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数年後に、大きな問題に成る、と判断したならば、担当者を置き、現状のまま大きくするな、と指示。 今は小さくても、将来大きな芽にしたい場合は、しっかり説明をし、目標を持たせ、担当させれば、芽は徐々に育って行きます。 将来、大きくなる問題でも、今は処理ができない、という場合は、担当者を置き、調査を継続。 後で経過を知らずに荒治療するのと、知っていてやる事では、処理方法に大きな差が出て来るのは当然。 男の働き盛り三十代、ひかるは八十人の部下を任され、下請けや外注を含めると、百数十人の仕事を処理していました。 だいたいが十五から、二十班に分かれ、国内外取材、翌日以降の予定や下見、打ち合わせや段取り等、同時進行。 他にも兼務が多く、電話は鳴りっぱなし、客は順番を待っている状況。 目の回る忙しさでした。 これ程多くの問題をどう整理し、同時処理しているのか、コツを教えて欲しいと言われましたが、問題処理に、前記した通り、知恵を使っていた事が分からなかったようです。 色々な問題があったとしても急ぐべきか、直接自分が実行すべきか、部下に振り分け、実行させて大丈夫かどうか、即座に判断し、指示して行けば問題にはなりません。 大事な事は、三十本の矢を描き、時差処理をして行く。 このような事は、決してコンピューターには出来ず、そこが知恵を使う人間の、偉大な所ではないだろうか。 |
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