よ! この世に誕生させてくれて、ありがとう。 生まれて初めて、芯底湧き出る喜びを体験し、涙が出ました。 男泣きです。 ...続きを見る

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2017/11/17 05:24
BL 1181 コタツで映画
映写機の爪の噛み具合をニ、三度確認。 3秒前! 2秒前! 1秒前! スタート、オン! ・・大成功!! 遂に魔法の箱へ辿り着いた。 見果てぬ夢だと思っていたのに・・ 熱く込み上げるものがあり、私と同じ映画館に行けない子供達が、テレビで映画を観ることでしょう。 体が不自由な人で、映画館に行かなくても、家で映画が観られる。 病院で療養中の人も・・ お年寄りで映画館に足を運べない人も・・ 山間部の人も・・ 島の人も・・ この映画を、何百万人もの人が観ているのだろうか。 ... ...続きを見る

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2017/11/17 05:14
BL 1180 高鳴る胸
入社5年目、放送局では心臓部門の「テレシネ」職場へ配属されました。 放送開始から終了まで、交代制宿泊勤務がある、映画やアニメ、大量のコマーシャルなどを送出する職場。 数10台もの映写機がずらりと立ち並び、指定された映写機へ素材を装填。 魔法の箱の心臓部は、ミスが即全国へ流れ、緊張感がピリピリ伝わる職場です。 遂に自分自身の手で、フイルムをかけ、全国へ映画を流す時が来たのです。 興奮のあまり胸は高鳴り、震える手。 ...続きを見る

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2017/11/16 17:54
BL 1179 目は一つ
テレビカメラの目は一つです。 真実以外は写さない! 偽りや、まやかしは決して写さない! テレビマンとしての心構えが求められています。 そしてテレビは、自らの巨大な影響力を考え、巨象が踏みはずすことのないよう、勇み足のないよう、見つめ直す時期に来ているのではないだろうか。 その昔、「歌は世に連れ、世は歌に連れ」と言われました。 現在、「テレビは、世に連れ、世を写す鏡」となっています。 慎重なる番組作りをしてほしい・・・ ・・目は一つ、狙う真実、正義の目!・・ ...続きを見る

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2017/11/16 17:44
BL 1178 テレビマン
往年のテレビマンが退き、安直に考えるようになったのだろうか? 競争原理、視聴率主義が強すぎるためなのだろうか? 情報量が多くなり、不良品が出たのかは分かりませんが、気になる事件。 何があったとしても、人々の興味を無理に引く事のないよう、自然に共感され、興味を持たれ、納得してもらえる番組作りをしてほしいと、つくづく思うこの頃。 ...続きを見る

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2017/11/16 17:34
BL 1177 ジェットコースター
また、ジェットコースターへ乗る時は、落下物、小物などは、持ち込めません。 我々が取材する場合は、施設責任者と十分にチェック、間違っても素人が、真似をしない事です。 ねつ造テレビや、やらせテレビ事件などが、後を絶ちません。 テレビはわずか50年で、街頭テレビの時代から家庭へ入り込み、大きな影響力を持つ情報機関に育ちました。 子供達はテレビで育ち、教育にまで影響しかねません。 ...続きを見る

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2017/11/16 17:24
BL 1176 ルールやマナー
また、一、三塁にランナーが出、一打同点の時などは、盗塁をするのか、先にホームを突かせるのか、両監督の腹の内を読み、全スタッフが瞬時に連係プレー。 臨場感溢れる内容を放送。 他のスポーツのルールやマナーは勿論、政治経済、芸能界や水中撮影など、あらゆる分野の勉強。 そして、張り込み取材にいたっては、忍耐あるのみ。 ジェットコースター後ろ向き乗りで、フォーカス、ズーマーを自由に操作出来るカメラマンは、80人のカメラマン中、たった一人しかいませんでした。 ...続きを見る

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2017/11/16 17:14
BL 1175 至難の技
また、テレビマンの世界は、視聴者には考えられない、過酷な職場でもあるのです。 ジェットコースターの後ろ向き乗り、後ろ向き走りや、高所恐怖症の解消は勿論。 野球中継などでは、どこへ飛ぶかも知れないホームランボールを、一瞬たりとも、見逃す事は許されません。 小さなファインダーに望遠レンズ、当たった瞬間の初速度は想像出来るかと思いますが、球を捉え続けるのは、至難の技で、かなりの熟練を必要とします。 ...続きを見る

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2017/11/16 12:54
BL 1174 世の縮図
遺族の事を考えると生々しいことを書くと不謹慎ですが、何気なく見ると木の枝に肉片がぶら下がっていたり・・ ほんとうにスタッフの脳の構造が破壊されかねないのです。 極力対話をし、冥福を祈り、元気をとり戻させる迄には、1カ月必要でした。 世の悲惨な出来事でも、いち早く、正確に伝えるのがテレビマンの務め。 二度とあのような事故の起きない事を願うしかありません。 世の縮図を背負い、テレビマンは、今日も行く・・ ...続きを見る

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2017/11/16 12:44
BL 1173 事故取材
思い出したくない事件もあります。 雄巣鷹山日航機墜落事故。取材活動の帰社後、スタッフの食欲が進まず、落ち込みが、激しかった事には参りました。 真夏の出来事、犠牲者と、泣き崩れる遺族の姿が、あまりにも多過ぎ、山全体を覆う臭気と、霊気中での取材。 生々しい現場を見、精神的に受けたショックが、大き過ぎたのです。 食べ物を見ても、衣服を焼き捨てても、風呂に何度入っても、あの臭気が鼻にこびり付き、色々なシーンが蘇って来るのです。 ...続きを見る

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2017/11/16 12:34
BL 1172 人間セミ
他にもテレビの裏側には、色々なエピソードがあります。 鉄塔での高所取材時、スタッフが、本番終了までは無事でしたが、いざ降りる段になり、下を見た瞬間、高所恐怖症が走り、降りるに、降りられなくなりました。 下から声をかけるにも、見向きもせず、ボンドで貼り付けたのではないか、と思われるくらい、ベッタリしがみ付き、ワナワナと震える姿は、人間セミその物、お笑い番組のシーンのようで、笑ってしまいそうですが、命にかかわる一大事。 救出作戦は、大騒ぎになりました。 ...続きを見る

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2017/11/16 12:24
BL 1171 禁止用語
聞いただけで、金切り音が、奥歯から後頭部へ引っ吊る感じがし、一晩中、凍て付き、お願いだから、このセリフだけは、絶対にやめてもらいたい. と思いますが、これは、自分だけの問題ですので仕方がありません。 せめて、我が家のテレビだけは、このセリフを禁止用語とし、スピーカーから出ないよう、改造出来ないものか、と考える、寒がりやの小心者。 ...続きを見る

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2017/11/16 12:14
BL 1169 墜落寸前
氷や雪など、無縁の世界で育った人間が、冷凍倉庫へ入れ、と言われると、冗談抜きに、どうしても浮かんで来るのは冷凍人間。恐怖を感じ、拒否反応は間違いなく出て来ます。 もし皆さんが、これから乗る飛行機が、間違いなく墜落する、と分かっていても、乗らざるを得ない場合の事を想像すると、タラップを登る靴は、30キロにも感じるのではないだろうか。 ドアにしがみ付き、墜落寸前に、飛び降りたい心境になるかと思います。 ...続きを見る

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2017/11/16 09:19
BL 1166 冷凍人間?
テレビ界就職直後の昭和40年、晴海に新設された、零下30度という、冷凍倉庫取材に遭遇。 当時は、冷蔵庫自体の普及率は低く、冷凍室付の冷蔵庫は未発売。 冷凍という言葉すら殆んど使われていませんでした。 冷凍倉庫自体も、初めての開業で、大きな話題として、取り上げられたのだ。 常夏の地で育ったひかるには、零下30度という世界は、かつて今まで生きて来た中では、とても考えられず、即座にコチコチの冷凍人間にされてしまう事しか頭に浮かんで来ません。 ...続きを見る

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2017/11/16 09:19
BL 1170 身震いがするセリフ
ひかるにとって、冷凍倉庫は、このような間違いなく死ぬのではないかと、恐怖を感じるところで、今だに零下30どという言葉は、身震いがするセリフ。 嫌な番組に、冬の天気予報があります。 予報官が、「シベリアから、零下30度の寒気団が南下し・・・・・・」 ...続きを見る

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2017/11/16 09:19
BL 1167 語り種
いよいよ本番になり、意地悪にも女性レポーターは、奥の方へと入って行きます。 仕事なので、やらなければ、という意識はあるのですが、冷凍人間への拒否反応で足が竦み、何時でも逃げ出せるよう、入り口のノブに、しがみ付いているだけ。 本番が終ると、表へ飛び出すと同時に座り込み、二度とこのような仕事はやりたくない、と思いました。 周りからは、「テレビより、お前の恐怖に慄く顔が、一番面白かった」とからかわれ、今だに語り種。 ...続きを見る

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2017/11/16 09:19
BL 1168 画像
天気予報 ...続きを見る

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2017/11/16 09:19
BL 1165 美顔人「ビガント」
思わず拍手喝采、乾杯! 乾杯! と言いたくなる、素敵な女性には、「ビガント!、ビガント!」 と賞賛しようではありませんか。 現実は、オバタリアンなる言葉が流行っており、残念至極。 もし、オバタリアンと呼ばれる行動があったとしたら、即、反省すべきではないだろうか。 日本女性として、ビガント姿。 子供達に、見せつけよう。 世界へ、見せつけよう。 オバタリアンと、呼ばれるな! オバタリアンと、呼ばせるな! オバタリアンと、さようなら! ...続きを見る

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2017/11/15 17:54
BL 1164 国語採用
そして、しかるべき国語として定め、教育にも取り入れ、外国にもアピール。 小中学生の女の子達が、大人に成った時、あの総称で呼ばれるような、素敵な女性に成りたいと、自分を磨き、実現出来た時、本当に、幸せを感じるのではないだろうか。 個人的な提案ですが、清らかで、品位のある、美しい心の素敵な女性、美顔人(ビガント)、と称したらいかがでしょうか。 発音は外国人にも、受けるかと思います。 ...続きを見る

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2017/11/15 17:44
BL 1163 麗婦人
辞書には、貴婦人、麗婦人という呼び方はありますが、普段、素直に呼ぶには、ゴロ合いが、あまり良くありません。 素敵な日本女性を表現する、大事な言葉が、近代化から、取り残されているように思われます。 これで良いのだろうか? 女性の社会進出が著しい昨今、公式な場所やパーティー等で、素敵な女性に乾杯、と言う気持ちを表現出来る、総称が必要ではないだろうか。 女性議員は、すぐにでも実現すべきで、実現の暁には、第1号の総称で呼ばれる事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/15 17:34
BL 1162 男尊女卑
そして、女性は世の宝。 女性無しに世の中成り立たず、男女雇用機会均等法も出来、議員や管理職等、女性は、世の中を動かす大きな力となっています。 そして、所狭しと活躍する、素敵な女性が、大勢見られるようになって来たのも事実です。日本は、美を重んじる国柄。 昔の男尊女卑の悪習慣のせいなのか、素敵な女性に対する呼び方が見つかりません。 例えばアメリカでは、ナイスレディー、と呼ばれると、上品で素晴らしい女性、と言う事で、呼ばれた方も誇りに受け止めます。 ...続きを見る

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2017/11/15 17:24
BL 1161 因果応報
己の子の個性を一番知っている親が、その個性を後押しすることで、立派な人間に成るのです。 「子供は、親の背中を見て育つ!」 このままでは、どんな大人が出来上がるのだろうか。 因果応報は、巡り巡って来る。 苦労して育てあげた子供達に将来、オバタリアンと呼ばれ、平気でシルバーシートを占領する、大勢の娘さんが出来たのでは、皆さんが、結果的に辛い思いをするのでは無いだろうか。 娘よ! 貴方は、素敵な女性になれる! 決っして悪い点は、真似する事なかれ! 一歩引く、貴方の心美しい・・・ ...続きを見る

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2017/11/15 17:14
BL 1160 親の努め
おそらく、バーゲンやスーパーの限定品売り出し等で、早い者勝ちの行動が、何時の間にか身に染み付いているのであろう。 大売り出しは、直接財布に影響が出るのでやむを得ませんが、他での押しのけ、へし分け出る行動は今日限り止めて貰いたい。 娘が母親の行動を見て育ち、子孫末代まで引き継がれて行くのか、と思うと、空恐ろしくなります。 道徳や人生を教えるのは、親の努め。なまったれ親が事あるごとに学校を責めますが、学校は全ての子供を同一教科書で同じように教えます。 ...続きを見る

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2017/11/15 12:54
BL 1159 台無し
娘時代は、そうでも無かったはずなのに、自分さえ良ければいいのか、と聞きたくなり、切符を買う時、乗り物に乗り込む時も品のない素行に度々会い、やはりオバタリアンだと認めざるを得ない場面に出会うのは事実である。 何も先んじたからとて、長生き出来る訳ではなし。 飛び抜けて幸せとも言えないだろう。 綺麗な衣装を纏い、化粧をしたとしても台無しで、悲しい限りだ。 ...続きを見る

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2017/11/15 12:44
BL 1158 オバタリアン
現在、不愉快な言動ではあるが、オバタリアンが定着しています。 電車がホームに近づくと、周りをキョロキョロ、ソワソワ見、前の席が空くならともかく、所かまわず、空席を取らないと、人生が大損するかの如く、席を立つ人とぶつかり会いながらでも、席を確保する姿。 降りる流れに平気で逆らう姿。 ...続きを見る

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2017/11/15 12:34
BL 1157 二つの給料袋
妹は生涯、片足補装具で生きるしかありません。 補装具でも仕方ない、しっかり自分の人生を歩んで欲しい・・・ 決っして忘れない、あの時の笑顔を。 「兄ちゃん! 私、給料袋を、二つ貰えるように成ったのよ・・・」 ...続きを見る

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2017/11/15 12:24
BL 1156 家族の絆
おそらく我が家は、福祉の光の届かない、日本南端の、最も貧しい家庭だったでしょう。 障害者と両親が、貧しさゆえ、2千キロという壁を乗り越えられず、会う事叶わぬ状況下、幸せを求め続けた、家族の絆、障害者の励みになれば、と・・・ 最近、自分で決断し、実行する妹の姿を見る時、「この妹に幸多かれ・・」と祈る毎日。 ...続きを見る

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2017/11/15 12:16
BL 1155 障害者自立
しかし、見事に合格、「電卓のおかげだった」と、お礼の連絡に、心から祝ってやりました。 あえて妹の事を記したのは、障害の有無に関係なく、平等に与えられた、この元気に打ち続ける鼓動がある限り、自身の置かれている立場や状況を正面から見つめ、 鼓動に負けない、強い心、唯一最良の道を選択して行けば、素晴らしい人生が送れるものと確信し、体の不自由な人達が、一人でも多く障害を乗り越え、社会の一員として胸を張り、堂々と生きて行って欲しい、と願うからである。 ...続きを見る

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2017/11/15 05:54
BL 1154 銭湯
東京での生活、銭湯へ行くしかありません。 傷跡の多く残る、麻痺した足を人前にさらす事は、辛かっただろうに・・・ 耐えるしかなかったのです。 あれから何年か経った後、今度は、一級国家試験の更に上級、特級に挑戦するとの事で、ルートやパイ、微積分などの入り組んだ、ややこしい計算式を、どうしたら解けるのか教えて欲しい、と持ち込まれた。 特殊な電卓をプレゼントする。 問題は、どう考えても、大学卒業の学力を必要とした難問ばかりで、妹には不可能としか思えませんでした。 ...続きを見る

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2017/11/15 05:44
BL 1153 特級
しっかり自信をつけ、笑顔が戻った妹に、1番辛かったのは、何んだったんだと聞くと、体育の時間が1番辛かった。何度体育の時間がなくなればいい、と思ったことか、と小さな声での呟き。 島の広い運動場、友達が木登りをし、飛び回る姿、一人で見ているのは辛かった事だろう。 手術の傷跡が多く残る足を「よくも私の足、魚の腹わたを取るように、あっちこっち切り開いてくれたもんだ」と笑って言っていました。 ...続きを見る

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2017/11/15 05:35
BL 1152 アドバイス
10年以上もお世話になっている縫製制会社だけど、最悪の場合は、やめる事を覚悟し、講師の仕事を受けるべきだ、とアドバイス。 学校側からも縫製会社に口添えがあり、会社勤めと講師の仕事を両立。 一級縫製技能者、という事で、会社や得意先からも信頼され、サンプル品や高級品の縫製からサイズ直し、後輩達の指導、と忙しい日々を送っております。 ...続きを見る

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2017/11/15 05:23
BL 1151 技能検定試験
でも大事な時は、必ず相談をしてきたので、こんどのことは、たいした事はないだろう、とあまり心配はしませんでした。 数ヶ月経過後、妹が、縫製技能検定試験、国家試験に合格したので、祝ってやって欲しいと、友人からの連絡。 受験のため、部屋中問題を張り、教材などで、足の踏み場もなく、人を部屋に入れる状況でなかったとの事でした。 その内、母校の東京都身体障害者職業訓練校から、後輩達のため、週二日の実技指導と講義を引き受けて欲しい、と言われている、との相談。 ...続きを見る

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2017/11/15 05:14
BL 1150 悔しい思い
神様がいるなら助けて欲しい・・・ 妹のマヒした足を見るたび、動作を見るたび、涙が止まりませんでした。 ひかるより妹のほうが、悔しい思いを数千、数万倍した事でしょう。 不自由な体での行動範囲はわずが、車を自由に乗り回し、本当の足代わり、見聞きする喜びは、人生最大の喜びだった事でしょう。 免許取得から数年後、妹の友人から連絡があり、電話は通じるけど、部屋には来ないで欲しい。 来ても、絶対に、中に入れない、との事。 ひかるが電話をしても、同じ返事。 ...続きを見る

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2017/11/14 17:54
BL 1149 神さま・・・
片方の足でペダルをこぐ乗り方を必死に練習。 遊び盛りの姿を見、何んでこんな目に会うのか。 完全にマヒした足、妹は、いつも男の子のように、ズボンを履くしかありません。 他の女の子同様、スカートを履かせてやりたい・・ 何んで、スカートが履けない体になったんだ! 何んで3歳の女の子が、杖をついて歩かなければならないんだ! 何んの罪も犯していないのに・・・ 何んで幼い女の子に、過酷な試練を背負わせるんだ・・・ 何んで、不公平な扱いをされなければならないのか・・・ ...続きを見る

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2017/11/14 17:44
BL 1148 杖つく少女
やっと走り回れる3歳時、「兄ちゃん、遊んでくれ」と、追いかけていた姿が、思い出されます。 突然、引き付けを起こす程の高熱にうなされ発病。 妹は自分の2本の足で、元気に歩いた記憶は無いでしょう。 小さな島には松葉杖とてなく、竹すらありません。 まっすぐな木を与えると、船の櫂を漕ぐようについて、「兄ちゃん、遊んでくれ」と、追いかけて来るようになりました。 負けず嫌いで意地っ張りな性格、擦り傷やアザだらけになりながらも、右手で自転車のサドルにしがみ付き、左手でハンドルを操作。 ...続きを見る

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2017/11/14 17:34
BL 1147 行動範囲
無口で必要な事以外はしゃべらない、兄にすら一度も笑顔を見せなかった妹が、車庫入れで失敗した事や、S字カーブで踏み外した事など、笑顔でしゃべりまくっており、30年以上も背負って来た何かが吹っ切れた様子。 このきっかけが自信となり、妹の人生は大きく展開していきました。 車を購入、地方出身の同僚達と、お盆やお正月に友人の田舎へ同行。 色々な土地や人との出会いや、見聞あり。 車が本当の足代わりとなり、あっという間に、日本全国が行動範囲になったのです。 ...続きを見る

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2017/11/14 17:24
BL 1146 免許
会社の方には、兄からお願いしよう。長年働き、休暇の目的もはっきりしている事だし、理解してもらえるはずだと。 妹は最後に、全ての段取りは、自分一人でやってみる、と言って納得しました。 数ヶ月後、「取れた! 免許が取れた!」と、弾んだ声で連絡があり、祝ってやりました。 よほど嬉しかったのでしょう。 ...続きを見る

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2017/11/14 17:14
BL 1145 奨励制度
夢見る少女心のショックは大きく、お互い気まずい無言の一時があり、「帰る!」と一言残し、トコトコ出て行きました。 その後、数年間の音信不通があり、ひかるの方から連絡、「運転免許を取ったらどうだ」と持ちかけると、どうせ「障害者なのでしょ」と、蚊の泣くような小さな声での返事。 やはり数年もの間、その一言が、忘れられなかったのでしょう。 「障害者が免許を取得する場合、東京都には奨励制度があるし、大丈夫だ」と説得すると、長期休暇が取れそうにもない、との事。 ...続きを見る

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2017/11/14 12:54
BL 1144 誘い
数年後、同業他社へ転職した同僚から、「今までより条件が良いので来ないか、との誘いに乗りたい」との件で、相談。 無計画で、衝動的な行動に、思いっ切り叱ってやりました。 元気な友達は、あっちこっち転職するかも知れない。お前は障害者なのだから、他人の真似事はするな! じっと我慢しろ! と。 妹は寂しそうな、そして芯から怒っている、射抜く眼差しで睨みつけているだけ。 まさか兄から身体障害者扱いされるとは、思っても見なかった事でしょう。 ...続きを見る

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2017/11/14 12:40
BL 1143 乙女心
ひかる24歳。妹が上京するとの事。 友人、及び親戚がなく、優しい言葉をかけてくれる人も居ない、厳しい東京で生きて行けるのだろうか。 片方の足は完全に麻痺しており、パスポート持参。15歳の少女である。 しかし、妹は余り干渉されない東京で、ひっそり生活したかったのでしょう。 小さな島、偏見の中で育ち、生きる全て、唯一の頼りは、兄だったのでしょう。 幸いにも東京都の身体障害者職業訓練校へ入学、卒業後、訓練校の紹介で縫製会社へ就職。会社の寮へ入れました。 ...続きを見る

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2017/11/14 12:34
BL 1142 火風
台風通過後、しぶきで覆われた島全体が焼け野原の如く枯れてしまい、家畜はおろか、人間さえも生存が危ぶまれる状況。 もし、本土を雨を伴わない台風が襲った場合、しぶきは風に乗り、海岸線より数キロ内陸部まで運ばれ、枯れ野原化、膨大な塩害が出る事でしょう。 台風の雨は、しぶきを洗い流してくれる、人間や自然にとっては、大事な恵みの雨なのです。 この地方では、島全体を焦土と化す、からっ風台風は、ピーカジ(火風)と呼ばれ、大きな自然災害をもたらすものとして、恐れられています。 ...続きを見る

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2017/11/14 12:24
BL 1141 極限状態
台風に嫌という程痛めつけられようとも、島を出たくとも出れない。 引っ越しをする事など、とても考えられず、前にも行けず、後へも引けない、極限の状態にあり、ただ只、じっと時を過ごすしかない。 これしかない! 幼い頃抱いた失望感が無くなり、以後、立派な父に見えるようになりました。 また台風は、殆んど雨を伴いますが、子供の頃、雨のない、からっ風台風が襲いました。 ...続きを見る

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2017/11/14 12:14
BL 1140 馬鹿じゃなかろうか
台風は、間違いなく毎年来る。近所の人達は、このような生活に見切りをつけ、歯が抜けるように、島から出ていく中、何んで父もそのような生活を求めないんだろうか。 この父は、馬鹿じゃなかろうか、と言いようのない失望感に襲われました。 しかし上京後、必死に生きる中で、父の本当の気持ちが、理解出来るようになったのです。 当時は、妹の小児マヒが治せるものと信じ、手術の為 、全財産を使い果たし、日々の生計を維持する事すら必死だったのでした。 ...続きを見る

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2017/11/14 05:54
BL 1139 自然
単純過ぎる答えの様ですが、登山者に、何んで山に登るのかと聞いたとしても、山が有るからだという答えの如く、岩と波がある限り、千年先も、1万年先も、只、「これしかない!」と繰り返す。 自然の摂理だったのです。 そして、台風が過ぎ去った翌日、父が畑を見回るのについて行きました。 大切に丹精込め、育て上げた作物は、揺さぶられ、薙ぎ倒されています。 うつろな眼差しで、何やらブツブツ呟き、根本に盛土する父の姿を見た時、哀れで、かわいそうに見え、反面、怒りを覚えました。 ...続きを見る

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2017/11/14 05:44
BL 1138 これしかない!
この相反する変化に疑問を感じ、この二つの顔の持つ意味が、どうしても理解出来ませんでした。 しかし後日、過酷な試練を味わった時、自分なりの答えが出せたのです。 本当に苦しい時にとれる方法は、背を向けるか、前へ進むか、この二つしかないはずだ。 背を向ける事は簡単ですが、しゃにむに前へ進むしかない。「これしかない!」と、自身に確認出来た時、二つの顔に対し、自分なりの結論が出ました。 そうです。二つの顔には、何ら意味がなく、ただ、「これしかない!」 ...続きを見る

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2017/11/14 05:34
BL 1137 鬼の顔
そして台風通過後、一面に油を流し込んだような穏やかな水平線。 嵐の前の静けさ、という諺がありますが、嵐の後の静けさの方が、はるかに静かです。 なぜ、あれだけ熾烈な戦いをするのか? 静かにしていればいいのに・・・ なぜ無意味な戦いをするのか? 普段は遊園地であり、色とりどりの熱帯魚達が見せてくれる、アニメの世界。 穏やかで、母のように優しい海が、何んで異様な音を出し、激しく、恐ろしい海に変わるのだろうか? 激しさと静寂さが目の前に繰り広げられる時、静と動、鬼の顔と母の顔。 ...続きを見る

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2017/11/14 05:24
BL 1136 異様な音
人工的に作られた防波堤に叩きつける波は、30メートルものしぶきをあげ、音も想像出来るかと思いますが、大自然の熾烈な戦いは、えぐれた岩の横腹に、下からしゃくり上げる時、しぶきは粉末状に、前方へ飛び散るだけ。 搾り出れる音も、これまた想像も出来ない、炸裂、唸り声の異様な合体音。 巨大な鯨が、押し潰され、もがき苦しみ、訳の分からない、悲痛の叫び声を出している様にも聞こえます。 「ドキューン」 「ドズーン」、言葉では表現のしようがありません。 ...続きを見る

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2017/11/14 05:14
BL 1135 巨大台風
海鳴りは耳をつん裂き、雨は天から降らず、横から殴りつけ、風雲波は三つ巴となり、 巨大な洗濯機が渦巻き、暴走するが如く、自然の猛威を見せつけ、荒れ狂い、小さな島は恐れ慄き、震えているかのよう。 人間の存在は、あまりにも小さく、地面を這い、神とて何んら頼りになりません。 そして三つ巴となった風雲波の怒りの挑戦を受けて立つのもまた、大自然で、 どれ程痛めつけられようとも、負けるものか、と受けて立つのは、岩でした。 ...続きを見る

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2017/11/13 17:54
BL 1134 遊園地
普段は、波と岩が何気なく、仲よく調和しており、さざ波が、えぐれた岩の横腹をくすぐり、今は、眠たいから、くすぐるのはやめてくれよ、と戯れているように見えますが、 一度台風が襲い暴れだす時、目の前に現れた姿は、凄まじいものでした。 木々は否応なしに揺さぶり、ねじ伏せられ、風雲は、摩擦のあまり、雷音稲妻と化し、 海は、怒涛のうねりを片時も休む事なく送り続け、攻撃の手を緩めません。 ...続きを見る

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2017/11/13 17:44
BL 1133 難問
ひかるが中学生の頃、人生最大の難問にぶつかりました。 島の生活や子供達にとって、海は切っても切り離せない重要な存在。 都会の子供達が、公園や遊園地で遊ぶように、海と魚は、遊園地や動物園であり、熱帯魚と戯れ、遊んで育ちました。 しかし、一度台風が荒れ狂うと、恐ろしい海に変化します。 瞬間最大風速、70メートルの台風が暴れ狂った時の事を想像してみてください。 ...続きを見る

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2017/11/13 17:34
BL 1132 アメリカ?
また、日本のVTRが軌道に乗るやいなや、「日本の野球中継を、アメリカ大リーグ野球中継に負けない番組にしたい」という話が、ひかるに持ち込まれた。 アメリカと聞くだけで、「やってやろうではないか!」と即座に行動開始。 やっと野球にスローVTRが一台導入された時期だと言うのに、一気にスローVTR6台を導入し、当時、誰もが想像出来ない番組を作り上げたのである。 現在の野球放送の原点を、あっと言う間に作り上げ、業界人のど肝を抜いたのである。 ...続きを見る

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2017/11/13 17:24
BL 1131 試練
このままいけば、日本の放送業界は、儲けの大半をごっそり、アメリカへ上納する事になる。 反米感情の激しいひかるにとって、とても許しておけるものではない。 早速立ちあがったが、とても一人の力で太刀打ち出来るようなものではない。 それこそ、死闘と呼ぶにふさわしい試練が待ち構えている。 しかしひかるは、3年をもって、日本からアメリカ製VTRの影を抹殺する。 そして、5年後には、日本のVTRが、全世界の放送局を独占したのである。 ...続きを見る

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2017/11/13 17:14
BL 1130 後継機種
極めつけは、可搬型のVR3000という、旅行トランク大の機種で、アンペックス社とNASAが軍事偵察機搭載用に開発したという、当時の最先端技術が集約された機械だ。 キー局すら持てず、パビックという会社とひかるの八峯テレビしか持っていないため、ドラマロケやスタートしたVCM等で重宝されていた。 ひかるはこの機械で稼げば稼ぐほど、将来の後継機種を考えずにはいられなかった。 たぶん防衛庁やNHKも含め、国内には5台前後が導入されていたであろう。 ...続きを見る

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2017/11/13 12:54
BL 1129 VTR
ロケーションを多用した番組作り、ひかるにとって、それ自体は朝飯前の仕事だ。 並行して、大きな壁が目の前に立ちはだかったのである。 それは、VTRの問題だ。 当時日本では、アメリカアンペックス社のテープ幅2インチVTRが導入され、独占していた。 勿論、ローカル局では買えない代物で、キー局に5、6台納入されていたから、NHKも含め、国内には30台前後が導入されていたであろう。 なんといっても、目玉が飛び出る程の値段で、日本のメーカーでは、パテントなどがあって、真似の出来ない。 ...続きを見る

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2017/11/13 12:44
BL 1128 暴走
「飛び出したい人は、飛び出せ! 自分は最後まで残る、看板は俺がはずす!」と不動の姿を見せるひかるを見直したのである。 逞しく、一回りも二回りも大きく脱皮した姿で、全社員に号令を発したのである。 社長は、自分の人材登用が間違っていた・・と そして最後に言った。 責任は、すべて社長である自分がとる、社長の采配すべて任せる、存分に暴れてみろ・・と ひかるが思い切った、電光石火の行動が採れたのには、この暴走があったのだ。 ...続きを見る

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2017/11/13 12:34
BL 1127 熱意
どうせなら、半端でない覚悟を持って、一気に攻めよう、それしか道はない」 と説いたのである。 いや、間違いなく、説教だった。 あまりの熱意に社長は、反省をした。 飛び出した連中は、折あらば、更に社の弱体化をさせよう、取って代わるべく、虎視眈々と狙っている。 それに比べ、注目もされず、黙々と仕事をし、管理職の機会を与えられなかったこの男が、本気で社を憂い、例へどのような事があっても、最後まで残って踏ん張ると言い切る。 ...続きを見る

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2017/11/13 12:24
BL 1126 なだれ現象
ひかるにとって、その行為は許せなかった。 今まで従いて来た後輩たち、女房子供もいるだろうに・・ 自分の利益ばかり考えていいものか! と頭へ来たのである。 社の中心に座ると、ひかるは重役や社長を論破した。 そして社長には、三日三晩、いやと言われても追いかけ回し。 「取り巻く状況は最悪だ、しかし守りに回っていると、さらに社員は、歯が抜けるように引き抜かれていく、現在、3分の2の社員が残っているが、5割を切れば、なだれ現象になり、もう持たない。 ...続きを見る

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2017/11/13 12:14
BL 1125 パスポートから解放
そして、パスポートを焼き捨てた時、本土の同期の連中と論争も出来る、ケンカも対等に出来る、と目に見えない鎖の呪縛から解放されたのである。 そんな事は多分、体験した人にしか分からない事であろう。 そんな時、窓外族から、社の中心へ戻るはめになったのだ。 そしてひかるは暴走した。今度はいい意味での暴走だ。 同期の連中は、管理職として登用され、会社の経営にまで携わり、後輩達からは、一目もニ目もおかれていた。 それが、徒党を組んで会社に反旗を翻したのである。 ...続きを見る

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2017/11/13 05:54

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